甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

二つのロビー

2021年03月21日 09時04分56秒 | 今日は怪獣日和!

 昨日、お昼に少しお出かけしましたけど、あとはずっとヒマ過ぎて、つまらない遊びで一日家にいました。もう少し、本を読んだり、片付けものをしたり、運動したり、歩いたり、そんなことができたらいいのに、結局何もしないで、「やれたらいいな」という気持ちだけで、簡単にできることだけをしていました。昨日、晴れたりしてたから、歩いたらよかったのにね。それをしないのが私なんですね。足腰も弱くなるわけです。

 そして、とうとう私の物心つくかつかないか、そういう幼いところのものを、とうとうyoutubeで見つけてしまったんです!

 それは、「鉄人28号」の第26話「ロビーの最期」(1964?)というものでした。

 ひょっとしたら、間違ってるのかもしれないけど、だいたいは幼い頃の記憶と一致するし、たぶん、そうなんだと思われます。


 世の中の平和を乱す敵として、人工知能のロボットのロビーというのが登場します。みるみる成長して、自らの力で新しいロボットを作り出し、鉄人たちに対抗する組織になりつつありました。謎のロボット軍団を作り出し、鉄人たちに挑んできていたようです。

 鉄人と、正太郎君と大塚署長は、とうとうロビーたちの隠れ家を探知機を使って見つけ出し、そこで一緒にいたドラグネット博士とも戦い、ロボット軍団は撃破し、ロビーは踏みつぶしてしまい、ドラグネット博士のロボットとは引き分けとなりました。

 ロビーの成長が如何なるものかを知りたかった博士は、研究対象のロビーが壊れたことで日本にいる必要がなくなったのか、そのままロボットに乗って立ち去り、事件は一件落着というお話でした。

 幼い頃の思い出は、ロボット軍団を作り上げたのが実はロボットだったという、小さい時の衝撃があって、それをもう50年以上記憶にしまってあったんですが、長いブランクを経て、ようやく確認できて、そうだったのかと割と納得したんでした。


 小さい時には、ロビーの最期というのが、かなり衝撃で、ただの小さなロボットなんだけど、それがすごくかわいそうだったから、ずっと憶えてたんだと思いますが、youtubeで見させてもらったら、簡単にやられてしまうし、あんなに弱い存在だったのかなと不思議な感じでした。

 とにかく、ショックを受けた映像を、オッチャンになって確認して、何だかやりきれない感じです。そんなものだったのか。そんなに大事件だったのか。何がショックだったんだろう。ロボットの死が悲しかったのか。確認はできたけれど、小さい時の私の心は帰っては来ないです。まあ、オッチャンが幼児の心を持てたとしても、それは怖いだけだし、仕方がないですね。



 そのちょっと前、BSでやってた「禁断の惑星」(1955)をチラッと見てたんです。そこにもロビーは出て来て、惑星アルテーア4に一人で住んでる博士のお手伝いさんロボットがロビーでした。

 移動するのが大変な、ヨチヨチ歩きなんだけど、頼りがいのあるしっかり者ロボットでした。

 禁断の惑星に、着陸した宇宙船のメンバーは、博士に出会い、少しずつ博士の能力の怖さを思い知り、やがては博士自身も、自分が怖くなって死んでしまうという内容だそうで、これも悲劇的な結末と、一部の熱狂的なファンを生み出した映像とで、人気のあるカルトムービーだったみたいですけど、これもやはり同じ構造になっていた。

 自らがよかれと思って突き進み、研究と独自の道に進んだ先は、自己矛盾になり、破滅がやって来る。そういう物語を何度も何度も見たり、聞いたりしてきたようです。


 私たちは、今も同じ道を歩いている気がします。いろんな人の思惑が絡み合います。みんなは、発展と希望と未来を信じて進んでいます。

 でも、それはどこかで限界が来てしまう。

 それを調整しようとする人がいて、そういうのを無視して強気な姿勢で通そうとする人がいる。そういうポーズばかりではなくて、内容のある、あたたかみのある、友好的なつながりができてほしいけれど、簡単には望めそうにありません。

 破滅しないためには、折り合いが必要なんだろうか。勧善懲悪の世界にはそういうのは必要ないけど、現実の世界では、みんなにどう非難されようが、折り合いをつけて、少しでも被害が少なくなるように人類の知恵を生かしてほしいんだけどな。


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