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又吉直樹氏の処女作にして芥川賞受賞作、そして今や大ベストセラーである「火花」を読んでみた。私が読んだのは文芸春秋版であり、もう一つの受賞作「スクラップ・アンド・ビルド」も読めるというお得な本である。当初は「火花」の書評で一編を埋めるつもりだったのだが、これは私にはあきらめざるを得なかった事となった。はっきり言うと、読むには読んだが何にも思わなかったからである。
私は阿呆か?知覚過敏とかの反対の感覚欠損みたいなのか?
思いはつらつらと時代をさかのぼり、昔読んだ本で同じく芥川賞受賞作のうち、私が敬愛する北杜夫氏の「夜と霧の隅で」を思い出すに至った。時代の抱える狂気、ヒトラーを総統に頂いたナチスドイツの発した狂気、その中であがく人間の狂気と絶望感。唯一の成功例であった「彼」の悲劇・・・。多分感じるハズの所はこちらでは感じていたと思う。
賞の選考委員である村上龍氏の「長すぎる」と、島田雅彦氏の「楽屋落ちは一回しか使えない」が私の感じたものに近いのではないだろうか。もう一度読み直す事も考えたがやめておく。そんなの、苦痛すぎる。
私は阿呆か?知覚過敏とかの反対の感覚欠損みたいなのか?
思いはつらつらと時代をさかのぼり、昔読んだ本で同じく芥川賞受賞作のうち、私が敬愛する北杜夫氏の「夜と霧の隅で」を思い出すに至った。時代の抱える狂気、ヒトラーを総統に頂いたナチスドイツの発した狂気、その中であがく人間の狂気と絶望感。唯一の成功例であった「彼」の悲劇・・・。多分感じるハズの所はこちらでは感じていたと思う。
賞の選考委員である村上龍氏の「長すぎる」と、島田雅彦氏の「楽屋落ちは一回しか使えない」が私の感じたものに近いのではないだろうか。もう一度読み直す事も考えたがやめておく。そんなの、苦痛すぎる。
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