弓道修行日記

このブログに、弓道修行する中で、学んだこと、考えたこと、試行したこと等を書き残し弓道修行の友とする。

離れは槌打ちの離れに決定ー腕内の張りから一気に残身

2009-10-30 | Weblog
 離れをいろいろと試行して、槌打ちの離れという結論に至りました。

 それは中段の離れになります。
親指の腹(懸口)が向いた方向に切る離れです。これが素直で、自然でよいように思います。
 
 親指の腹、懸口は会で前腕が捻られていますのでやや上を向いていると考えます。
その親指の腹、懸口が抜いた方向に切るのでやや斜め上の軌道をとって残身に至る槌打ちの離れです。

 腕中と言いましたが、撓骨と尺骨を水平にして前腕の中程を押して、上腕から前腕を開きに開くといった感じです。

 どの筋肉が前腕を開かせているのかは分かりません。前腕の筋肉ではなさそうです。
それは今後の研究として、前腕を開くのです。考え方として前腕の内側と外側を考えますと内側は圧縮されているのでバネの感じで伸ばしに伸ばし、外側は引っ張られているのでゴムの感じ縮めに縮めると上腕は開くと思います。

 ともかく前腕は肘で引っ張られるだけでなく、前腕から真っ直ぐ伸びようとする働きがあって、前半は鈍角のV字、L字に近くなるように開こうとする働きがあるのです。その方向に腕の内側を押すのか開くのか、懸口を一気に残身に振り切り、槌打ちをするのです。
 
 前腕の中程の内側を押し開く感じです。
「腕内張って槌打ち!!」です。
腕内を張るとき、ここに的を合わせる感じです。そしてその的の線に沿って腕内を開くのです。
 
 的中度は上がり、離れも横一文字に近く、離れは鋭く、矢勢も強くなってきたように思います。

 この離れは分かってみれば簡単なことで、自然に教わらなくてもやれている人もいると思います。
 私は何度もここには来ていたのですが、この離れは残身で手の平が下を向く(親指の腹は後ろを向く)のです。手の平は残身では正面を向くのだと言う説を採用したので苦労をしました。

 残身で手の平を正面に向けようとすると、どうしても手首が折れて離れで手先が遅れてついて行かないのです。(残身で手首のスナップを利かせて拳打ち出来る人は問題がないのでですが、私はそれが出来ないのです)
 
 そして、何度も何度もこの離れに来てはいたのです。この離れは浦上博子先生がおっしゃっていると思います。このブログでも書いていますので検索してみてください。(その他弓道書に見る離れー1

 槌打ちの離れは左には手首が曲がらないで上腕と一本線になっているので前腕の動きと一致しているので鋭い離れになるのです。バネが利いているのです。

 離れの研究はこれで結論が出たものとして一旦休止し、次は難問の会について、どの様にして持つのかを研究することにします。

2009.11.2
 前腕の何処を意識するかで、真ん中、肘より、手首、懸口・・・と試行しましたが、それは前腕から先が小刀という感じで何処でも同じのようでした。
今日の所は。懸口を前腕の全力を使って開きに開くという感じです。小刀は何処に意識を置くかという感じで今のところどこでも同じなら、弦をしっかり引く懸口を意識したら良いように思いました。
今後もその点は試行し続けます。


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