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TOKYOご満悦ランチ

ポコビッチとガブリエルが伝えるTOKYOランチレポート

もんくすふーず(吉祥寺)

2006-11-19 | 定食・食堂

 「冷たい雨が降り続くねえ。こんな寒い日は、カラダを温めてくれる辛いものが食べたいね」

 「『蒙古タンメン中本』の吉祥寺店が今年4月にオープンしたんだよ。さっそく行ってみようか」

 「いいねえ、今日は超超激辛の《北極ラーメン》にチャレンジしようかな。いや、同じく超超激辛の《冷やし味噌ラーメン》も捨てがたいし…」

 「どちらもカラダには極悪の食べ物だけど、でも無性に食べたくなるんだよね…。おりょ? もんくすふーず? もんくって、あのジャズ・ピアニストのセロニアス・モンクのことかなあ?」

 「あっ、ガラスにモンクの絵が描いてあるっ。でも何のお店? 喫茶店だったら、『蒙古タンメン中本』の帰りに寄ろうよ」

 「入り口の脇にメニューが貼ってある。なんと定食屋さんだ! どうする、入ってみる?」

 「いや、止めようよ。よく見てごらん。ごはんは玄米か七分づき米から選ぶんだって。ということは自然食のお店みたいだよ。自然食のお店って、たしかにカラダにはよさげだけど、舌にはおいしくないでしょ」

 「でも、ジャズ好きとしては興味があるよ。入ってみようね」

(入店しました。1Fはカウンターのみ、2Fはテーブル席となっています)

 「ジャズがしっかりとした音量で流れているっ。なんだかジャズ喫茶っぽいね」

 「カウンターの向こうの棚には、ジャズCDがぎっしり詰まっているよ。ジャズをBGMとして静かに流すレストランは多いけど、この音量で食事ってのは初めてだなあ」

 「そうだね。ところで『もんくすふーず』は無農薬・有機栽培のお米と野菜、天然ものの魚、放し飼いの鶏などを使っているんだって」

 「養殖されたクスリ漬けの魚や、ブロイラーで短期間に促成された鶏は、生産者自身が食べないって言うからね。日本の食環境はどうなっていくのだろう…」

 「さてさて、僕たちの料理が運ばれてきたよ。うわっ、すごいボリュームだ。一汁三菜に漬物か」

 「ではまず秋刀魚の開き揚げから。うん、カラッと揚がっているっ。味がついているから、醤油はいらないね」

 「ジャガイモはほくほくとしているし、大根もよおく味が染みていておいしいね」

 「すごいのはもちもちの玄米だね。これだけの量だけど、自然にスーッとカラダに吸収されていくようだよ」

 「味もよかったし、量も十分だよ。そのうえ安心できる食材なんだから、これはご満悦だね。料理の内容はその日の仕入れによって変わるんだって。まだまだバリエーションはあるというから、ちょくちょく来てみたいね」

 「こういう料理をきちんと食べていれば、メタボリックなんかにはならないんだろうなあ」

 「そうだね。なんだかカラダをリセットしてもらったようだよ。これなら《北極ラーメン》と《冷やし味噌ラーメン》の極悪同盟を、同時に食べても平気かも…」

 「なんか間違ったことを言っていない?」

 

日替わり定食②:1015円 (平日は840円)

http://www4.ocn.ne.jp/~monks/about.html


活鮮市場 神田北口店(神田)

2006-11-07 | 定食・食堂

(話は昨日から続いています)

 「いきなりさんまがどお~んと2尾だよ。昨日もさんまを食べたってことを忘れたわけじゃないよね? いったいどういうこと?」

 「昨日のさんまはおいしかったけど、大根おろしがちょっぴり(どちらかというとゼロに近い)なのは大ショックでさ…。どうにもご不満悦なものだから、食べなおしをしたくてね。なにしろこのお店は2尾もついてくるんだよ。食べきれない大根おろしじゃないのかなあ、と期待したんだけど…」

 「ここもそれほど多くないよ。昨日の『さくらさくら』よりは100倍くらい多そうだけど…」

 「どうしてなんだろうね。さんまにはたっぷりの大根おろしというルールがわかっていないのかな?」

 「まったく不思議だね、高い素材じゃないし、摺りおろすのもたいした手間じゃないのにさ。僕なんて1尾のさんまに対して、1/4本の大根を使っているよ。では身の部分をゴソッと箸でつまんで…。ぱくっ」

 「どう? 『さくらさくら』よりおいしい?」

 「少しも熱くないなあ。注文して5分で出てきたので、おかしいなあとは思っていたけど…。それに身もハラワタも、ぱっとしないよ」

 「どれどれ…。ホントだ。効率を上げるために、事前に焼いていたのかなあ。ともかく、『さくらさくら』とは大違いのさんまだね」

 「このさんまを2尾食べるのはちょっときついかも」

 「従業員さんはいいかんじなんだけどね」

 

焼魚定食(さんま塩焼2尾付):800円

http://r.gnavi.co.jp/a287400/


さくらさくら(外苑前)

2006-11-06 | 定食・食堂

 「先月連れて行ってもらった『奈加山』はおいしかったねえ」

 「あの鯖味噌は抜群だったよ。なにしろ、《味で勝負だもの。いまから食べに行こうよ」

 「そうだね。このローソンの角を曲がって…。あれっ、ここにも魚を食べさせる定食屋さんがあるよ。黒板の絵がかわいいねえ。予定変更、本日はここにしようよ」

(入店しました)

 「店内はカウンター8席、テーブル10席だ。僕たちは2人用テーブルへ。メニューは焼き魚のみで刺身も煮魚もないんだね。シンプルだねえ」

 「えーと、本日の魚は、秋鮭、さんま、カマス、ホウボウか。では、さんまにしようね」

 「お店はずうっと満員で、外で待っている人もいるよ。ここは人気店なんだろうね。さあ、20分でさんまが到着だよっ!」

 「焼き野菜が付け合わせなんて珍しいや。スクエアなお皿もおしゃれだね。さっそく身の部分をつまんで…。うん、ホクホクでおいしい~」

 「ハラワタもほどよい苦みだよ。これはごはんが進むねえ」

 「僕は自宅で遠赤外線のフィッシュロースターを使っているけど、ここまでおいしくは焼けないよ」

 「ホントだ。それでは大根おろしをさんまに乗せて…。あれっ、お店の人が添えるのを忘れたのかなあ? 大根おろしが見あたらないよ…」

 「いや、あるよ。ここに」

 「なんだコレ? 箸でひとすくいもできない微量だよ。この量はどういうつもりだろう? ケチなのかな?」

 「意図は不明だよ。サンマとたっぷりの大根おろしは、どちらが欠けてもだめなのにね」

 「大根おろしを入れる器も欠けているけど…」

 

さんまの塩焼き定食:980円


キッチン柳 本店(茅場町)

2006-10-23 | 定食・食堂

 「いかにも下町の洋食屋さんって感じだね」

 「場所柄、証券会社の人が多そうだよ。さあ、地下のお店に入ろうね」

 「やっぱりだ、サラリーマンだらけだよ」

 「ワイシャツ姿の人も多いや。近くにある勤め先から食べに来るんだろうね」

 「ジモティに支持されているお店っておいしいよね」

 「うん、まずはコンソメのスープだよ」

 「ズズー」

 「さて、本日の日替わり定食、メンチカツとエビフライのセットだよ」

 「ほかにもいろいろなメニューがあるのに、みごとに全員が日替わり定食を食べているね」

 「コストパーがいいんだろうね。メンチカツがおいしそうだよ」

 「ほろ苦いソースがよく合うね。お口直しにキャベツの酢漬けをパクッ」

 「次はエビフライだよ。大ぶりが2本も」

 「どれどれ。油ぎれがちょっと悪いかな…。でも、このごはんの量は足りないね。おかわりできるのかなあ?」

 「だいじょうぶ。ほとんどのお客さんがおかわりしているよ。だけど中高年のサラリーマンが多いせいか、『半分だけだからっ!』とか、『ほんの少しでねっ!』ってお茶碗を差し出すときに、やや語気を強めるのがちょっとおかしいね。みんな食べすぎに気を遣っているんだろうな。さあ、食べ終わったらすぐにお店を出るよ。長居は無用さ!」

 「どうしたの、そんなに急いで? なにかイヤなことでもあったの?」

 

本日の日替り定食:800円

http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13003050/


今井総本店(蔵前)

2006-10-17 | 定食・食堂

 「本日は蔵前に来ているっす。はあ~、どすこい、どすこい!」

 「ちょっと待って! 蔵前でなんで相撲のネタを使うの? もしかして、蔵前にはいまでも国技館があるとでも…?」

 「あたりまえっす。土俵にはお金が落ちているっす」

 「蔵前に国技館があったのは1984年までだよ。ポコビッチは相撲を知らないんだね」

 「バレました? なにしろ僕は相撲にいっさい興味がないからね。1982年に蔵前国技館でボクシングの試合を見たとき、(へえ、ここで相撲をとっているのか…)と知ったんだ。だから国技館はいまでも蔵前にあって、この街はお相撲さんであふれかえっていると思っていたもの」 ←実話です

 「そのレベルでは、合格なんて絶対ムリだね」

 「でも、ランチのお店はよく知っているから、安心して任せてよ」

(15分経過)

 「おいしい定食を出す『今井総本店』は、いったいどこなの?」

 「ちょっと迷ったよ。以前はよく来ていたんだけど…」

 「店を覚えていなければダメだよ。いくら前に来ていても」

 「あった! ほらっ、ここだよ。すでに満員だね」

 「どうぞこちらに、だって。なんとVIPルームだよ」

 「普段はカラオケで使う部屋なんだってさ。さあ、コロッケと白身魚フライの盛り合わせだよ」

 「でっかいコロッケ。ごはんも大盛りだよ。すごいボリュームだ」

 「食べきれるかなあ。あっ、ふりかけがあるっ! われわれ相撲取りはふりかけさえあれば、丼めしを何杯でも…」

 「相撲ネタはもういいよ! でも、このごはんはおいしいねえ。新米だからかなあ」

 

自家製コロッケと白身魚フライ定食:950円

http://www.enjoytokyo.jp/OD003Detail.html?ODEKAKE_ID=1&SPOT_ID=g_g517300