(話は昨日から続いています)
ポ 「松坂大輔はレッドソックスに入団することになりそうで、来年のMLBは楽しみだねえ」
ガ 「松坂がアメリカ人の大リーガーをギュウっと言わせてほしいからって、松阪牛を食べに来たの? あまりにくだらなすぎるよ!」
ポ 「でも以前このお店で食べた松阪牛はおいしかったでしょ?」
ガ 「まあ、お祝いと思って今日は奮発しようか!」←おいおい、松坂は土偏だし、松阪牛はこざと偏だよ…
(入店しました)
ポ 「このフロアは個室風に仕切られていて、各テーブルにすき焼きを作ってくれる女性が1人つくんだよね」
ガ 「今日の女性は若くて感じがいい人だなあ。さあ、調理が始まったよ」
ポ 「鮮やかな手つきだね。まずは肉だけをご賞味くださいって」
第1弾 肉のみ
ガ 「どれどれ。うん、おいしいや。さすがは松阪牛だ。えっ、松阪牛ではないの? 島根の牛?」
ポ 「これは大変なことになったよ! 松坂大輔を応援するためにわざわざ松阪牛を食べに来たのに、島根の牛だって! こうなったら松坂大輔に《島根大輔》と改姓してもらうしかないね!」
ガ 「でもこの島根牛も松阪牛と同じ特選A5ランクの肉だそうだよ。とりあえずおいしいからいいじゃない?」
ポ 「そうだね。かつて『らん月』は松阪牛オンリーだったようだけど、いまは松阪牛を含め、各地のおいしい肉を提供するようにしているんだってさ」
ガ 「そう言っている間に、お肉がいい感じに焼けているよ。僕たちの食べ具合を見ながら、仲居さんが調理して取り分けてくれるんだね」
第2弾 肉と長ネギ
第3弾 肉と玉ネギ
第4弾 肉とエノキダケと豆腐とお麩と水菜
ポ 「さすがはA5ランクの肉だよ。噛む必要がないくらい、柔らかいねえ」
ガ 「そろそろ、すき焼きがおしまいになるよ」
第5弾 肉と玉ネギと糸コンニャク
ポ 「ああ、おいしかった~。個人的にはゴボウの笹掻きがあればうれしかったね」
ガ 「僕も椎茸や白菜があればよかったけど、でも大満足だよ」
ポ 「さあ、鍋に残った旨味エキスにうどんをからめて…」
ガ 「たっぷりの玉子に濃口のうどんは、これまたおいしいね。仲居さんに聞いたら、来店するお客はうどんではなくごはんを注文する人のほうが多いそうだけど、絶対うどんがオススメだよね」
ポ 「当然だよ。デザートは《きな粉のわらび餅》だって」
ガ 「渋いお茶とぴったり。すっかりご満悦気分さ」
ポ 「松坂大輔の応援ができてよかったね!←どこが? これで松坂がボストンで華麗にデビューを果たしてくれればうれしいよ」
ガ 「そうだね。あれっ、いま『華麗』って言った?」←明日はカレーってことね!
すき焼(竹):2500円