黒猫亭日乗

題名は横溝氏の「黒猫亭事件」と永井荷風氏の「断腸亭日乗」から拝借しました。尚掲示板が本宅にあります。コメント等はそちらへ

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2009年03月06日 | Weblog
エイベックスとのコラボで、鉄腕アトムが生まれ変わるのだそうな。鉄腕アトムといえば、言うまでも無く私が一番愛して止まないテレビアニメである。何せ白黒のオリジナル放映を楽しみにしていた年代なのだから、今の言葉でいえば「どストライク」の年代だ。
そのアトムが姿もチェンジして名前もちょっと変わってお目見えするのだそうな。ネットで画像を探して、見てみたのだが、従来のファンとしては複雑である。
テレビCMの時の声優さんが変わった気がして、それだけでもため息が出る私なのだから、それは仕方ない話だ。ロックマンと合体したみたいなあの姿は、どうしても馴染めそうにはない。それに、原作者手塚治虫氏の手はモチロン全く入っていない。嗚呼、私のアトムよ何処へゆく。
所で、手塚先生の手になるアトムの改良版みたいのがあったのをご存知の人は、結構すくないのかもしれない。宇宙空間を漂っていたアトムが、高度な科学力を持つ異星人に救われ、地球を時間移動しながら、もと居た時代と場所を探すというお話だったのだが、連載されたのが小学~年生みたいな一年限りの連載だったので、お話が尻切れトンボになってしまったのと、「ニュースタイルでの続編を狙ったのだが、評判がかんばしくなかった」と氏自身が吐露している。
「ジェッターマルス」もあれば五本指の平成版アトムもあるが、私のアトムは今なお昭和38年に始まったあのアトムだけである。



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