甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

こんなに愛しても……、ひとりボッチ!

2022年08月02日 19時54分21秒 | 私たちの社会・世界

 米原万里さんって、大事な方だったのだと改めて思っています。うちには本が三冊しかないけど、もっと他のも読みたくなりました。

 でも、彼女は翻訳の仕事はそんなにしていないのかもしれません。それよりもライブで、日ロの危ない橋を渡る作業をサポートしてるのが忙しかったかな……。とにかく、ライブで通訳の大変な仕事をされた方でした。

 だから、自然と国際関係や日本の位置というのが見えてきたのかもしれません。日本の世界での位置について書いておられました。

 男を追いかけてはいけない。男からは逃げることこそ、男をつかまえるコツなのだ、とすでに二〇歳前に目覚めていたわたしではある。しかし、どうもいまだに上手くいかない。わたしは逃げるのだけども、相手が迫ってこないのだ。

 これは私にはわかりません。男は、せいぜい付きまとうだけしかできないと思います。そして、「キライ」「イヤだ」という言葉をもらって、スゴスゴと引き下がるんでしょうか。

 ここから日本の位置について、話は飛びます。

 たとえば、突然飛躍して、わが国の外交の基本とも礎(いしずえ)とも言われる日米関係、絶対的圧倒的に日本側からの一方的片思い、報われない思いやり、反論なしの唯々諾々、善し悪し見境ない追随なのである。ひと頃「NOと言える日本」なんて本がベストセラーになるほど、日本の対米追随ぶりは醜悪このうえない。しかも、そんな日本を、いやむしろ、そんな日本であるからこそ米国は軽んじているし、侮ってもいるのは(その具体例は際限ないのでイチイチあげない)、至極当然の成り行きだ。

 こんなに日本ってG7とか、NATOとか、いろんなところに顔を出しているのに、それでもみんなから軽んじられてしまうの? どうしてなんだろう。主体性がない、というのは絶対にありますね。アメリカと違う路線に行ってみるということは絶対にないのだから、いつまでたっても「ゴマメ」「みそっかす」ですよね。

 わたしだって、あなただって、そういうタイプは一人前の恋人扱いしないでしょうが。虎の威を借る狐タイプが、決して愛されず、尊敬されないのは、国際社会でも例外ではない。米国だけでなく、他のすべての国々にも軽蔑されていることは、国際会議に出てみれば、よほど鈍感でない限り、ひしひしと感じとれる。人も国も自己を尊敬しないものは、他者からもさげすまされるのは必至。

 米原さんは、国際外交の現場にいたんですね。そして、みんなから軽んじられ、バカにされ、どれだけ経済云々してみても、適当に聞き流されている自分たちというのを意識せざるを得なかったそうです。

 ああ、いずみさんが歌ってます。♬ホール(ド)ミー、そばにいて……
こんなに愛しても、あなたは何だか心が浮ついてる、だなんて、いずみさんを悲しくさせたヤツは誰なんだよ、と言いたいですけど、もうそれも仕方ないか。私には何にもできないもんね。

 今から、世界で愛される私たちになりたいなあ。

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