弓道修行日記

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陸山会事件、石川議員ら3被告に禁錮刑を求刑ー陸山会は裏金をマネーロンダリングした

2011-07-20 | 意見発表

陸山会事件、石川議員ら3被告に禁錮刑を求刑
(2011年7月20日14時05分 読売新聞)

. 小沢一郎民主党元代表(69)の資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記入)に問われた元秘書3人の第16回公判が20日、東京地裁(登石(といし)郁朗裁判長)であった。

 検察側は「極めて多額の政治資金の流れを世間から覆い隠した犯行で、国民に対する背信行為。刑事責任を免れるため不合理な弁解に終始し、真摯(しんし)な反省もない」と述べ、同会元事務担当者・石川知裕衆院議員(38)に禁錮2年、後任の池田光智被告(33)には禁錮1年、元会計責任者・大久保隆規被告(50)には禁錮3年6月を求刑した。
 弁護側の最終弁論は8月22日に行われ、9月26日に判決が言い渡される。

 検察側は論告で、石川被告らが、2004年10月に同会が東京都世田谷区の土地を購入する際、小沢元代表から借り入れた現金4億円を12回に分けて銀行に入金しているのは、「この4億円の原資が公にできない性質だったからだ」と指摘。背景として、土地購入の前後に石川、大久保両被告が中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県)から、公共工事受注を了承する見返りに計1億円の裏金を受け取ったと改めて主張し、「小沢元代表の政治生命を奪いかねない虚偽記入に及んだのは、裏金の受領が明るみに出る事態を避けるためだった」と述べた。


1.「世田谷区の土地を購入する際、小沢元代表から借り入れた現金4億円を12回に分けて銀行に入金している」ということですが、今までこういう情報は私は把握してませんでした。
小沢から借りたと言われる4億円は、12回にわたって銀行に入金したということですが、その方法は「現金」であったのでしょうか?振り込みでしょうか?何故そこも明らかにしないのでしょう。私のは「現金」であったと推定するのです。
2.このことが事実とすれば、私は今までと違った推測ができます。
3.土地購入資金は小沢からカネを借りたという事ですが、陸山会が土地を購入する動機は4億円の現金が陸山会のロッカーに4億円有ったのです。それは、水谷建設ほか、ダム建設会社で過去下請けになった建設会社からは下請けの都度裏金が現金で持ち込まれていたのです。
5.それは鹿島建設をリーダーとする建設界の業界の常識であるのです。もし、それをしなければどうなるのか、お礼参りをしないと、その会社の問題点を大ぴらにされて、会社経営や下請け工事が出来ないようになるのです。つまり、仕事が出来ないようにいじわるされ、邪魔をされるのです。その方法は、下請け会社は「こういう問題がある」と言うことを言う、それは内部告発ですので、国民のために告発するようなことで、脅しや脅迫ではないのです。合法的なのです。だが、下請け会社にとっては脅しになるのです。何故って、問題点がない会社などはないのです。誰でも叩けばほこりが出るのです。

そういう不正資金は積もり積もって4億円になって、それは陸山会のロッカーに入れられていたので、それをマネーロンダリングするために土地を買うことになったのです。
6.マネーロンダリングの方法は、小沢から4億円借りたとして、ロッカーにある4億円を銀行に持って行って、それを定期預金にしてそれを担保にして、4億円借りたのです。
7.しかし、その4億円で土地代金を支払ったのではありません。
土地代金は銀行から借り入れる前に支払っているのです。
現金4億円が手元にあって、それを土地代金を支払った後に、更に4億円を銀行に持って行って、定期預金にして、それを担保に銀行から4億円借りたのです。定期預金の金利より高い金利で銀行から借り入れるのです。
誰が考えてもこういうことはしません。何故こういう事をしたのでしょうか。
8.答えは簡単なことです。銀行から借り入れて土地を買ったことにすれば、その資金は不正なものであっても、誰もが不正資金とは思わないのです。銀行から借りたカネですから正しく奇麗なカネと思われるのです。
9.ところが、その借入資金の担保が定期預金だと言うことで、既に資金が手元にあるのに何故銀行から借り入れるのか?と言う疑問が出てきました。
それはロッカーに貯まっていた不正資金のマネーロンダリングの為だったのです。
10.「検察側は論告で、石川被告らが、2004年10月に同会が東京都世田谷区の土地を購入する際、小沢元代表から借り入れた現金4億円を12回に分けて銀行に入金しているのは、「この4億円の原資が公にできない性質だったからだ」と指摘。背景として、土地購入の前後に石川、大久保両被告が中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県)から、公共工事受注を了承する見返りに計1億円の裏金を受け取ったと改めて主張し、「小沢元代表の政治生命を奪いかねない虚偽記入に及んだのは、裏金の受領が明るみに出る事態を避けるためだった」と述べた。」
と有りますが、検察の言い方では小沢が持っていた4億円が不正資金であった。と言う言い方ですが、そう言うこともあるでしょうが、例えば水谷建設の1億円、これは小沢には渡っていないでしょう。ですから、小沢から4億円の資金が陸山会に持ち込まれたものは銀行の定期預金になったと考えるのです。(その小沢資金の出所はどうかの問題も解明すべきです。或いは陸山会15億円の資産の資金の出所は調査すべき事です)
11.以上が、小沢流不正資金獲得方法、その資金のマネーロンダリング方法と推定します。陸山会の決算報告書を見てください。不正資金4億円(3.5億円かもしれません)はちゃんと陸山会の資産(土地)として計上されています。
12.その資金はどこから出てきたのです。15億円にものぼる資産があり、これは全て建設会社等からの不正資金がマネーロンダリングされた証拠と考えられると思うのです。

検察はこの点からも追求して欲しいと思います。

 


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