風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽書き雑記「ブラシノキの花と印象的なハイビスカスに出会う=名古屋・東山動物園と植物園温室で」

 名古屋・東山動物園のコアラ舎前の通りで、真っ赤な花が咲いているのが目に止まりました。
「ブラシノキだ」。見たのは初めてですが、色・形とも先日、どなたかのブログで拝見した花と同じだったからです。

ブラシノキはコアラの故郷、オーストラリアの原産。コアラ舎に添うように、計10本ほど植えてあり、ガラス瓶などを洗うブラシにそっくりの赤い花が、枝をブラシの棒のようにして咲いています。

年に5~6回は訪れる東山動植物園は、文字通り動物園と植物園が一体になっています。だから、動物園では春のサクラ以外はどんな花木があるのかなんて考えたことはありません。
ブラシノキの存在も、ブログで目にしていなければ見過ごしていたでしょう。そんなことを考えているうち、思いつきました。

「きょうは動物たちには失礼して植物園に行き、しかもこの時期には入ったことのない温室を見てみよう。どんな花が咲いているか楽しみだ」
ここ数日、名古屋の気温は30度前後と7月並みの暑さ。そんな日に温室見学とは、いささかあまのじゃく的かもしれませんが、温室へ入ると直射日光がなく周りの木々の蔭があって、ホッとしたのは新しい発見でした。

いくつもの部屋のある広い温室ですが、案の定、目に入る花は時期を過ぎたようなブーゲンビレアと赤いハイビスカスぐらい。サボテン類にも花は見当たりません。
「温室より外の気温の方が高いぐらいだから、当然だよな」と考え始めた時、大きな白い花に目がとまりました。

ハイビスカスのようですが、初めて見た品種のようです。木に一輪しか咲いておらず、これも時期の終わりかもしれませんが、白に淡いピンクが入ったような柔らかな色調が印象的です。
名札には「園芸品種 “ミス・ウエノ”」とありました。

他にも、原産地の中南米では絶滅危惧種Ⅱ類になっている「キリモドキ」というノウゼンカズラ科で、桐の花に似た青い筒状の花も。池には小さな5枚の花びらからなる「ニンフォイデス」の1種だという水生植物など、見たことがなかった花に出会いました。


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