涼風鈴子「はい、はよ~ざいます。あ゛だしがインチキDJのリンコスズカゼだよ。“Morning on”だよ。さー、やって来た、金よービー、でも、長い~や~ねえ~。月曜はブルーマンデーですが、金曜日は何Fridayなのかしら、いい形容詞が浮かばないですね。以上、“Morning on”でした」
木田麻衣子「皆様、こんばんは。忘れ去られたDJ木田麻衣子です」
アドバイザーイドワイザー「私は、忘れ去られた放送作家、アドバイザーイドワイザーでございます」
海芝浦偽左衛門「忘れ去られたイ為侍、八丁畷同心海芝浦偽左衛門です」
イ為屋お鈴「あたしは、イ為屋お鈴さ、元気かい、お前さんがた」
略島須英雄子「そしてあたしは、略島須英雄子よ。皆覚えてるー?」
木田「さて、見捨てられたキャラクターが勢揃いしました所で何をしたらよいのか、私達は困っております」
お鈴「こんな時の放送作家なんだから、何とかしたらどーなんだい?」
ア・イ「へえ。では、海芝浦の旦那いつものを」
略島須「そうやって、使い古したギャクをやろうとするからネタ切れが早まるわけであって」
海「まま、略島須様、ここは、私の出番ですので、しばらく、しばらく」
木田「それではここで、――放送出来ません――、海芝浦偽左衛門さんどうぞ」
――有名キャラ用BGM――
海「いくら話のネタがないからって、“Morning on”に俺らを出さねーから、こうなるぜっ」
急行特急TH「ぎゃややああああ」
鈴「つまらないギャグだねえ。今時流行らないわよ、そんなんじゃ」
略島須「なかなか辛口ですわね、お師匠。――放送不能――をどうぞ」
木田「本番中にそれはありなんでしょうか?」
ア・イ「この際いんじゃないっすか?アハハ、アハハ、アハハハハ」
木田「それでは、再び海芝浦偽左衛門さんにお出ましいただきましょう」
――有名キャラ用BGM――
海「笑ってごまかしても、リスナーはあきれてるぜ」
ア・イ「うお゛っ」
略島須「今夜はこてつが炸裂してやね。どーなってんの?」
木田「こうなってるのです」
鈴「初戦、ヘタレソツネイラの考えてることなんてこんなもんだって事よ」
略島須「さすが、――放送不能――。よく効くわね、これ」
木田「本番中なのですが」
海「ささ、木田さんもどうぞ」
鈴「たまには、毒吐いてすっきりした方が良いわよ」
木田「解りました。では少しだけ」
ア・イ「木田さんを豹変させて良いとは台本には書いていないわけであって」
急行特急TH「話のネタに成ればなんでもOk」
木田「もう今夜は放送を終わりにしましょう。皆様、この後のご予定は?」
鈴「大丈夫さ。さっ、【楽屋裏】に行こうかね」
略島須「行きましょ、行きましょ、話しましょう」
ア・イ「ちょっと、略島須さん、何やってんですか」
略島須「あ゛だしも毒はかないと」
海「硬いことは抜きにしまして、宴会やりましょ、宴会」
ナレーターニホヘト「以上、見捨てられたキャラクターによる臨時番組『日曜夜に集合したりして』を終わります」
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