涼風鈴子「はい、はよーざいますー、涼風鈴子どすー。“Morning on”どすー。さっ、5月3日です。水曜日です」
東町同心海芝浦偽左衛門「これは、これは、涼風様」
涼風鈴子「――ああ、東町は、普通の日、だもんなあ」
東町同心海芝浦偽左衛門「何のお話で?」
涼風鈴子「詳しくは、筋書屋で」
東町同心海芝浦偽左衛門「筋書でありますか」
スタジオのライトが落ち、有名時代劇のテーマが流れる。
涼風鈴子「はじまったよ、はじまったよ」
東町同心海芝浦偽左衛門「始まらねえんだよ。りんりんこっこの御命は、逆なんだよ」
悲鳴
スタジオのライトが付き、有名時代劇のテーマが止まる。
涼風鈴子「はい。侍が消えた所で、以上、“Morning on”でした」