la mia dolce vita

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カリフォルニアのピノ・ノワールといえば

2010-10-31 21:38:59 | vino (わいん)

ブルゴーニュの繊細なピノ・ノワールも素晴らしいけれど、カリフォルニアの比較的冷涼な地域で造られるピノ・ノワールにも秀逸なものがたくさんある。

その中でまずあげられるのが「カレラ」のワイン。

当主のジョシュ・ジャンセンが、ブルゴーニュでの修行後、一説にはDRC(ドメール・ド・ラ・ロマネ・コンティ)の苗木を持ち帰ってカリフォルニアで立ち上げたといわれる「カレラ」がピノ・ノワールで造るワインは、ジャンセン、セレック、リード、ライアン、ミルズなど、畑ごとの名前がつき、どれも味わい深く「単にジャムっぽく濃い印象のあるカリフォルニアのピノ・ノワール」とは一線を画している。

しかしここでお勧めしたいのは、これら畑名のワインではなく、もう少しカジュアルなセントラル・コースト。畑限定のブドウではなく、セントラル・コースト全域で買い付けたピノ・ノワールから造られているけれど、かえって畑名のワインよりも飲みやすく、抜栓してからすぐに香りが開いておいしくいただける優れもの。食べごろのプラムやチェリーなどの果実味と酸のバランスも良く、機会や合わせる料理を余り選ばない万能なピノ・ノワール。

お値段も、ピノ・ノワールにしてはかなりお手軽なので、何かおいしい赤ワインを1本と思った時には、ぜひご一考いただきたいお勧めのカリフォルニア・ピノである。