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美しい響

さて、国道一号線鶴見川を超えて横浜方面に進むと、
オープンカットになった部分を跨いでかかる美しい橋をくぐります。
(といっても車だとスグに通り過ぎてしまうので気がつかないかもしれませんが)
これは幻となった1940年(皇紀2600年)の東京オリンピックに際して架けられた、
と言われているのになぜか竣工年が1941年の「響橋」という美しい名前の橋で、
意匠は建築家・今井兼次によるものです。

横浜側から。アーチの上が透けているのでとっても軽快な印象。

見あげが単調にならない様に(たぶん)、リブが付けてあります。

橋上に立つ柱の装飾。ちょっとだけナチな気分なのかな?
前回の今井兼次展にはこの橋のエスキースのスケッチが出展されていて、
(設計時は「寺尾橋」だったみたい)
手摺などの目に付くところだけでなく、リブの断面などの細かいところ、
一見目に付きにくいところもいろいろと検討した様子が伺えたのですが、
ようやく現物をじっくり見て参りました~。

鶴見区の案内ページ→ひびき橋
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