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埠頭でアスファルト剥し

いつもはプラプラと建物をみてい歩いているだけのプラナリアですが、
先日横浜でちょっとだけですが「歴史資産の調査」のお手伝いして来ました。

場所は新港埠頭、トリエンナーレの為の施設の工事を始めたら昔の舗装や鉄道敷が出てきた、
ということで急遽調査をすることになったそうです。
なのでこの調査、建築というよりは土木、しかも計ったり記録したりの前にまずは
「よっしゃ!そこのアスファルトをはがすぞっ!!」
という完全肉体労働も必要な調査なのであった。
で、ノウハウのないプラナリアは土木作業に従事することにしたのですが、
大した道具もなく人力でアスファルトをはがすのだからなかなか進まない。
でも頑張って剥していると、一応何か違ったものが出てきました。
何かが何か、がよく分からないのが辛いところですが、それは後日教えてもらうと言うことで。

で、先ほどの写真の奥に写っているのが大正時代に造られた「ハンマーヘッドクレーン」。

今でも動くそうですが、運転できる人がいないらしい。これは一応保存の方向らしいので嬉しい限り。

新港埠頭にはもう一つ面白いものがある、ということで案内して頂いたのが
護岸から三角形に突き出している謎のコンクリート構造物。
コンクリート製ですがトラス状になっていてスケスケ。
構造はRC造かSRC造か、そもそも用途は何か、
地元の重鎮建築家からプラナリアのような駆け出しまで一緒になって大コウフン。

これは一応種明かしを頂きまして、「防衝提」というもので、
船が接舷する際に、まずはこの出っ張りにロープを引掛けるようにして、
もし操船をミスっても直接護岸に衝突しないようにしてある、ということのようです。
言われてしまえばなるほど、ですが、謎のままの方が面白かったかも。
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