
三瓶玲奈 《Landscape~絵画の構造についての考察》

大東忍 《震えるおどり》


ナノメートルアーキテクチャー 《鈴でなる鐘》
若手アーティストたちに、広いフロアやスペースで思いきった作品を発表して世界に羽ばたいてもおう、という「アーツ・チャレンジ2019」が名古屋の愛知芸術文化センターで開催されています。2月24日(日)まで。
3年ごとに名古屋市を中心に催す現代アートの国際展・あいちトリエンナーレ(今年は開催年。8月1日―10月14日、名古屋と豊田で開催)の地域展開事業実行委員会が企画、毎年開いています。今回は全国から応募のあった作品の中から8点を選んで展示しています。
展示場所は愛知芸術文化センターの10階、12階、地下1階、地下2階にある展示室やオープンスペース。エレベーターなどで上り下りして回るのですが、それもこの企画の特徴です。
現代アートに見向きもしなかったころよりは理解力がついたとはいえ、まだまだ固い頭をほぐしながら全作品を見てきました。
作品を前に戸惑うこともありましたが、作者の狙いも少しずつ分かり楽しくなりました。
10階のテラスにある林のような庭園に展示されていたのは、直径7㍉ほどの小さな鈴をびっしり付け、触れるとチリン、チリンと可愛い音。「新しい冬の風物詩」だそうでう。
「見えない方へ歩いていく」と題する映像作品。自分と同じ方向へ動いている車や自分以外の通行人をフィルムを巻き戻すようにバックさせ、自分だけは前方に歩き続けるという映像で表現しています。
石膏でかたどった自分の顔をキャラクター風に化粧した作品。自分とキャラクターの自分はどんな会話をしているのでしょう。
大量の金属板で制作した大作には、作家の創造力はもちろん創作にかける意欲とエネルギーに驚くばかり。膨大な植物画像を張り合わせた作品は縦2メートル半ぐらい、幅は歩数で測ると18歩もありました。

加藤立 《見えない方へ歩いていく》

Yuma Yoshimura 《our reconfirmation》


小林美波 《ego》


加藤真史 《I Can’t Remember even Forget(Forest)》


進藤篤 《KACHINA》