ポ 「お前は本当に、血も涙もない男だよ」
ガ 「週刊文春の記事のことを言っているの? たしかに本日発売の週刊文春、《斬り捨て御免! 食味探検隊》で、『雲林』は辛口の評価だったね」
ポ 「なにもわざわざ、発売日当日に行くなんて…。こういうときはそっとしておくのが、大人ってものだよ!」
ガ 「違うよ。たまたま今日は神田須田町に用事があって、このお店には前から行こうと思っていただけなんだよね」
ポ 「まあ、このばかブログがなにを書こうと、お店はなんともないだろうけどさ…」
ガ 「ばかブログはもちろん、なんの影響も及ぼさないよ。だけど、《味もサービスもいまいち》って書かれたら、どの程度ひどいのかは、やっぱり知りたいね。ばかブロガーとしては…」
(お店に到着)
ポ 「このあたりにあるお店は、『まつや』、『トプカ』、『けむり』、『竹むら』…、とお気に入りだらけだね」
ガ 「『ぼたん』と『いせ源』を挙げないのは、なにか意図でもあるの? さあ、お店に入るよ」


ポ 「神田でモダン・チャイナのお店って珍しいよ」
ガ 「今年の5月にオープンしたばかりだってさ。インテリアや什器などから、センスのよさが伝わってくるね」

ポ 「スタッフもきびきびしているよ。さて、なにを食べようかな」

ガ 「《海老とホタテとアオリイカの海鮮つゆそば》や、《醤油豚チャーシューと韮の香り炒飯》がおいしそう。でも、週替り麺に惹かれるね。おっ、デザートのついたセットがあるよ」
ポ 「それは女性限定だから、僕たちは注文できないよ…」

ガ 「すみません、僕たち、こう見えても女性なんですの。このレディースランチセットをいただけるかしら? えっ、だいじょうぶ?」
ポ 「よかったね。男性でも注文していいんだってさ」
ガ 「じつは僕たち、男のなかの男なんです。正確に言えば《漢》と…」
ポ 「性別の話はもういいから! さあ、料理が来たよ」
ガ 「狙い通り! この《ハーブ豚と高菜のあんかけ麺》はおいしいや。あんのとろみをたっぷり麺にからめて…」

ポ 「付け合わせやサラダ、点心の盛りつけもきれいだね」

ガ 「量はレディースだけあって、《漢》には足りないかも。さあ、デザートの杏仁豆腐だよ」
ポ 「うおっ、これはおいしいね。ちょっとないくらいだよ」
ガ 「大満足。おかわりしようか? 300円だってさ」
(お店を出て)
ポ 「サービスもお味も、不満はなにもなかったね」
ガ 「うん、また来たいよ。次回はこの《自家製干し肉と山芋と白菜のあんかけ焼きそ》を食べてみたいね。いったいどんな料理だろう、焼きそって?」

ポ 「うわっ、揚げ足取り! 週刊文春の記事より、ガブリエルの方が嫌がられるよ!」
レディースランチセット:1200円
http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13023052/