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風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「ヒロバマウンテンミント」

2023-07-30 06:45:36 | 日記・エッセイ・コラム

 

むせかえる暑さの中で、涼しげな色と香りを振りまく宿根草。何年も前に知人から苗を貰い、自宅庭の一角を陣取って生えているのに、調べ方が悪かったせいもあって、これが「ヒロバマウンテンミント」という名前だと知ったのは、つい最近のこと。鶴舞公園にある緑化センターのハーブ類が植えられた花壇で見かけたからでした。

草丈70㌢ほど。アメリカ原産のシソ科。茎の頭部や葉の腋に直径1㌢ほどの平べったい塊のような花序をつけ、小さなピンク色がかった花弁が見えます。花序の下につく葉に似たベルベットのような銀白色の咢が魅力的。かなり強靭で繁殖力もあるので、時おり引き抜いています。
花言葉は美徳、貞淑だそうです。

 

 


楽書き雑記・この時期この花壇「暑さに強い草花がスクラム」

2023-07-28 06:13:50 | 日記・エッセイ・コラム

 

この時期の花壇を彩るのは、当然ながら猛暑に強い草花たち。名古屋・名城公園のフラワープラザ前の寄せ植え花壇も、照り続ける強い直射日光をもろともせず、秋まで咲き続ける草花たちがスクラムを組んでいます。

こんもりとした緑色が見事なコキア。南ヨーロッパの原産地から平安時代の伝来し、「ホウキグサ」の別名通り、箒の材料にもなってきました。黄金色のマリーゴールドと並ぶ赤いベゴニアも、一般的なベゴニアより暑さに強い品種が植えられ、サマーウイングの名もあります。

カスミソウに似た小さな花のユーフォルビア・ダイヤモンドフロストは、暑さにも乾燥にもめげません。スミレのような青い花は、スーパートレニアカタリーナ。花壇の周りを爽やかに包んでいます。

 

 


楽書き雑記「頼もしいアベリア」

2023-07-26 06:47:09 | 日記・エッセイ・コラム


派手さはありませんが、暑さにも寒さにも、そして病害虫にも強く、春から秋まで半年近くも咲き続ける可憐な花。剪定も容易なので道路沿いや公園などの垣根に、よく見かけるアベリアです。

名古屋・庄内緑地公園の散歩道にも数カ所に、白やピンクの垣根があります。
日本や中国、ヒマラヤなどに野生種があり、日本には4種類が自生しているとか。花後に残る咢が羽根つきの羽根に似ていることから、ツクバネウツギの別名も。花言葉は謙虚、強運だそうです。

 

 


楽書き雑記「秋まで咲き続けるコダチフヨウとブッソウゲ」

2023-07-24 06:54:27 | 日記・エッセイ・コラム



姿や形、色が姉妹のようなコダチフヨウとブッソウゲが、名古屋・鶴舞公園にある緑化センターでも夏の代表花として来園者を迎えています。

庭に植えられたコダチフヨウは、樹木のフヨウと草花のアメリカフヨウを交配した園芸種。秋になるまで2㍍ほどの花茎に毎日、新しい真っ赤な花を咲かせます。

ハイビスカスの名前で知られるブッソウゲは温室で。こちらも一日花として秋まで情熱的に咲き続けます。

コダチフヨウ

ブッソウゲ

 

 


楽書き雑記「ポロン、コロン、ポロン、コロン」

2023-07-22 06:26:59 | 日記・エッセイ・コラム


ポロン、コロン、ポロン、コロン・・・。
名古屋・鶴舞公園のスイフヨウ園から、こんな音色が聞こえてきました。園の中央に作られたタテヨコ2㍍、長さ10数㍍の木枠のトンネルに吊るされたたくさんの風鈴からでした。

風鈴には金魚や朝顔が描かれ、いろんな色や模様の短冊が風に揺れています。材質の違いからか、風鈴の音色は子どもころから聞いてきたのとは少し違いますが、軽やかで涼しげな感じです。
スイフヨウの蕾は例年通り順調のようです。来月の上旬には、1輪2輪と開花が始まるでしょう。

 

 


楽書き雑記「猛暑を避けて温室に」

2023-07-20 06:29:36 | 日記・エッセイ・コラム

この時期、名古屋市内の公園を訪ねると、よく立ち寄るのが温室です。
冷房が効いているというわけではありませんが、天井まで伸びた蔓性植物などが直射日光を遮り、涼しい水の音も聞こえるからです。それに、屋外の花々が端境期なのに、ここには結構いくつかの草花、それも比較的花期の長い花が咲いています。

名古屋・庄内緑地公園の温室で花期の長い3つの花を撮ってきました。
入口で迎えてくれる鉢植えの真っ赤なペンタス。和名ではクササタンカといい、5枚の花弁の小さな星形の花が咲いています。

真っ白な咢と先端に咲く赤い花が可愛いゲンペイカズラ。熱帯西アフリカ原産で9月まで咲くそうです。
蔓性植物で青い花を咲かせているのはツンベルギア エレクタ。西アフリカ原産ですが、熱帯・亜熱帯に100種ほどの仲間があるそうです。

ペンタス

ゲンペイカズラ

ツンベルギア エレクタ

 

 


楽書き雑記「この時期、この花壇・名城公園」

2023-07-18 06:19:24 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋・名城公園のフラワープラザ周辺や中央広場、オランダ風車の花壇も、夏から秋にかけての装いです。

青紫のサルビア、黄金色のマリーゴルド、炎のようなケイトウ、6種類の色があるルドベキア,赤や黄色の大きなカンナ、小さな花が寄り集まったバーベナなど。照り付ける日差しを浴びて、次々に花数を増しています。

 

 


楽書き雑記「庭のオニユリ」

2023-07-16 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

オレンジの花弁に、いくつもの黒い斑点。自宅庭に咲くオニユリです。

狭い庭なので、オニユリはアジサイと同居していますが、ことしはアジサイが例年にない勢いで領域を拡大。あおりを食ったオニユリは、花期を過ぎたアジサイの葉陰から顔を出すように咲いており、花数も例年の半分です。

 

 


楽描き水彩画「スケッチ取材で名古屋港水族館」

2023-07-14 06:46:17 | アート・文化



水彩画教室のスケッチ取材で名古屋港水族館へ。何度も訪ねているところなので、魚はイワシのトルネードぐらいにとどめ、あまりよく見ていなかったコーナーを中心に歩いてきました。

色とりどりのサンゴで埋まる水槽、高い天井の部屋に展示された巨大なクジラやウミガメの骨格標本、魚たちに囲まれて続く水槽内の清掃作業など、絵に出来るかどうかはともかく、なかなか勉強になりました。

 

 


楽書き雑記「真夏の巨大花タイタンビカス」

2023-07-12 06:31:03 | 日記・エッセイ・コラム

2㍍以上もの草丈に、ハイビスカスの親玉のような花径15~25㌢もの花を咲かせるタイタンビカス。名古屋の名城公園を訪ねると、花壇で真っ先に迎えてくれました。

10数年前、アメリカフヨウとモミジアオイの交雑種として生まれ、巨神タイタンにちなんでタイタンビカスと名付けられたこの花。強健な宿根草なので、毎年、真夏の花壇のスターの座を守っています。

一日花ですが、9月末まで花を次々に咲かせ、その数は1株あたり200輪以上も。大望・気高く威厳に満ちた美・豊穣などの花言葉もあります。

 

 


楽書き雑記「猛暑期を彩るムクゲ」

2023-07-10 06:40:40 | 日記・エッセイ・コラム

先日掲載したノウゼンカズラと同様に、名古屋の庄内緑地公園に咲く猛暑期を代表するムクゲの花です。
ノウゼンカズラと同じ中国原産の1日花ですが、毎朝新しい花が次々に咲き、しかも花期が長いとあって、花の端境期を彩る貴重な存在です。

直径8㌢前後の5弁花。真ん中から飛び出す長いメシベが特徴で、ハイビスカスと同じ仲間です。花言葉は繊細な美、尊敬など。

 

 


楽書き雑記「真っ先に迎えてくれる真夏の代表花」

2023-07-08 06:21:43 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋の庄内緑地公園を訪ねると、真っ先に真夏の代表花が迎えてくれました。
ノウゼンカズラです。正門わきに立つモニュメントのような建造物の太い柱に、合わせて約20株が絡みつき、伸びた先にオレンジ色で直径6㌢ほど漏斗形の1日花を次々に開いています。

中国原産。日本へ入ってきたのは平安時代に遡るそうです。

   

 

 


楽書き雑記「中央分離帯のサルスベリ」

2023-07-07 10:12:47 | 日記・エッセイ・コラム



この時期の街路樹に似合うのは、やはりサルスベリ(百日紅)でしょう。
名古屋の都心を走る大通りの中央分離帯でも、赤、白、ピンクの鮮やかさに目を引かれます。

中国南部が原産地で、日本へは江戸時代より前に渡来。名前の通り開花期間が長いこともあって、街路樹として広がりました。
「サルも木から落ちる」の例えになった、スベスベした木肌に恐るおそる挑戦してみたのは遠い昔。「雄弁」「饒舌」が花言葉です。

 

 

 

 


楽書き雑記「一服の清涼感」

2023-07-06 06:58:55 | 日記・エッセイ・コラム

蒸し暑さの中で、一服の清涼感を与えてくれる水色の花・アガパンサスです。
公園の花壇や道路の中央分離帯など、あちこちで見かけますが、名古屋の庄内緑地公園でも、散策道の一本にアガパンサスの大株が100㍍ほどに渡って植えられています。

ヒガンバナ科で、和名は紫君子蘭(むらさきくんしらん)。花言葉も「誠実な愛」「知的な装い」など、蒸し暑さとは縁のない言葉が並んでいます。

 

 


楽描き水彩画「名古屋市役所本庁舎②」

2023-07-04 06:25:45 | アート・文化

名古屋市役所本庁舎の庁内描きの2枚目です。
高さが20㍍もある吹き抜けの螺旋階段の途中で見た様子を描きました。

アーチ型の梁の向こうに別のアーチや階段が広がり、直線と曲線がダイナミックに交差する和洋折衷建築様式の美しさ。この庁舎が映画のロケ地になり、「国会議事堂」「地方検察庁」「国土交通省」「通産省」「総理官邸」「GHQ本部」などのシーンに使われてきたことが納得できます。