甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

悲しいのに涙も出ません。

2022年03月08日 20時40分51秒 | 戦争と平和

 とても悲しい気持ちです。でも、涙は出ません。

 泣いてちゃいけない気持ちになります。現場にいたら、泣きながら走ったり、誰かの手を引いたり、子どもを抱き起こしたり、誰かに手を引っ張られたりしながら、涙を流しはしてるけど歯を食いしばっているでしょうか。いや、涙は枯れてるかもしれない。水分も足りないでしょう。

 避難できない子供病院の子たち、この子らを看護するために、看護師さんたちは治療もできないけれど、見守り、一緒に逃げ、小さくなってたりしているようでした。
 「21世紀なのに、どうしてこんなことが起きているの!」と看護師さんは訴えてたけど、今世紀に入ってからも、こういうことはずっと続いていたと改めて思います。

 シリアでも、イラクでも、アフガニスタンでも、ミャンマーでも、スーダンでも、アフリカのいろんなところでも、ずっと続いていたと思います。ガザ地区もずっと。

 中国でも、合法的に命や民族の存在を奪うことも平気で行われていると思います。殺人はしていないかもしれないけど、命や命のタネは奪い続けている。



 21世紀は、分断の時代でしたね。一つになろうとする流れに逆らって、分断し、格差が広がり、持てる者はもっともっとと欲望を拡大化させてきました。見えないところでそういった人たちは肥大化し、欲望はとどまらなくなりました。人に危害を与えることもしばしばでした。

 そのシンボルがトランプさんであり、中国共産党であり、日本の一部の為政者たちだったのかもしれません。みんな誰かの利益の代弁者として、囲い込んだ人々だけはとにかく幸せにしなくちゃという理屈で、他者を虐げることを平気で行ってきました。そんなのはしあわせではないはずなのに、誰かを虐げることで幸せになった気にさせるなんて、ひどい手法です。こんな手法が今でも使われています。

 トランプさんは、自分がふたたび大統領になれるのなら、最後のチャンスにかけて民衆を扇動し、ホワイトハウスに人々を乱入させました。人々を武器にして自らの権力を取り戻そうとした。

 人々こそかわいそうで、結局何も起こらなかったからよかったけれど、アメリカの政治の危うさは、遠くの日本でも感じることができました。

 トランプさんの欲望のためには、すべての暴虐・暴動・暴走は許される。被害者が出てもそれは知らない。人々が暴走したから、それだけ人々は求めていたのだとウソぶいたとしても、結局はトランプさん個人の政権欲でした。



 アメリカはそれをストップすることができた。中国は、共産党が今も集団で暴走しています。習近平さんがいなくなっても、おそらく次の指導者が共産党の欲望を守り続けるでしょう。

 中国は、いつか共産党がパンクするまで、今のままで民族の独自性を認めず、中国は一つということで進むでしょう。中国も百年前は一つの国ではなく、南と北ではことばも違うし、満州族の世界があり、朝鮮族の世界もあり、西側の諸民族、チベット族、いろんな世界があったのです。でも、共産党の強い意志で一つの中国になってしまいました。

 いつか見直しの時期は必ず来ると思いますが、同化政策と言語の抹殺をしているはずですから、ウイグル族の人々なのに、ウイグル語がしゃべれない人々ばかりになったら、それでもアイデンティテイは残るのか、私には分かりません。でも、自分たちの言語を取り戻せという動きはいつか起こると信じたいです。



 ロシアは、ひとりのプーチンさんの独裁欲で今回の戦争を起こしました。経済制裁があろうとも、ウクライナの人々を全滅させてでも、プーチンさんの欲望を達成するまで続ける気がします。

 ウクライナの人々は、プーチンさんを信じないという点ではっきりしたと思います。プーチンさんは、モスクワの城壁の奥の方からひたすら絶滅せよと命令しているようです。

 世界は、それをわかっているのに、止めることができないでいる。

 無視はしていないけれど、どうしたらいいのか、何ができるのか分からないでいる。日本政府は防弾チョッキを送ることにしたそうです。ちゃんとみんなに届くのか、それが心配だけど、とにかく動いて見せた。もっともっといろいろな方法を考えてもらいたい。

 戦争は何の解決にもならない。プーチンさんは二十年後にはこの世にいないでしょう。そうしたら、改めて彼の起こした戦争を反省し、ロシアの人々はウクライナの人々に謝罪し、元には戻れないけど、新しい関係を作り直してもらいたいです。

 それは二十年後です。今は、この戦争をどうしたら止められるか、ロシアの人々がどれくらい立ち上がるのか、世界がどんなアクションを起こすのか、何かしなくてはいけないです。私も何かしたいです。

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