http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/186421
したたか小池百合子氏 “泡沫”都知事候補の演説会ジャック
2016年7月26日
すっかり“応援弁士”状態だった山口敏夫氏(左)/(C)日刊ゲンダイ
すっかり“応援弁士”状態だった山口敏夫氏(左)/(C)日刊ゲンダイ
ホント、自己PRにだけは長けている。小池百合子氏が“泡沫”候補のために開催された演説会に乱入し、おいしいところを全てかっさらっていった。
25日、新宿駅西口で行われた「街頭立会演説会」。候補者のひとりである山口敏夫元労働大臣(75)が主催したもので、趣旨は、主要3候補以外の主張を訴える場を設けることだった。12人の候補者が順番に登壇した。主要3候補のうち唯一参加した小池氏は、予定時間に大幅に遅刻。11番目に立った山口氏の演説が終わる直前に、勝手に街宣車によじ登り、“大トリ”の座を奪ったのだ。
演説で鳥越俊太郎氏と増田寛也氏を批判していた山口氏も、「本当は小池さんの批判もしなきゃいけないんだけど、まあ目の前に来ちゃったので……」と困惑。結局は「小池さんほどの胆力がないと、森喜朗や内田茂といった悪の枢軸と対決できない」と持ち上げざるを得なかった。
小池氏はというと、演説を終え街宣車を降りようとする山口氏をわざわざ呼び止め、並んで演説。すっかり山口氏を“応援弁士”として利用していた。最後は、「都知事選は山口先生……ではなく小池百合子に投票してくださーい」と言い残し、退散。“泡沫”候補の舞台まで“小池劇場”に利用したわけだ。
ところで、いまネット上では主要3候補以外の、“第2集団”に注目が集中。誰が“第2集団”のトップになるか、大激戦になっているという。
立会演説会で、12人中最も会場を沸かせたのは、幸福実現党の七海ひろこ(31)だ。発言するたびに万雷の拍手が湧き、「うおーっ!」「ガンバレー」と声が上がり、アイドルのコンサート状態。「NHKをぶっ壊す!」とぶち上げた立花孝志元船橋市議(48)に対しても、「いいぞ!」と合いの手が入った。
「主要3候補に次ぐのは、ジャーナリストの上杉隆と在特会元会長の桜井誠、スマイル党総裁・マック赤坂の3人。マックは20歳未満の女性からの支持が増田と横一線。桜井も20代男性の支持が鳥越を上回ったといいます」(都政事情通)
個性派揃いの“第2集団”も、意外な票数を獲得するかもしれない。
したたか小池百合子氏 “泡沫”都知事候補の演説会ジャック
2016年7月26日
すっかり“応援弁士”状態だった山口敏夫氏(左)/(C)日刊ゲンダイ
すっかり“応援弁士”状態だった山口敏夫氏(左)/(C)日刊ゲンダイ
ホント、自己PRにだけは長けている。小池百合子氏が“泡沫”候補のために開催された演説会に乱入し、おいしいところを全てかっさらっていった。
25日、新宿駅西口で行われた「街頭立会演説会」。候補者のひとりである山口敏夫元労働大臣(75)が主催したもので、趣旨は、主要3候補以外の主張を訴える場を設けることだった。12人の候補者が順番に登壇した。主要3候補のうち唯一参加した小池氏は、予定時間に大幅に遅刻。11番目に立った山口氏の演説が終わる直前に、勝手に街宣車によじ登り、“大トリ”の座を奪ったのだ。
演説で鳥越俊太郎氏と増田寛也氏を批判していた山口氏も、「本当は小池さんの批判もしなきゃいけないんだけど、まあ目の前に来ちゃったので……」と困惑。結局は「小池さんほどの胆力がないと、森喜朗や内田茂といった悪の枢軸と対決できない」と持ち上げざるを得なかった。
小池氏はというと、演説を終え街宣車を降りようとする山口氏をわざわざ呼び止め、並んで演説。すっかり山口氏を“応援弁士”として利用していた。最後は、「都知事選は山口先生……ではなく小池百合子に投票してくださーい」と言い残し、退散。“泡沫”候補の舞台まで“小池劇場”に利用したわけだ。
ところで、いまネット上では主要3候補以外の、“第2集団”に注目が集中。誰が“第2集団”のトップになるか、大激戦になっているという。
立会演説会で、12人中最も会場を沸かせたのは、幸福実現党の七海ひろこ(31)だ。発言するたびに万雷の拍手が湧き、「うおーっ!」「ガンバレー」と声が上がり、アイドルのコンサート状態。「NHKをぶっ壊す!」とぶち上げた立花孝志元船橋市議(48)に対しても、「いいぞ!」と合いの手が入った。
「主要3候補に次ぐのは、ジャーナリストの上杉隆と在特会元会長の桜井誠、スマイル党総裁・マック赤坂の3人。マックは20歳未満の女性からの支持が増田と横一線。桜井も20代男性の支持が鳥越を上回ったといいます」(都政事情通)
個性派揃いの“第2集団”も、意外な票数を獲得するかもしれない。