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上品カツカレー


大分頭がボサボサになってきてしまったので床屋へ。
今回は先日TVで見たカレー屋さんに寄り道してみました。

 この案内図でたどり着ける人はよほどの町田通

先日「マシバシイネツルカモ」のごく上品なカツカレーを食した身からすれば
ここのカツカレーをあっさりと称すことは不可能ではあるが、
(おっと、皆さんがおっしゃってる「さらっ」というのはあくまでカレーの粘度のことか)
まあ、ようはしっかり揚げた油の味のするカツがおいしいカツカレー、ということが言いたい。

よく問題になる1,400円というお値段、確かに普段使いには厳しい。
まーでも結構どっしりお腹に溜まりましたからね、うん。
その他特徴は各種グルメサイトやカレー好きさんのサイト参照。

ところでこのお店が仲見世商店街と言う昭和な路地にある、
と言うところまでは承知していたんだけど、
路地には通り抜けられる「商店街」の他に「飲食街」というのがもう一本あるとは知らず、
商店街(ここもなかなか面白い)の方をウロウロ往復してしまいました。

町田もまだまだ奥が深い。
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タンゴ老人が、熱い

東急文化村のル・シネマが火曜は1,000円と言うことで唐突に映画を見に行くことにした。
その映画は「アルゼンチンタンゴ・伝説のマエストロたち

2006年にタンゴのそれこそ伝説の域に達しているマエストロたちを集結させて
「cafe de los Maestros」というCDが録音されたのだそうだが、
その時の模様と、同時にコロン劇場で開催されたコンサートをドキュメントしたのがこの映画。
手法的には手堅いドキュメンタリーなのだが、とにかくマエストロな爺さん婆さんが、良いっ!
彼・彼女らは1920年代前後に生を受けて30年代のタンゴ全盛期に活動を始めた世代で、
基本80代、一部90代だったりする?、という超ベテラン。
で、アレンジも今回の企画者が当時のタンゴに敬意を表して、
50~60年代当時の音源から採譜したものを使っていたりするのだが、、、

音が全然レトロじゃないです。

もう切れがよくってエネルギッシュでめちゃくちゃかっこいい。
「伝説のマエストロ」とか言うと何となく過去の偉業を称える感があるけど、
まったく現役な音楽でありんすよ。
DVDがでたら改めてじっくり見直したいし、コンサートの映像もフルで見てみたいっす!

Cafe De Los MaestrosCafe De Los Maestros
Various Artists

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あとね~、完全に余談ですが、ブエノスアイレスの街が良いんだわ。
会場のコロン劇場は19世紀末に建設が始まったボザールなオペラ劇場ですが(完成は1908年)、
とにかく何段にも積み重なった馬蹄形な観客席が素敵っ!、可視線とか言う意味では辛そうだけど(笑)
そして街にも歴史的建造物がゴロゴロ転がっていて素敵っ!、建替えるお金が無かっただけかも知れないけど。

もうこういう都市を見てしまうと日本の都市は本当に奥行きが無くて駄目だね。
数少ない都市の資産を都市再生とかいって平気でぶっ壊しているんだから。馬鹿すぎ。
三信ビルをかえせー、歌舞伎座をかえせー、ですわよ。

因みにコロン劇場は老朽化のため2006年から改修に入り、100周年の2008年完成の予定、
だったんだけどそれには間に合わず、2年遅れの今年5月に完成したんだそうだから(爆)、
この映画は改修前の劇場をドキュメントしていると言う意味でも貴重かも。
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タイガーはどっち向き?


Book3は平日に少しずつ読み進めて読了。
セックスとバイオレンスと純愛が静かに進みます。
(お父さん的にはR-15指定せざるを得ない内容、、)

1Q84 BOOK 31Q84 BOOK 3
村上 春樹

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村上作品には毎回意味ありげなガジェットが色々登場します。
それをああだのこうだのするのが楽しみ、とも言えますが、
本作に関しては本当に意味あるのかちょっと当惑してます。

あと、几帳面に日課をこなす二人は、どちらも村上さんの分身みたいだと思った。
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憎っくきは世田谷区、なのか!?

世田谷区の街づくり条例改正案に関する区民と議員の懇談会に行ってきました。
前回同様参加してくれた区議は野党側のみ。困ったもんです。
で、会では色々な発言があったりしたのですが、一応の整理として、今回の改正案には

1.地方分権、地域主権、区民参加といった内容の盛り込みが
 前回改正(1995)以降の世の中の流れや、それが反映されいる
 他の自治体の同種の条例と比較して少ないのではないか。
2.街づくりは公共的なものである、と言う意識に欠けているのではないか。
 「都市整備方針(=都市マスタープラン)」に沿っていればそれでよいのか。
3.議会、都市計画審議会、区民、専門家等の関与の程度が低く、
 行政主導と言う面が強すぎるのではないか。

といった疑問があるのではないか、ということが共有されたように思います。
(まあ、「共有されていますよね」とワザワザ確認したのは私ですが)

ところがこの先がやや悩ましい展開に。
というのは、今回の参加者は実際に長年世田谷区内で色々な街づくり活動をして来た経緯から、
区のやり方に不信、不満を持たざるを得なくなってしまった方々が多かったんですよね。
その結果、上記が「問題意識」でなくいきなり「既定事実」になって
「区は信用できん!」「行動あるのみ!」見たいな発言が・・・。

まあ、気持ちも理由も良く分かりますし、私だって正直そう思いますが、
(実際今回の改正作業だってあれだけ区民参加で揉んでおきながらっ!)
多くの一般の善良な区民、すなわち今まで問題にぶち当たったことがない人は、フツー
行政って言うのは自分達の街が良くなるように考えて日々活動しているものだ
と漠然と信じている訳です。なんでいきなり
「行政は信用できない、理由は赫々云々である、故に街づくり条例改正に反対すべきである」、
なんていう話をして受け入れられるか、っつうことです。
そーゆー区民の方とも問題意識を共有できる論理なり回路なりを持たなくて良いのでしょうか?

*例えば「マンション反対!!」とかは「自宅の隣にマンションが建ったら・・・」
 と言う意味では問題意識を共有してもらうきっかけを掴みやすいともいえますが、
 マンション問題(に限らず街づくり全般)の仕組み自体を思考しようと言う
 「街づくり条例」について問題意識を共有してもらうのはなかなか難しいはず。

もし上手く問題共有ができなければ、残念ながら
一部のプロ区民の偏った意見として区民からも拒否・排除されてしまう可能性もあるのではないかと。
区は9月議会で改正案を成立させたい考えらしいですから、この夏はまさに正念場ですね。
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梅雨明け空に出る月は


Book3が出て大分経とうという2010年梅雨明けの日本列島、
連休中家族は大阪に観劇旅行で留守なんでのんびり気分、
購入してから軽く一年以上経過している村上さんの新作長編小説にようやく取り組みました。

以前は物語の先が知りたくてガツガツ読む感じだったのですが、
今回、ある程度じっくりと読み進めることが出来たのは年を取ったからか?
にしても冒頭から炸裂する村上節
「人々はカフェでピルゼンビールを飲み、クールでリアルな機関銃を製造し、」
等々にに思わず笑みがこぼれまくり。

1Q84 BOOK 11Q84 BOOK 1
村上 春樹

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1Q84 BOOK 21Q84 BOOK 2
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で、先ほどBook2まで読み終わったのですけれども、
本書が出た時にはこれで完結だと思われていたんですよね。
せっかっく早い時期に買ったのに既にBook3が出てしまった世界になってから
ようやっとBook1とBook2を読むというのはちょっともったいなかった?
知らないって言うのも特権だからなぁ。
でももう「その世界はない」。

「私が書き換えたいのはね、今ここにある現在よ」
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