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『中2病でも恋がしたい』第3巻読破

2014年08月02日 22時17分08秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
暇人パワー恐るべし、で、1日で読破してしまった。それだけ読みやすい本だと言うことになるのか、と思ってみたり。
第2巻の感想のような記事は昨日書いたばかりと言う、なんつう話だよである。
今回は、アニメに原作の話が追いついた――そんな感じであった。とは言え、全部が全部と言う訳では当然ないのだけれど。
ここまで読み終えて、これは原作が先だったのか?アニメが先だったのか?と言う感想もある。或いは最初からタイアップして企画されたのか?と言う妙な勘ぐりをいれてしまいたくなるのだけれど、アニメ版で出て来たものの大半が、オリジナルだったのか――と言う感じで、それはそれでアリで、悪くなく、原作で解らなかった所或いは明かされなかった話を創造により作られたものな感じで、物語を理解する上では意味のあるものだったな、と思う。
中2病も奥が深い――等と30過ぎの良い大人が言う台詞じゃねえよな、と思うが、何かその影には、それぞれの闇や影があって、誰にも言えぬ気持ちが伝わらぬ理解されずがあると言うことも現れていたように思う。
第3巻は、文化祭の話が出て来たが、私は、殊にこの作品の設定となっている高校時代のそれなんて、ホントに2度とやりたくない上に、嫌な思い出しかない。大したことは何一つとしてやっていないが、楽しめたとはお世辞にも言えず、大変だった、の一言につきる中で、この物語の様な感じなのは、羨ましい限りで、かくあるべしとは言わないけれど、思い出したのがそんな事だったのかよ的な話。そんな個人的な話はともかく、主人公もヒロインもうまく文化祭を楽しめていて、良いじゃないと言う所だし、主人公も今回の刺客の相手をいつものヒロインと接するような形でそつなくこなしてしまう彼は本当に過去、中2病だったの?と言う感じである。
アニメ版でも小説版でも主人公は、ヒロインに脇役、刺客達との立ち回りが上手いなと思えた。一応主人公は、3人兄妹の1番上だけあって、人付き合いはそれなりなんだなと思え、それがしっかりと全面に押し出されていて、羨ましい限り。中2病だったなんて本当に信じられない。
3巻まで読んで、アニメ版のオリジナリティーの高さは凄いなと思えるばかりであり、原作には書いていない或いは明かされていない主人公の中2病時代の事を巧みに描いていたり、ヒロイン役の小鳥遊六花が中2病妄想劇的を展開させるのも全て、アニメ版オリジナルで、ただただ凄いなと思うばかりであった。
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