名古屋から金沢まで、特急しらさぎは走っています。でも、これもあと少しで終わってしまいます。すべて敦賀で止められて、そこから先は新幹線に乗り替えなきゃいけない。
どうしてこう私たちの社会って、すべてを新しいものに切り替えなきゃいけないんだろう。
新幹線が敦賀まで来たとしても、一部の特急は金沢まで走れるように運用すればいいのに、それを許さなくて、金沢から敦賀までの北陸本線は第三セクターで地元移管にさせられるんでしょう。だから、ＪＲ東海として関われるのが敦賀までなので、そこから先は地域で頑張ってもらうしかないという、一つの切り捨てになるのでしょうか。
儲かるところは保持するけど、儲かる見込みのないところは地元任せにする。そもそも意志がなかった地元は、何となく今まで通りの経営をしようとかするから、立ちいかなくなるのは当たり前です。
地元として石川県のもと北陸本線と富山県の北陸本線をつなぐ快速や特急を作ろうとか、金沢からいくつかの鉄道会社を連絡して天橋立まで直通運転するとか、そういう企画は、たぶんあると思うけれど、どれも実現しないはずです。壁になるのは会社の壁です。小さく小分けされた会社は、その連携を図ろうとしたら、なかなかカベが壊せなくなるようです。
それではお客としてはつまらないけど、仕方なく新幹線でも乗るか、となるんでしょう。新幹線は乗り心地はいいかもしれないけど、お金は高いし、味わいみたいなのはないし、ただの移動手段になってしまうでしょう。
旅を、そんな移動するだけ、途中は要らないなんて、そんなのどこへ行っても同じだし、ありふれたものしか見つからないし、最初から決まったものを通過するだけじゃないのかな。
あまり大したことは言えないけど、あと一回しらさぎに乗って金沢に行きたかった。さて、はたしてそれは実現するのかどうか？
土日は大阪の実家に行ってきます。月曜日にまた復活します。みなさま、よい週末を！ 花粉も飛び始めています。何だかイヤだけど、とにかく行ってみます！
