
花と湿原を巡るハイク「赤城山」
富士見村の観光協会が発行しているハイキングマップです。大変よくできています。
が、惜しむらくは、もう少し観光解説が欲しいね。コメント形式で・・・
地図にあまり長い説明文は似合わないので省略したのは大賛成ですが、噴出し程度のコメントはあったほうが楽しいですね。
さて、7月末に予定している赤城山 (あかぎやま 又は -さん) はカルデラ(スペイン語=鍋)のある複式火山で、榛名山、妙義山と並び、上毛三山の一つに数えられています。
深田久弥さんの「日本百名山」や、日本百景の一つにも選ばれています。
赤城山は単独の山ではなく、最高峰は黒檜山(くろび-、1828m)で、駒ヶ岳(1685m)、地蔵岳(1674m)、長七郎山(ちょうしちろう-、1579m)、鍋割山(なべわりやま、1332m)などの総称です。
そして、火山ではあるが死火山です。
1万年以内には噴火した記録がなく、活火山には入らないというのが専門家の説ですが、山の形、形勢から見て、火山であることは疑う余地もありません。
火山活動の歴史としては
50万年前に活動を開始し、標高2300m程度の安山岩質の溶岩とスコリアから成る成層火山を形成した。
20万年前ごろから二酸化ケイ素の量が増えて溶岩がデイサイト質になり、それに伴い爆発的噴火が多発し、火砕流や山体崩壊による岩屑なだれが山麓に流下して現在の広い山麓を形成した。
約5万年前には湯の口降下軽石を噴出し現在の山頂カルデラを形成した。
3万年前には鹿沼降下軽石を噴出した。
約2万年前に地蔵岳溶岩ドームと小沼タフリングを形成した。これを最後に大規模なプリニー式噴火は途絶えている由。
赤城山といえば、上州・国定忠治。
明治、大正、昭和初期に講談や新国劇の題材として大人気でした。
国定忠治の一節
「赤城の山も今宵限り・・・かわいい子分のてめえ達とも、別れ別れになる門出だぁ~」
の台詞が有名です。
赤城山を全国に知らしめた、大したPRですね。広告電通賞もんですね!
今回の山歩はハイキングの部だそうで、
赤城ビジターセンターを起点に⇒ 覚満淵 ⇒ 小沼 ⇒ 地蔵岳 ⇒ ビジターセンター
のルートです。
赤城の子守唄でも口ずさみながら、れんげツツジを愛でてきますか。
そうそう、今回のリーダーの山荘で前夜祭もあるとか・・・一杯のめるかな~!?
楽しみだな~


〔参考〕
大沼: 季節を問わず美しい風景が楽しめます。湖畔のャンプ場でのバーベキューや、釣りもできます。
小沼: 小沼周辺はハイキングに最適。レンゲツツジの群落もみられます。
覚満淵: 赤城山の頂きにある貴重な湿原。水芭蕉や稀少な高山植物が生息し、別名「小尾瀬」
めっちゃ、楽しんできましょう・・・!!
情報によれば、山荘の彼氏はお酒嫌いなので、一滴も飲めない可能性が高いですよ。
お茶気で酔うしかないでしょう。
アハハ・・・
持ち込んで、飲みますか。
ぶっちょう面をした下戸の前で飲むお酒は、また格別ですからね~