中国の積極進出に「粗悪な製品と中国人がなだれ込む」の声
2011.07.08 07:00※SAPIO 2011年7月20日号
中国の領土的野心に対しては、最大限に用心する必要がある。南シナ海、東シナ海に目を奪われがちだが、内陸部では既に中国の領土拡大が進んでいる。ノンフィクション作家の河添恵子氏が報告する。
* * *
間接的に中国支配が進行している国がある。中国南部の雲南省に隣接する、ラオス人民民主共和国。中国が狡猾に仕掛ける“援助交際”による変貌は著しい。ラオス北部の中国国境の町ボーテンの経済特区は、人民元で賭けるカジノ、ホテル、ビル、マンション群などの乱開発が進む“中国人による中国人のため”の地域と化し、「ボーテン・ゴールデン・シティ(磨丁黄金城)」と呼ばれる。
同地を訪れた日本人は、「街は中国語ばかり、歩いている人たちも99%が中国人。ラオス人は国境管理員や警官、中国人経営のホテルやカジノの従業員、小売店の経営者くらい」と語るが、中国人観光客の主な目的は商談とカジノ、そして売春(中国系女性)なのだ。
アジアの最貧国ラオス政府は“中国共産党のビジネスモデル(経済特区+外資導入+賃借権)”を、国境のみならず全土で推進している。隣国のベトナム、タイ、そして韓国もラオス進出に積極的だが、「中国企業と、ラオス政府プロジェクトの入札を競っても、なかなか勝てない」という。雲南省昆明から国境町のボーテン経由、首都ビエンチャンまで延びる421kmの高速鉄道建設プロジェクトも、昨年末に中国が受注している。
総工費70億ドルを見積もるラオスの国家的プロジェクトだが、中国70%、ラオス30%の合弁でファイナンスはもちろん、技術供与、機器、そして5万人の労働者の提供などを中国側が担う。が、ラオスを知る識者は少なからず、「大多数のラオス人に現状、高速鉄道は無用の長物」「粗悪な中国製品と中国人が今以上になだれ込んでくるだけ」と同プロジェクトに否定的だ。
ラオスへ大規模な投資や融資を行なうと同時に、中国人労働者らを大量に現地へ投入し、インフラをラオスへ献上。その見返りとして、数十年の賃借権を得ることで“自治区”を拡大し続ける中国政府の最大の狙いは、「ラオスの地下資源」だ。メコン川地域にはボーキサイトやカリウムが豊富で、スズ鉱床の埋蔵量は100億tと見積もられ、金、鉄、銅、鉛、マグネシウムなどの鉱床も発見されている。
「高速鉄道建設のための地質調査と称して、中国はボーリングをあちこちで行なっている。地下資源を探っているのではと、噂されている」とラオス事情に詳しい日本人のビジネスマンが眉をひそめる。
貧国とはいえ自然豊かなラオスは、人口約650万人の80%前後が農業従事者で、飢えとは無縁。が、住民の意思や利益とは無関係の開発により環境破壊が急激に進み、都市部は格差社会が生まれている。
2003年の時点でラオスに5万人ほどとされた中国人は、「ビエンチャンの中心地で見かけるのは、エリアによっては中国人ばかり」となり、30万人以上に膨れ上がったといわれる。人間だけではない。街はバイクをはじめ、日用品も中国製品で溢れている。
「ラオス政府はお金に弱い」「中国政府に取り込まれている」と内外の批判がある中、政府が国民目線の政治へと舵を切らない限り“中国ラオス自治区”への悲劇は免れない。
☆
1.継続は力、数は力、強引さは力、武器は力・・・・中国はその力でなし崩しに他国のものを我が物にしようとしている用心すべき覇権国である。
2.世界はこの中国に支配されるのでしょうか?ソ連も、アメリカも・・・
3.もし、中国が世界を支配した場合、昔の封建社会が再現され、共産党幹部=お殿様=将軍の社会に戻り、礼節はなく法もなく、力と嘘と強引さが支配する社会になるのでしょうか。
4.インドは知的産業、世界貢献の中で生きてゆこうとしているが、中国は違う。騙して奪う国民性がある。いずれ中国に支配されるのか、中国と対抗するのか・・・
5.中国ではインフレが進んでいる。それを防止するために金利を上げたと言うことであるが、いずれにせよ富裕層と貧層が発生し貧層の爆発が起きるのではないでしょうか、
6.だがその時狙われるのが、貧相の目をそらさせるのが日本たたき、その手始めが尖閣諸島侵攻です。
7.中国に狙われている日本、用心用心。
2011.07.08 07:00※SAPIO 2011年7月20日号
中国の領土的野心に対しては、最大限に用心する必要がある。南シナ海、東シナ海に目を奪われがちだが、内陸部では既に中国の領土拡大が進んでいる。ノンフィクション作家の河添恵子氏が報告する。
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間接的に中国支配が進行している国がある。中国南部の雲南省に隣接する、ラオス人民民主共和国。中国が狡猾に仕掛ける“援助交際”による変貌は著しい。ラオス北部の中国国境の町ボーテンの経済特区は、人民元で賭けるカジノ、ホテル、ビル、マンション群などの乱開発が進む“中国人による中国人のため”の地域と化し、「ボーテン・ゴールデン・シティ(磨丁黄金城)」と呼ばれる。
同地を訪れた日本人は、「街は中国語ばかり、歩いている人たちも99%が中国人。ラオス人は国境管理員や警官、中国人経営のホテルやカジノの従業員、小売店の経営者くらい」と語るが、中国人観光客の主な目的は商談とカジノ、そして売春(中国系女性)なのだ。
アジアの最貧国ラオス政府は“中国共産党のビジネスモデル(経済特区+外資導入+賃借権)”を、国境のみならず全土で推進している。隣国のベトナム、タイ、そして韓国もラオス進出に積極的だが、「中国企業と、ラオス政府プロジェクトの入札を競っても、なかなか勝てない」という。雲南省昆明から国境町のボーテン経由、首都ビエンチャンまで延びる421kmの高速鉄道建設プロジェクトも、昨年末に中国が受注している。
総工費70億ドルを見積もるラオスの国家的プロジェクトだが、中国70%、ラオス30%の合弁でファイナンスはもちろん、技術供与、機器、そして5万人の労働者の提供などを中国側が担う。が、ラオスを知る識者は少なからず、「大多数のラオス人に現状、高速鉄道は無用の長物」「粗悪な中国製品と中国人が今以上になだれ込んでくるだけ」と同プロジェクトに否定的だ。
ラオスへ大規模な投資や融資を行なうと同時に、中国人労働者らを大量に現地へ投入し、インフラをラオスへ献上。その見返りとして、数十年の賃借権を得ることで“自治区”を拡大し続ける中国政府の最大の狙いは、「ラオスの地下資源」だ。メコン川地域にはボーキサイトやカリウムが豊富で、スズ鉱床の埋蔵量は100億tと見積もられ、金、鉄、銅、鉛、マグネシウムなどの鉱床も発見されている。
「高速鉄道建設のための地質調査と称して、中国はボーリングをあちこちで行なっている。地下資源を探っているのではと、噂されている」とラオス事情に詳しい日本人のビジネスマンが眉をひそめる。
貧国とはいえ自然豊かなラオスは、人口約650万人の80%前後が農業従事者で、飢えとは無縁。が、住民の意思や利益とは無関係の開発により環境破壊が急激に進み、都市部は格差社会が生まれている。
2003年の時点でラオスに5万人ほどとされた中国人は、「ビエンチャンの中心地で見かけるのは、エリアによっては中国人ばかり」となり、30万人以上に膨れ上がったといわれる。人間だけではない。街はバイクをはじめ、日用品も中国製品で溢れている。
「ラオス政府はお金に弱い」「中国政府に取り込まれている」と内外の批判がある中、政府が国民目線の政治へと舵を切らない限り“中国ラオス自治区”への悲劇は免れない。
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1.継続は力、数は力、強引さは力、武器は力・・・・中国はその力でなし崩しに他国のものを我が物にしようとしている用心すべき覇権国である。
2.世界はこの中国に支配されるのでしょうか?ソ連も、アメリカも・・・
3.もし、中国が世界を支配した場合、昔の封建社会が再現され、共産党幹部=お殿様=将軍の社会に戻り、礼節はなく法もなく、力と嘘と強引さが支配する社会になるのでしょうか。
4.インドは知的産業、世界貢献の中で生きてゆこうとしているが、中国は違う。騙して奪う国民性がある。いずれ中国に支配されるのか、中国と対抗するのか・・・
5.中国ではインフレが進んでいる。それを防止するために金利を上げたと言うことであるが、いずれにせよ富裕層と貧層が発生し貧層の爆発が起きるのではないでしょうか、
6.だがその時狙われるのが、貧相の目をそらさせるのが日本たたき、その手始めが尖閣諸島侵攻です。
7.中国に狙われている日本、用心用心。
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