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風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「庭の今の主役はコデマリ」

2020-04-30 06:10:27 | 日記・エッセイ・コラム

我が家の庭の今の主役はコデマリ。
直径4㌢前後の半円球の花序が初夏を思わせる日差しを浴び、爽やかな風に揺れています。

植えて10年近くになりますが、毎年花後の剪定を強めにするので樹高は1・5㍍ほど。
ただ、昨年は剪定が遅すぎたせいか、やや花数が少ないようです。

 

 


楽書き雑記「地域の公園のフジ」

2020-04-28 08:33:29 | 日記・エッセイ・コラム

買い物に出かけたスーパーの近くにある小規模な地域公園に、フジが咲いていると知り覗いてきました。

初夏の花と言えばフジ。名古屋近辺にも多くの名所があり、毎年どこかへ出かけています。しかし今年は新型コロナにため軒並み閉園。それに外出自粛。「今年は無理だな」とあきらめていました。

地域公園の藤棚は、当然ながら名所とは比べ物にならない規模。古木や九尺フジのような豪華な品種ではありません。
それに開花のピークが過ぎた感じでしたが、白と薄紫の花房が藤棚からはみ出して垂れる姿に満足しました。

 

傍に咲いていたハナミズキです

 


楽書き雑記「サツキのシーズンです」

2020-04-26 06:18:12 | 日記・エッセイ・コラム

街を彩るサツキの季節です。
歩車道の分離帯や公園の植え込み、民家の生垣・・・。散歩道でも次々に出会い、華やいだ気持ちにさせてくれます。

白、赤、ピンク。単色の植え込みもあれば、3色混合の植え込みも。開花期間が比較的長いのも歓迎です。
なお、サツキの盆栽などが並ぶ恒例の名古屋城サツキ大会は、新型コロナのため今年は中止だそうです。

 

 


楽書き雑記「こぼれ種から発芽・越年したワスレナグサが開花」

2020-04-24 06:24:58 | 日記・エッセイ・コラム

庭に置いた鉢で、こぼれ種から発芽したワスレナグサが花数を増やしています。

ワスレナグサは暑さに弱くて北海道や高地では多年草ですが、それ以外では花後の高温で枯れてしまうので1年草扱いされています。
だからいつもは苗を買っていますが、
今度は種から育ててみようと昨年秋、ホームセンターで買ってきた種子をプレートに蒔く作業をしていた時、ワスレナグサが咲いていた鉢に幼い苗が数本出ているのを見つけたのです。

結局、こぼれ種の苗と種から発芽させた苗の双方の成長を見守ってきましたが、こぼれ種の苗の方が「先輩」らしく勢いよく成長。4月に入ると蕾が顔を出し、直径が1㌢に満たない可愛い花が次々に開いています。

一方、種から育てた苗を露地植えしたワスレナグサは他の草木の陰だったこともあってか、やっと蕾が見え始めたところです。

 

 


楽書き雑記「ホトケノザとヒメオドリコソウ」

2020-04-23 06:35:48 | 日記・エッセイ・コラム

ホトケノザ

 

ヒメオドリコソウ


ホトケノザとヒメオドリコソウ。
この時期見かける雑草の花の五指に入りそうな花たちですが、雑草の紹介本で見かけた「どっちがどっちだろうと悩む」との記述に自分だけじゃないと安心したものです。
どちらも道端の草むら、畑の周り、池の堤など至る所で見かけるのに、僕も何故か見間違えることがあります。

同じシソ科。茎が円形ではなく四角形。赤紫やピンクの小さな花の姿・形がちょっぴり突き出ているように見えるからでしょうか。

でも、よく見ると大きな違いがあります。葉です。
ホトケノザは伸びた茎の途中に茎を小さな丸型のギザギザした葉が茎を回るかたちで付き、葉の付け根から小さな人形にも見える花が立っています。
この葉の姿・形が仏像の蓮台に見えることから、この名前が付いたようです。

ヒメオドリコソウの葉はハート形。全ての葉に日を当てるため、葉が重ならないように付いています。
花はホトケノザのように葉の付け根から筒状の花が咲き、その姿が阿波踊りやおわら風の盆のように傘を被って舞う踊り子のようだ、とこの名前が付いたと言われています。

ホトケノザ

 

ヒメオドリコソウ

 

 


楽書き雑記「アヤメとサツキと八重桜」

2020-04-21 06:18:41 | 日記・エッセイ・コラム

自宅周辺のいくつかの散歩コースを日替わりで歩くと、新しい建物を目にしたり、ちょうど満開期の花などと会います。
民家の庭でもさまざまな草花や花木が一番きれいな時を迎えていますが、そちらにはカメラを向けず、地域の公園や池などに咲く花々を収めてきました。

洪水時の水量調整池を活用した公園で出会った八重桜(牡丹桜)。ウオーキングコースや広場に合わせて十数本ありちょうど満開。
散り終わったソメイヨシノの傍らで、小型の牡丹のような握りこぶし大の花を枝いっぱいに咲かせていました。

新型コロナで閉園中の市農業センター近くの畑には、数十本のアヤメが2カ所に分けて開花。すぐそばの小さな自然観察池にもわずか3本ですが、清楚で落ち着きを感じるアヤメが咲いていました。

道路沿いや民家の垣根ではサツキは咲き始め。赤・白・ピンクの大きく膨らんだ蕾がびっしり。楽しみです。

 

 


楽書き雑記「間伐した竹。ご自由にお持ち帰りください=名古屋・荒池緑地」

2020-04-19 06:16:49 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋市天白区の荒池緑地の一角にある小さな公園で見かけた竹の山。
伐採したばかりの太い竹が積まれ、立札には「ご自由にお持ち帰りください 天白土木事務所 荒池ふるさとクラブ」とあります。

名古屋南東部の荒池緑地には、名古屋市農業センターを中心に雑木林や竹林、農地など、未開発の里山風景が残っています。

市はこの一帯約60㌶を、生物の多様性を守り自然と共生する「荒池なごやかファーム構想」を推進。「荒池ふるさとクラブ」はそれをサポートする形で、昆虫の生態調査や竹林の間伐などの活動をしている市民グループです。

花生けや庭の装飾などに活用するのでしょう。訪れた市民が、長い竹をノコギリで切って持ち帰っています。

 


楽描き水彩画「ドラマ『麒麟がくる』の舞台・岐阜城(稲葉山城)を描きました」

2020-04-17 06:24:32 | アート・文化

岐阜へ出かけた水彩画教室のスケッチ取材で訪れた岐阜城(稲葉山城)です。訪れた2月には花はなかったのですが、満開のサクラを描き込んでみました。

岐阜へはこれまでも来ているので、岐阜城はパスする予定でした。しかし天気は上々、時間もたっぷり。
現地解散して希望者だけで向かうことになり、僕も「岐阜城に挨拶せず帰るわけにはいくまい」と金華山(329㍍)のてっぺんを目指しました。

といっても、金華山ロープウエイを利用しての登城です。
4年前に近江八幡市へ出かけた取材では、信長が築いた安土城跡に歩いて登り「高齢者軍団ここにあり」を自賛したのですが、今やそんな自信はとてもありません。それに、岐阜城は安土城以上に難攻不落の城ですから。

案の定、山上駅からの石段路は「もう若くはない」を自覚させられましたが、城は大河ドラマ「麒麟がくる」の舞台とあって黄色いのぼりが立ち、平日にも関わらず多くの観光客の姿がありました。

眼下を流れる長良川や広がる濃尾平野。城を攻略した信長が天下布武の思いを強くしたのが分かる気がしました。絵は10号です。

 

 


楽書き雑記「散歩コースで今一番よく目にする雑草」

2020-04-15 06:21:17 | 日記・エッセイ・コラム

 


コロナ対策で愛知県も県独自に緊急事態宣言。名古屋の東山動植物園なども閉鎖、水彩画を学んでいるカルチャーセンターも休講になりました。
当然、ギャラリー巡りなどの街歩きの機会は減り、ブログのテーマも当分は自宅周辺の散歩コースの草花や、ストック写真をもとに描く水彩画などが中心になりそうです。

というわけで、きょうは名古屋南東部の自宅近くの散歩道で今、一番目にする雑草を取り上げました。
カラスノエンドウです。

巻きひげ状の蔓が伸び、形や大きさもがシジミチョウのような小さな淡い赤紫色の花を咲かせています。
道端のガードレールや垣根の下、小さな広場、駐車場、池の堤防など、いたるところに生え、絡み合って地面をこんもり覆っています。

名前の通り花の後にエンドウの小型のような莢(さや)が生っています。ただ、これがカラスの好物だからカラスノエンドウというのではなく、莢が熟すと黒くなるからだそうです。

子どもの頃、僕は「ピーピー豆」と呼んでいました。僕はあまり上手に吹けませんでしたが、黒くなる前の莢を豆を取り除いて口にくわえピーピー鳴らしていたからです。

かつてカラスノエンドウは畑作に欠かせない存在でした。カラスノエンドウの根につく根粒菌が土壌を肥沃にするので「緑肥」と呼ばれていたのですが、肥料の開発が進むとともに畑から消え「雑草」扱いされるようになったのです。



 

 


楽描き水彩画「勢いよく飛び出したタケノコを描きました」

2020-04-13 05:30:00 | アート・文化


タケノコのシーズンです。名古屋市の農業センターの竹林で、地中から勢いよく飛び出した1本を描きました。
新型コロナ感染対策の緊急事態宣言でこのセンターも休業。花木園や宿根草園の花たちもにぎやかに咲く季節だけに残念です。

休業前の先週、センター内の売店で比較的大きなタケノコを購入しました。まさに産地直営の「朝採り」です。
炊き込みご飯に始まり煮物、吸い物、あえ物・・・。ほぼ定番メニューですが、それでも食べきれず翌日の3食もタケノコづくしでした。

背後の竹藪は省きました。6号です。

 

 


楽描き水彩画「教室展の中止に続きグループ展も中止」

2020-04-11 06:25:25 | アート・文化

試し刷りした展覧会の案内はがき。コロナのため中止になりました


新型コロナ感染防止のため、カルチャーセンターなどの受講生らによる教室展や発表会なども各地で中止が相次いでいます。
朝日カルチャーセンター名古屋の風景水彩画教室で学ぶ我々も、名古屋市民ギャラリーで3月後半に予定していた教室展を中止、5月の第2週に開催する予定だった教室の有志によるグループ展も中止を決めました。
どちらも年に1度の展覧会。中止すべきかどうか、まさに苦渋の選択でした。

教室展「風景水彩画KAZE」展は、1年間に宿泊スケッチを含めて計4回ある各地へ出かけてのスケッチ取材で描いた10号大の作品を中心に各自3点ずつ選び、会場いっぱいに展示しています。

ことしも案内はがきを各自が友人らに発送、搬入日に飾りつけをしてくれる専門スタッフの手配なども終えていました。しかし、会期が翌週に迫ってもコロナ感染の収まる気配はありません。
「年に1度の機会。何とか開けないだろうか。でもコロナ感染拡大の場にはできない」。幹事は中止を決断せざるを得ませんでした。

「風の游子展」と名付けたグループ展は教室の有志6人で企画。今年13回目の展覧会を5月12日から開く予定でした。
10~50号の作品を各自8点ずつ選び終え、「実力が着実にアップしているのを見てもらおう」と張り切っていました。
ただ、コロナによる中止も予想されたので、メンバーが作成した案内はがきの試し刷りにも「来場の際は事前に催し案内を掲載している会場のホームページで確認を」との添え書きをアドレスとともに記載してありました。

しかし、政府が東京都など7都府県を対象に来月6日までの緊急事態宣言を発表。愛知県は対象地域に入らなかったものの、感染者数は全国5番目、感染経路不明も増えており、独自の緊急事態宣言を出しました。
このため6人で話し合った結果「宣言期間が予定通り終わったとしても、5月第2週の催しが安心して開けるとは思えない」と中止を決めたのです。

 

 


楽描き水彩画「野点傘と土蔵のコラボ」

2020-04-09 06:19:55 | 日記・エッセイ・コラム



レトロな町並みを散策できる岐阜市の長良川沿いの「川原町」で見かけた、赤い大きな野点茶席用の和傘と土蔵のコラボを描きました。

和傘は江戸期から岐阜の特産。木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)の川べりに良質の竹や和紙、柿渋などの原材料が豊富にあったからで、多い時には600軒の和傘屋があり、毎月100万本も生産されていたそうです。

洋傘に圧倒され、多くの世代が竹と和紙でできた和傘の存在を知らないどころか、見たことさえない現代。生産者も指折り数えるほどになりましたが、岐阜は今も蛇の目傘をはじめ、番傘、舞踊傘、日傘、野点傘など全ての和傘の大半を生産しており、近年はネットなどでおしゃれなアイテムとして人気も出ているようです。

まだ若かったころ、僕は番傘の愛用者になったことがあります。
竹の柄の手ごたえ、開いた時に出るバリッと鳴る音、油と柿渋の匂い、パラパラと雨滴が奏でる音・・・。何とも言えない心地よさでした。
「気取ってみたい、目立ってやろう」の意図も十分。もちろん下駄も手に入れ、雨の休日の街なかへ。こうもり傘の群をかき分けるように歩き、「カッコいい」の声にほくそ笑んだものです。

 

 


楽書き雑記「タンポポが一層身近になりました」

2020-04-07 06:29:26 | 日記・エッセイ・コラム


散歩道でも公園でも年がら年中見かける黄色いタンポポ。背を伸ばして咲く姿を見るとなぜかホッとし、丸い綿毛に息を吹きかけて飛ばした子どものころを蘇らせてもくれます。
なのに、タンポポの生態などはほとんど知らなかったことに気づきました。1冊の本に出合ったからです。

「田中修著 雑草のはなし(中公新書)」
ふだんは気にも留めず、庭の手入れの際に腹立たしく取り除いている雑草たちにスポットを当て、タンポポについては以下のように紹介しています。

・在来種のタンポポは繁殖力が強い外来種のセイヨウタンポポよって追いやられ、都市部ではほとんど見かけなくなっている。
・タンポポはたくさんの花びらがあるように見えるが、花びらのように見える1枚1枚が一つの花でオシベとメシベが付いている「頭花(とうか)」である。
・花が枯れると花茎がさらに背を伸ばし先端に丸い綿毛を付ける。

・1つの綿毛には約200個の種があり、1株に5つの花が咲くと仮定すれば1000個の種ができる。
・タンポポは種が発芽、生長すると3カ月で開花し種を付ける。だからこれらの種が全部発芽して成長すれば、1個の種は6カ月で100万個の種になる。

なるほど、タンポポもすごい。
綿毛を付ける時に花茎を頭花の時よりも高くするのは、風を受けやすくして綿毛を少しでも遠くへ飛ばすためだろう。
オシベとメシベが一緒なら受粉のための媒介者はいらない。そういえば、タンポポの周りでハチやチョウを見かけませんね。
自然界で全部の種が成長することはないとはいえ、100万個とはすごいな。

タンポポが一層身近になりました。

 

 


楽描き水彩画「城下から仰ぎ見る岐阜城です」

2020-04-05 06:47:16 | アート・文化


岐阜市のシンボルといえば、やはり岐阜城(稲葉山城)。
長良川を見下ろす金華山(329㍍)にあって、市内のどこからも見える山城。斎藤道三や織田信長ならずとも、市民にとっても誇らしげに仰ぎ見る存在でしょう。

城下の寺の軒先から見える岐阜城を10号で描きました。
寺の門柱には「斎藤家菩提所 常在寺」とあります。斎藤道三・義龍・龍興の斎藤家三代の家菩提寺というわけです。

斎藤道三肖像画と斎藤義龍肖像画が所蔵され、どちらも国の重要文化財に指定されています。

 

 


楽書き雑記「コロナを忘れさせる満開のサクラと草花たち=名古屋の名城公園」

2020-04-03 06:19:25 | 日記・エッセイ・コラム

満開のサクラ、負けじと咲き誇る花壇の草花たち、束の間ですがコロナを忘れ思い思いに日差しを楽しむ人々。
2日午後、好天に誘われて出掛けた名古屋・名城公園の風景でした。

約80㌶と広大な名城公園ですがサクラはさほど多くありません。でも、さまざまな木々や池などを背に咲くサクラはここならでは風景です。
公園自慢の花木のひとつで、サクラの後を彩るサツキはまだまだ。それでも2輪3輪とカメラに収めることができました。

フラワープラザの花壇はパンジーやビオラ、チューリップ、ルピナス、ラナンキュラスなど色とりどりの花が見事に寄せ植えされています。
まだしばらくかかりそうですが、バラなどが開けば一気に花壇のボリュームを増すでしょう。

この日は時おり強い風が吹いたものの、それに勝る春の日差しがいっぱい。
園内にはベビーカーに手をかけて散策する母子、寄り添い歩く高齢夫婦、ボールを追い駆け回る小中学生たち。どこかのカルチャーセンターの生徒たちでしょう。同輩、同好の仲間があちこちに陣取って絵筆をとっています。

例年とは違った入社式後に早速始まった研修からの帰りでしょうか、一目で新入社員と分かるグループも。ランニングコース、ウオーキングコースにも結構人影が見えました。

こんな光景がコロナのために消えるなんてことがないように、と祈るばかりです。

ごく一部で開花したのを見かけたサツキです