理依著『眠り姫に100万回のキス』(2009年 スターツ出版)読破

突然に始まる恋物語ここにありだった。夢の恋物語で、良いなと思う。
夢の恋物語の割りには、まっすぐ幸せ路線で行く事がなく、主人公とその彼氏キャラクターに背負うものは決して軽いものではなく、人生そうそう甘くはない、と夢物語の筈が行きすぎない所が切なく、しっかり現実をみているな、と思える作品であった。
主人公の心情と彼氏役キャラクターの心情の２つがバランスよく乗っかった作品で、解りやすさがある良い物語であった。