ポ 「ダークブラウンで統一された店内、どっしりとした一枚板のカウンター、照明は落とし気味…。なんともこじゃれているね」
ガ 「入り口の脇には、6種類のにぼしを陳列しているよ。季節ごとにいろいろ組み合わせることで、塩分やダシの濃さを調整しているんだって」
ポ 「麺にもこだわりはあるようだよ。麺を打ってから冷蔵庫で1日寝かせて、旨みをさらに引き出すんだって。もう食べる前から期待が膨らむね」
ガ 「さあ、どんなお味かな。ここのつけ麺は!」
ポ 「スープから煮干しの強烈な香りが鼻を突くねえ。ではナルトの上の柚胡椒をスープに溶いて、ゴクリ…。うわっ、しょっぱ~」
ガ 「どれどれ、ホントに塩分が強烈だね。では麺を浸してからツルルル…」
ポ 「やはり塩分が強すぎるよ。お店には申し訳ないけど、こっそりとお水で薄めて…。でも、まだしょっぱいや」
ガ 「救いはこのぶ厚いチャーシューだね。口に入れるとすぐに崩れる柔らかさだ。味も染みていておいしいや」
(完食しました)
ポ 「舌がピリピリするなあ。化学調味料は使っていないというから、塩気がかなり強いんだろうね」
ガ 「塩分は人によって好みが別れるからね。僕の知り合いのボニータは、食べ物すべてに塩を大量にかけるほどの塩好きでさ。『そんなに塩をかけたら、カラダに悪いよ!』と注意したんだけど、彼女はたっぷりの塩味が感じられないと、食事をした気にならないんだって。『味の好みだけは他人にとやかく言われたくない』、と逆に怒られたよ」
ポ 「へえ…。あれっ、よく見たら丼に文字が書いてある!」
ガ 「『たけちゃん』の名前は『武』と書くんだね。そういえば『武』で思い出したよ。木村拓哉主演の『武士の一分』が公開されたね。評判がすごくいいよ」
ポ 「キャッチコピーが、『命をかけて、守りたい愛がある。』でしょ」
ガ 「ボニータだったら、きっとこう言うだろうな。『塩をかけて、守りたい味がある。』ってね…」
つけ麺:930円