地図のいろいろ

半世紀も地図作りに携わっていましたので、この辺で振り返って地図を見直してみようかな~・・・。

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大学入試センター試験 地理B

2009-01-24 13:04:40 | Weblog
大学入試センター試験 地理Bより

試験問題の一つを覗いてみました。
大変難しい問題でした。


地理Bの第2問に、島根半島の「中の海」、「境港市」辺りの1/20万地勢図を見ながらの問題がありました。(上の1/20万地勢図)

問1:①「中の海」は潟湖(せきこ=ラグーン)である。・・・《正》潟湖は砂州などで外海と隔てられてはいるが、狭い海峡で外海の塩水が出入りする汽水湖です。そのため、魚も淡水魚と塩水魚が両方すんでいます。

②、飯無川河口部には三角州(デルタ)が発達し・・・《正》河川が海に注がれる場合に出来る扇状地ですが、湖に面した場合は「三角州」とは言わない。その場合は「扇状地」です。
ここの場合は「汽水湖」(淡水と塩水の混じった海)のため微妙ですが、「中の海」の名称を尊重して「海」と見做し、「三角州」で正しいことにしましょう。しかし、微妙な問題を出すものですね。教科書にはっきり取り上げているのですかね?

③、中の海にある大根島は「陸繋島」である。・・・《誤》「陸繋島」は潮の流れによって、島と島や丘が自然に繋がる場合を言いますが、この大根島は人工的に繋いだ橋(堰)のようなもので、「陸繋島」には当たりません。「中の海」の干拓事業の一環として繋いだのですが、途中、農地が余る状態になり、干拓事業を止めたための遺物です。
実は、私は鎌倉のマラソンクラブの連中と「鎌倉~萩」までの1200kmをリレーしながら走ったことがありますが、丁度私が走ったのが、境港~大根島経由~馬潟(大橋川河口)でした。今でも大根島の伸びやかな農家のたたずまいや、広いお花畑を思い出します。いい名前の島ですよね。

④、島根半島の北岸にはリアス式海岸が発達しています・・・《正》4問のうち1問のみ間違いだそうですから、もうとやかく言うことはないでしょうが、三陸沖と同じように、海岸の入り組みの激しい地形で、一目瞭然です。多分素晴らしい漁場でしょう。ただ、こうした土地は、となりあった部落との連絡は殆ど海上交通で、陸での連絡は起伏が激しく難しいようです。陸の孤島といった感じです。リアス式海岸ではないですが、伊豆半島の西海岸も同じです。

さて、この問題の正解は?・・・正解でした。しかし、難しい問題が出るのですね。次はまた日を改めて・・・!
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