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風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

(楽描き水彩画「名古屋郊外の竹林を行く散歩道」)

2018-09-30 07:00:00 | アート・文化




やっと秋を感じられるようになりました。厳しい残暑を理由にさぼりがちだった散歩に出かけると、お馴染みのコースが新鮮に思えます。
竹林の道を描きました。10号です。

名古屋の郊外には、このような竹林の風景がいくつもあります。
僕の散歩道にも、ごく短いのから100㍍ほどのまで計6カ所も。やわらかな陰やサラサラと心地よい風の音に包まれます。道端には間伐した竹が積まれ「ご自由にお持ち帰りください」の立て札も見かけます。

描いたコースは地域の生活道路。日中は人影や車に出会うことはあまりありません。名前も知らない草花が咲き、野鳥の声が聞こえます。




楽書き雑記「台風24号の接近に備え、21号で倒れた竹垣を補修」

2018-09-29 12:38:51 | 日記・エッセイ・コラム



接近する台風24号。急いで、先の21号台風で倒れたままだった小さな竹垣を立て直しました。

台風21号では、名古屋の我が家でも屋根の雨樋が落下。竹垣は高さ170㎝、幅50㎝ほどのプラスチック製で、竹垣本体は大丈夫だったものの支えていた2本の木杭が朽ちていたために竹垣ごと倒れました。

雨樋は業者さんに修理してもらいましたが、竹垣の立て直しぐらいは自分でやろうと計画。さっそく、木杭と打ち込む木槌をネット通販で取り寄せたのに、いつもの怠け癖で伸び伸びになっていたのです。

杭を打ち込む穴は、折れた支柱を引き抜いて活用したので30分足らずで完了。
24号台風の前触れでしょう。29日昼近くになって、この地方も雨が降り始めました。被害が無ければいいのですが。



楽書き雑記「庭のシラハギ(白萩)も咲き始めました」

2018-09-28 08:44:52 | 日記・エッセイ・コラム

 

庭に新しく迎え入れたシラハギ(白萩)が咲き始めました。

先日も書きましたが、衣服に種がくっ付くなど厄介者だったアレチヌスビトハギを昨年秋に掘り起こし除去した跡地に、エドシボリ(江戸絞り)とシラハギの2つの品種に植替えてあったのです。エドシボリはすでに咲いており、2品種とも期待通りの花に満足しています。

シラハギは昔からあった野生種ではなく、ミヤギノハギという品種からの変種とか、ニシキノハギの栽培品種などと紹介されていますが、名前通り真っ白というのはいい感じ。小さな蝶のような容姿で風に揺れています。でも台風24号の接近は心配です。



楽描き水彩画「名古屋市博物館で10月2日から第62回日本水彩名古屋支部展」

2018-09-27 06:38:46 | アート・文化

62回日本水彩名古屋支部展が、10月2日()から8日(月・祝)まで、名古屋市瑞穂区瑞穂通にある市博物館3階ギャラリーの第2・3・4の展示室を使って催されます。入場無料。

展示されるのは、会員・会友が20号、一般は2050号の風景・人物・静物画など。
博物館は地下鉄桜通線「桜山」下車、歩いて5分です。

 



楽書き雑記「傘寿を迎え、初の個展『平成の浮世絵展』=名古屋の川島健護さん」

2018-09-25 15:16:38 | アート・文化



「萬昇 平成の浮世絵」。こんな名称の鉛筆画の個展を、名古屋市民ギャラリー栄で見てきました。
名古屋市在住の川島健護さん。「初めての個展です。80歳になって、女性の一本一本の髪の毛も一心に描きました」と話します。展覧会は30日まで。

「子どものころから絵を描くのが大好き。ほとんど独学で油彩画などを描き、あちこちの公募展に出して楽しんでいました」と川島さん。芸術系大学からの誘いもあったほどの力をつけたものの、家業のために絵の道に進むことはなかったそうです。

建設業や港で輸出車の積み込みを仕切るなど、さまざまな仕事、仕事の毎日。
絵は鑑賞だけで美術館通いを楽しんでいましたが、「歳だし、もう一度描いてみるか」と数年前から再開したのが鉛筆画だといいます。

鉛筆画で選んだのは、浮世絵に代表される美人画。
「浮世絵師 萬昇」を名乗り、日本髪の女性を川島さん自身の感覚で表現しています。
「わずか1本の髪の毛をどう描き入れるかで、絵の中の女性が全く変わります。衣や飾りにちょっと色を加えただけで、色気も出て・・・」

展示されているのは10号サイズを中心に15点。美人画の他に若いころ描いたという能面などもあり、簡単に妥協することなく描き切った作品に引き寄せられました。

 


「楽書き雑記「若いイチョウに枝もたわわに生るギンナン=名古屋の鉄道高架沿いの街路樹」」

2018-09-24 06:47:07 | 日記・エッセイ・コラム

 

 

比較的若木のイチョウ並木を歩いていて、まだ緑色の葉の中に枝もたわわに実ったギンナンを目にしました。
日本の街路樹の最多本数を誇るといわれるイチョウ。名古屋でも若宮大通や名古屋駅から東に伸びる桜通などではイチョウの黄色とギンナンが秋を代表する風景ですが、若木のイチョウに生るギンナンを見たのは久々のような気がします。

イチョウ並木にギンナンが少なくなったのは、あの強烈な臭いのため。イチョウはいいが、落ちたギンナンの臭いだけは嫌だというわけで、街路樹は実の生らない雄株だけを植えることが多くなったようです。

若木のギンナンに出会ったのは、名古屋駅から南に向かって、新幹線と東海道線、中央線、名鉄が並んで走る高架鉄道沿いに延びる名駅通りの歩道の街路樹。
名古屋駅寄りのⅠ㌔ほどのイチョウにはギンナンを見かけませんでしたが、さらに金山方向に歩くと、ほぼ交互にギンナンが生っているのといない木が続きます。

ギンナンが歩道や生垣の植え込みに落ちています。でも、拾っている姿は見当たりません。
僕も拾いませんでした。子どものころ、祖母がやっていた溝や水を張った桶に浸けて果肉を腐らせギンナンを取り出すなんて、とてもできそうにありませんから。





楽書き雑記「まだ多くの蕾が残っています=名古屋・鶴舞公園のスイフヨウ」

2018-09-23 06:53:21 | 日記・エッセイ・コラム


名古屋・鶴舞公園にある「スイフヨウ(酔芙蓉)園」を訪ねてきました。

約60株の様子はいまひとつ。最盛期を見逃してしまったのかもしれませんが、残る蕾の多さを見るとこれからの感じもします。いずれにせよ、まだしばらく楽しめそうです。

先日、秋の七草展で花木栽培業者から「ハギの開花が遅れ気味。猛暑で花芽の成長が遅れたようだ」との話を聞きましたが、スイフヨウにも言えるのでしょうか。
だとすると、気温が高くてあらゆる花の開花が記録的な速さだった今年の春とは全く逆の現象。植物と気温の関係、難しいものですね。

酔芙蓉と書く通り、早朝は白かった花びらが酒を飲んだように赤み増し、夕方には萎んでしまう1日花。写真は午後3時40分ごろの撮影です。
 

 

蕾はまだたくさん残っています 


 


楽書き雑記「庭に新しく植えたハギ『江戸紋り』が花数を増やしています」

2018-09-21 09:10:04 | 日記・エッセイ・コラム

庭のハギの品種交代を強行して、新しく植えた2種類のハギのうち「江戸絞り」が咲き始め、花数を増やしています。
白地に赤紫の絞り模様はなかなか魅力的。もう一種の「シラハギ(白萩)」もいずれ花を見せてくれるでしょう。

実は昨年まで、庭のハギは「アレチヌスビトハギ」という品種でした。
北米からの帰化品種で繁殖力が旺盛。種を動物たちに付けて広げるために種が入った房には毛が密生し、根も太く荒れた土地でもどんどん領域を広げて行きます。
だから、庭に入ると衣服に種房がべたべたくっ付き、種まみれになった愛犬の種を取ってやるだけでもひと苦労でした。

まさに漢字では「荒地盗人萩」と書く名前通りです。
種が成らないように開花後すぐ刈り取るなどしていましたが昨年秋、名古屋市緑化センターであった秋の七草展会場で花木生産のプロに相談すると「掘り起こして除去するしかないですね」と言われ、手間のかからない2種類のハギを買ってきたのです。

スコップで直径2㍍余、深さ30㌢ほどを掘り起こして根を取り除く3時間がかりの作業の後、新しいハギを植えておきました。
予想した通り、地中に残っていたアレチヌスビトハギの根から次々出る芽を取り除き、新しい2本のハギの成長を見守ってきました。

2本のうち、もう1本のシラハギは小さな蕾のままです。
先日あった七草展会場で尋ねると「今年は猛暑だったため、花芽の成長が遅れています」とのこと。咲いたらブログにもアップするつもりです。






楽書き雑記「巨木・古木の森のヒガンバナ=名古屋の庄内緑地公園」、

2018-09-20 06:33:35 | 日記・エッセイ・コラム

 

ヒガンバナの季節です。例年、名古屋から少し離れた町の河川堤防などに植えられた大量のヒガンバナを見に出かけることが多かったのですが、ことしは地下鉄で行ける近場のヒガンバナを見てきました。

名古屋市西区にある庄内緑地公園。
広大な公園なのでヒガンバナは数カ所に咲いており、まず目に入ったのは正門から歩いてすぐの陸橋「ふれあい橋」のヒガンバナ。橋の欄干に沿って赤と白のヒガンバナが続いています。

奥に向かって進み、ボート池の向こうにあるヒガンバナを目指します。かなりの距離を歩いて、期待通り満開期を迎えた「森の中のヒガンバナ」に出会うことができました。

ひと抱え以上ある老木・巨木がつくる蔭と、樹幹から差し込む日差しの光に包まれるヒガンバナ。時おり野鳥も姿も見かけます。
真っ赤に埋め尽くす河川堤防などとは比べ物にならない規模ですが、ひと味、ふた味違った趣を楽しめました。


上下の2枚は公園入り口に近い陸橋沿いのヒガンバナです




楽書き雑記「伸び伸び素直に大胆に=第71回名古屋市教育祭高等学校展覧会」を見てきました」

2018-09-19 06:54:40 | アート・文化

  

 

名古屋市民ギャラリー栄で開かれている、名古屋市立高校14校の第71回展覧会を見てきました。書道・美術・家庭・写真の4部門に、伸びやかな感性と表現力で制作した作品が並んでいます。23日(日)まで。

高校生時代の僕はこれらの分野は大の苦手。逃げ回り、作品展なんて考えたこともありませんでした。
しかし、お絵描きを老後の趣味にした今、反省も込めてこれらの作品展を例年楽しみにしており、この変化には自分も驚いています。

楽しみを与えてくれているのは、やはり創作に対する伸び伸びとして、素直かつ大胆な表現でしょう。

書棚から1冊の背表紙部分だけを引き出して撮った写真。そこには「自分」の壁、とあります。いいね!です。
ズボンの後ろポケットに止まったトンボ、特急ではなく準急電車の運転席、何を思うのか海を見つめる女性の後ろ姿、などの写真も傑作だと思いました。

美術部門の絵画では、弓道の一瞬の静寂、水たまりに映る足や傘、宇宙を描いた絵など、着想と表現力に驚きました。

【写真】


【絵画】

 



楽書き雑記「名古屋の大型量販店での買い物で快かった接客対応②」

2018-09-18 06:16:04 | 日記・エッセイ・コラム

 

 

前日に続いて名古屋駅界隈の量販店で受けた従業員の快い接客対応の話です。

欲しかった品物のひとつは、スマホの落下防止用ストラップをつなぐ小さなパーツ。ストラップが伸び縮みするスパイラル部分はまだ大丈夫だけど、スマホに取り付ける細い紐がほころびているので取り換えようとしたのです。

アイデア商品や生活雑貨で欲しいものは必ず見つかることで人気の量販店へ行き、スマホ関連グッズのコーナーに向かいました。しかし、見当たりません。「新しいストラップを買うしかないか」と考えた時、男性従業員が目に止まりました。

ズボンからスマホを外して「この部分だけはありませんか」と僕。
「ありますよ。2つ下の階ですからご案内します」と従業員はエスカレーターへ向かおうとします。「いいですよ。自分で行きますから」と言いかけて止めました。かえって失礼だと思ったからです。

アクセサリーパーツのコーナーにありました。僕が手にしたのは160円。安いものだな、と思うと同時に、160円の商品のためにここまで案内してくれたことに申し訳ない思いになりました。 

もうひとつ探していたのは、野外スケッチ用の絵の具箱が鞄の中で簡単に開かないように巻くバンドです。

女性従業員を呼び止め、箱の形や大きさを説明して「幅広のゴムバンドみたいなものでいいのですが」と僕。
「お弁当箱が開かないように止めるバンドはいかがでしょう」
「それ良さそうですね」
「売り場までご案内します」。今度も大きな店内を案内されて目的が果たせました。

前回の電化製品、今回の生活雑貨の大型量販店での体験。
その接客応対には、丁寧で骨身を惜しまず、客と一緒に考え、客のニーズに応えようとする姿勢を強く感じました。

このような体験を話すと「それは高齢者だったからだよ」と冷やかし半分の反応がよくあります。それを全面否定するつもりはありませんが、ちょっと寂しい見方だと思います。

接客対応は一朝一夕で身に付くものではなく、例えば敬老週間だけにできるものではないと考えるからです。
同様の接客対応を受けても「こちらは客だから当たり前」と受け止め、気に入らない対応には一方的に批判する客を見聞きしたことは少なくありません。

また、今回取り上げた2つの店だけのこととも思いません。何故なら、他店でも素晴らしい接客を味わったことは1度や2度ではありませんから。

 

 


楽書き雑記「名古屋の大型量販店で従業員から受けた接客対応に感謝①」

2018-09-17 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

 

的確なアドバイスや親切で丁寧な案内――。
名古屋駅界隈の大型量販店で先日体験した従業員の快い接客対応ぶりを、2回に分けて紹介します。

1回目は、パソコンのSDカードの差し込み口を壊してしまい、修理に持ち込んだ電化製品など専門の量販店での対応です。
パソコンはこの店で購入したものではなく、保証書もありませんが、大きな店だから受け付けてくれるだろうと出向いたのです。

地下にあるサポートセンターの受付で、持参したパソコンと差し込み口から出てきた細く短い金属片を示し、従業員に説明します。
「SDカードを差し込んでもカードが戻ってしまいます。向きを反対に差し込もうとしたこともあるので壊れたようです」と僕。

従業員はパソコンを裏返して機種などを確認したあと、購入の経過などを質問。修理期間は1週間から2週間はかかることなどを説明しくれます。

ブログの長期休載を避けるため家内のパソコンを借りるにしても何かと面倒だな、と思案しているうち、従業員が店内電話で何かのやりとりをしているようです。

ほどなく、やってきた女性従業員のアドバイスにびっくりしました。
「壊れた差し込み口が使えなくても、外付けのカードリーダーで対処できます。大変安い値段の品もありますから、それで確かめられてから修理に回すかどうかを決められたらいかがですか」

 僕はパソコンに取り込んだ写真を外付けのHDD(ハードディスクドライブ)にストックしているのに、カードリーダーは使ったことがないので今回も利用を思いつきませんでした。早く壊れた部分を修理しなければ、の思いが強すぎたせいもあるでしょう。若い人や多くのブロガーの方には笑われるかもしれませんが。

女性従業員から連絡を受けたのでしょう。今度は男性従業員がやってきて僕のパソコンを見た後、一緒にエレベーターに乗ってカードリーダーの売り場へ。「パソコンは私が保管しておきますから」と、それまで応対してくれていた従業員が見送ってくれました。

売り場で多くのカードリーダーの中から「これで大丈夫と思います」と勧めてくれたのは500円台の品。
礼を言ってサポートセンターへ戻ろうとすると、男性従業員は「合うかどうかを確認しておきたいので、私も同行します」と再びエレベーターに。

覚悟していた数万円の臨時出費を免れた喜びはもちろんですが、同時に満足したのは、3人の従業員の快い対応と売り場間の見事な連携でした。高齢で知識も不足している僕を傷つけない配慮もしてくれたことでしょう。

いつもはパソコンに詳しい息子に相談するのに、今回は忙しそうだったので相談せず修理に持ち込んだ結果、こんなにいい体験ができたのです。
持ち帰るパソコンも軽く感じつつ、家路につきました。

 

 


楽書き雑記「名古屋・鶴舞公園の『秋の七草展』に行ってきました」

2018-09-15 14:33:06 | 日記・エッセイ・コラム

ハギ

ススキ

クズ


①   萩(ハギ)②尾花(ススキ)③葛花(クズ)④撫子(ナデシコ)⑤藤袴(フジバカマ)⑥女郎花(オミナエシ)⑦朝顔(キキョウ)=カッコ内は読み仮名とは限りません。

秋の七草です。といっても、常識不足の僕が全部の名前と実物を知ったのは昨年、名古屋・鶴舞公園にある市緑化センターで開かれていた秋の七草展でのこと。今年も15・16両日の日程で開催と知って出かけてきました。

植木どころで知られる愛知県稲沢市の稲沢植木研究会の企画。
テーブルに鉢植えされた秋の七草が並びますが、それぞれ品種が違います。

ハギもナデシコもキキョウも、それぞれ外来種や日本の固有種で絶滅危惧種になっているものなど主な品種だけでも3~15種はあり、会場に並んでいるのはさらにその一部というわけです。

会場には即売コーナーが設けられ、七草を中心にあまり大きくならない草木花の苗がポットで売られています。僕はオミナエシを買ってきました。

ナデシコ

フジバカマ

オミナエシ(黄色の花)



キキョウ

 

 


楽書き雑記「掃討作戦は中止=庭のハナトラノオの復活へ」

2018-09-13 12:54:49 | 日記・エッセイ・コラム

咲き始めたハナトラノオへのお詫びです。
我が家の庭では、ハナトラノオが長い間この時季の主役的存在でした。しかし、ここ1~2年でめっきり精彩を失いました。

トラノオの名前が付いた花は多いですが、わが家は宿根草の「ハナトラノオ」という品種です。
背丈が80~120㌢になり、茎のてっぺんに四角錐形の花穂が伸び、下から上に向かって小さな花を開いていきます。

とにかく丈夫で精力的。病害虫にも暑さ、寒さにも強く、半日蔭だって平気。手をかけなくてもどんどん増え、シャクヤクやセージ、ユリ、キク、ホトトギスなどを追い出すように根を伸ばしていました。

それなのに現在の状態になったのは何故か?
それは、狭い庭の主がその旺盛な繁殖力に手を焼いていたからです。きちんと数えたわけではありませんが、ハナトラノオは庭の2カ所に合わせて200本はあったでしょう。

「これではシャクヤクたちもダメになる」と、3年前に掃討作戦を展開。
スコップやクワを使ってハナトラノオの根を取り除きました。ハナトラノオの根が、シャクヤクの根を絞殺さんばかりに包んでいたのには驚きでした
昨春も今春も、残っていた根から生えてきたハナトラノオを引き抜いたものです。

しかし、9月になって咲き始めたのを見て主は驚き、寂寥感に包まれます。
数えるとやっと30本。しかも細くて弱々しい茎が目立ちます。目につきやすい太いのは片端から引き抜いたのだから当然でしょう。

主は改めて決断しました。
「作戦は中止。復活作戦に切り替えよう」

植物の生存競争に任せると言ったり、極端な規制をかけたり・・・。主はいささか気ままで身勝手です。






楽書き雑記「街中の川辺に集う野鳥たちをカメラに=名古屋の「山崎川鳥撮会」写真展」

2018-09-12 06:25:16 | 日記・エッセイ・コラム



名古屋の市街地を流れる河川の一本、山崎川を餌場や寝ぐらにしている野鳥たちをカメラに収めている「山崎川鳥撮(とりとり)会」の写真展が名古屋市博物館で開かれています。17日(月・祝)まで。

山崎川は名古屋市北東部から一部暗渠を流れて南下、名古屋港に注ぐ2級河川。流域にはマンションや大学、各種の競技場などが建ち並びます。

一見、鳥たちとは縁の無さそうな街中の川辺ですが、鳥撮会にとっては魅力あふれる場。
93歳を筆頭に30人近い会員たちはカメラを手に歩き、「あくまで野鳥の自然な生態を守るため、いい写真を撮りたいあまりエサを置いたりはしない」などをモットーに、野鳥の生態を観察・記録しています。

毎年のように新しい鳥に出会い、ここ1年の間にも2種類を確認。これまでに会として確認した鳥は110種になったそうです。

写真展は今年で8回目。会員が1人2点ずつ展示しているほか、抱卵から巣立ちまでを捉えた動画や、録音できた鳴き声なども紹介しています。

 

上下の2羽は、この1年間に新しく確認した野鳥

街中を流れる山崎川=名古屋・新瑞橋付近