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急行特急は行く…

急行特急THが、気のみ気のままに形創るブログ

鍵2本

2014年10月12日 16時17分08秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
いつ見つけたかは忘れてしまったが、2度と役には立たないだろう2本の鍵。金の鍵、銀の鍵みたいな雰囲気があったな、と思うところ。

鍵と言えば、扉。
いくつもの扉を開けて、見えたその先のものや人。私の胸の中に残っているものはどれくらいだろうか?特に扉の先で出会った人との関わりは、切ってばかりで、何してんだよ、ともうひとりの私が私の肩を叩く。まあしょうぎないよね、と肩を落として力なく笑う私に向けられるものは誰かからの怒りと憎しみしかない。それを全て解った上で切り捨てて閉じた扉よ鍵を私は持っていて、時おり開けてみても、もうそこには何もなくて――。

扉の向こうの場面。
扉を開けてたどり着いたその先にあるものは、大抵、見たくはないものばかりで。ハズレくじのオンパレードと嘆くと負けになるゲームみたいなものに負け続けてどれくらい?
実際、今、開けてしまった扉の向こう世界に広がるものは、心底望んだ物とは遠くかけ離れ、開けては行けない扉の向こうへきて、後戻り出来なくて――。そんな事があると、扉は開ければ良いと言うものではないと言うことと共に、開けてもまたそこは望まぬ世界へとたどり着くなら、もう2度と扉を開けようとは思わなくなるのは、自然な流れな筈であって。それを攻め立てるのは私には反則と言えて。

「ひとり、ひとりの心には決して開かないドアがある」と歌われたあの歌の扉を開けてみたいと思えた遠い日、それは、きっと扉の向こうに希望があると純粋に信じられたからだろう。手持ちで鍵で開いた扉の先にあったものを手にしてここまで来たその先の今は、扉の開け損だった。

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