普段あまり観劇に行くことはないのだけれど、イタリアものということで日生劇場で行われている「カエサル」を観に行った。
塩野七生原作の「ローマ人の物語」をもとにしたこの作品。共和制ローマの執政官ユリウス・カエサルが、ブルータスの刃に倒れるまでが描かれていて、松本幸四郎演じるカエサル以外にも、小澤征悦のブルータス、渡辺いっけいのキケロなど、大物俳優が脇を固めている。
内容や演劇としての評価は、いくつかあまり上手くいっていないのでは、というところも目についてしまったけれど、ローマ史を学ぶうえでは欠かすことのできないユリウス・カエサルの生涯と彼を巡るローマ人達の歴史。それを学ぶ上でも一度たどってみることは大事かもしれない。