
人間とは、復讐をする生き物である。愚かしい話だが、「目には目を、歯には歯を」と言う詞もあるなかで、多分、それは正しいのだろうと思う。
自分も苦しめられた、だからあいつも苦しめよう、お前を苦しめよう――そんな事はさせまい、しまい、と思っても人間、復讐をしてしまうものだと私は思う。しかも無意識のうちにである。
そんな事をしても何もならないが、この恨み、1000年の恨みで復讐は脈々と続く。それは即ち、生存競争と言う名の争いでもあり、先天的に不可避的であり、先天的に運命付けられたものなのだろう――判っては居ても、醜くく悲しい話である。どうにかならないか。それがどうにかなってもまたユートピアは来ないと言う説さえあるから、この世は往きにくい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます