goo blog サービス終了のお知らせ 
goo

改めてふりかえる物語、三田誠広著『いちご同盟』

2015年02月07日 23時55分33秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
何回か紹介した、三田誠広著『いちご同盟』。私が手にした河出文庫版のは、1997年に出た版物なので、私が高校1年頃に入手した事になる。
この物語、以前話したが、登場するキャラクター達の名字が実際の街にあったりする。何故そんな事が解ったかと言えば、私の電車好きが講じたフリーランスで架空の路線をつくる作業で、道路マップを使っていたからにほかならない。
主人公の北沢良一の北沢は、世田谷区の下北沢あたりの地名にあり、主要キャラクターの羽根木徹也の羽根木も世田谷区にある。ヒロイン役の上原直美の上原は、渋谷区に同じ地名がある。小田急線の代々木上原あたりがその地域となる。その他、登場するキャラターで、船橋、下馬、宮坂(ウィキペディアでは、宮田となっているが手持ちの本は宮坂)は世田谷区の地名にあり、東山と言うキャラクターは目黒区にその名字と同じ地名がある。なかなかこった作品であった。
ウィキペディアをのぞくと、この作品、青春小説となっているけれど、1997年当時、この物語の登場する人物達と年齢が近かったせいもある所為もあったのと交友関係もガタガタだったので、余計にこの手の話に私は心をひかれたようだ。
物語の中で、15歳の時に出来た友達が永きに渡る交友関係の始まりとなるのは、羨ましい限り。30も過ると、今更な友達でもないな、と思う昨今。けれど、よき交友関係が描かれた物語は今も嫌いじゃない。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。