NHKの第2放送月~金午前9時45分から10時まで朗読の時間があります。
今は壷井栄著「二十四の瞳」を俳優の藤澤恵麻さんが読んでいます。
今日は11回目がありました。とてもしっとりした読み方で、聞いていてすっと頭に入ってきます。感情移入できて、気持ちがいいです。
有名な映画があるのは知っていましたが、見たことはなく、原作を読んだこともありませんでした。
でもこの朗読を聞いて、読んでみたくなりました。
この番組の最初の方は聞いていなかったので、青空文庫でこの小説をさがしたら、ありました、ありました。
早速ダウンロードしたので聞き逃してもいつでも読めます。
小説の続きが気になるので先の方まで読みましたが朗読で聞く方がずっと素敵です。
読み方がさすが俳優さんでアナウンサーさんよりずっと上手だと思います。
小説の舞台は小豆島の寒村ですが、ちょうど義母が小学生のころの時代のことですから、尾道の寒村でも同じようなことがあったのではと思えます。
義母は一番上の長女なので、学校から帰ったら、弟や妹をいつもおんぶしたままほかの子と遊んでいたという話は何度も聞きましたがこの小説でも子供たちは同じでした。
家の手伝いをみんなさせられるのです。
子どもたちは、藁草履を履いて学校へ行くのですが、この小説では5年生になるとみんな編み方を習うとありました。義母は祖父に編んでもらっていたそうです。
小説の少し先ですが、生徒の一人、松江という女の子の母親がお産をしたあと亡くなるシーンがありました。
赤ちゃんもすぐではないけれど後で亡くなっています。(赤ちゃんの名前はユリエだったそうです!)
義母も小学校高学年のとき、母親をお産で亡くしたので上の学校に行かれず、家の手伝いをしたそうです。
ラジオの放送を忘れないで、続きを楽しみに聞くつもりです。