今回のシャンパーニュ・クラスはアンリ・ジロー。
まずはカジュアルラインのエスプリ(ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%)、ブラン・ド・ブラン、エスプリ・ロゼ(ピノ・ノワール70%、シャルドネ22%にアイ村赤ワイン8% )と飲んで、そのあとプレステージのオマージュ・ア・フランソワ・エマール、フュ・ド・シェーヌとテイスティングをする。
エスプリのシリーズはどれもやわらかい口あたりで優しい雰囲気のシャンパーニュで、パーティーで最初に飲むのに良さそう。
創業者、フランソワ・エマールに捧げる、という名前のオマージュ・ア・フランソワ・エマールはアイ村のピノ・ノワール70%、シャルドネ30%というブレンドで、きめ細かな泡が印象的なエレガントなシャンパーニュ。こちらはぜひ軽めの食事などとゆっくり味わいたい。
そしてアンリ・ジローのトップ・キュヴェ、フュ・ド・シェーヌ2000のテイスティング。フュ・ド・シェーヌ(木樽)の名前の通り、樫の樽で1年熟成されたこのシャンパーニュは色も濃い黄金色で、香りもオークやナッツ、パン・グリエや熟した果実など複雑さが際立つ。
ただ何と言ってもフュ・ド・シェーヌを特徴づけるのはこの留め金。あの世界ソムリエコンクールでも、名だたるファイナリスト達が苦労して抜栓していたものと同じ形。24金メッキで出来ているこの留め金は昔使われていた古いタイプで、知らない人はどうやってあければいいのやら、と悩んでしまう。
正しいあけ方としては、ソムリエナイフで留め金を前へ押し出すように、あるいは少し捻るようにして外し、あとは普通にコルクを抜く、とのこと。
言われてしまえば簡単そうに聞こえるけれど、たぶんやってみるととても難しくて歯が立たないような気がするので、もう少し抜栓の修行を積んでから、また改めて飲んでみたい1本ということにしておこうと思う・・・。