2013/04/20 (Sat)
ヨーロッパでロンドンに次ぐ第2の日本人コミュニティがあるデュッセルドルフ。そこに日本人の産婦人科があることはインターネットで知っていました。5人のお子さんを持つ(!)女医さんがやっていらっしゃいます。
ウェブサイトによると、平日午後週1回の妊婦教室があるとのこと。しかし、フルタイムの仕事を持つKapiは参加できません。
また、何人か妊婦さんが集まれば出張教室もやっているとのこと。しかし、Kapi周辺に日本人の妊婦は全然いないと思われます。
ドイツの産婦人科や助産院でも妊婦教室は開催されていますが、英語でやってくれるとことは皆無。ヘパメさんに相談しても、「理解できなくて意味がないと思う」と言われました。妊娠/出産は命に関わることだし、できれば日本語でお医者さんからいろいろと情報を得たいなとは思うのですが、日本人が少ない街に住んでいるとなかなか難しい問題です。
で、考えた結果、ダメ元でデュッセルドルフの女医さんに連絡を取ってみる事に。
デュッセル近郊でもし週末に妊婦教室を開催する出張教室依頼があるようならば、是非参加させてほしいという図々しいお願いを打診してみました。
すると、、、
「今まであなたのような依頼を受けた事がなかったので考えつきもしなかったけれど、週末妊婦教室の開催を前向きに検討してみます」
との非常にありがたいお返事をいただきました!
なんでも、当たって砕けろ精神でトライしてみるものです。(いつもそんな感じで人生を切り開いているような気がしますが(笑))
そして4月中旬の土曜日、行って参りました。実は前日に
アムステルダムへの一泊コンサート旅行が入っていたので、急遽帰りはデュッセルドルフ経由に変更して、妊婦教室を受けてからミュンスターに帰る事に。
お昼過ぎにデュッセルの駅に到着し、荷物をコインロッカーに預け、立ったまま駅通路でお昼のパンを急いで食べ、2時からの妊婦教室に。
参加者はKapiの他にフランクフルトから1人、あとはデュッセル近郊の3人の全部で5人。
出産直前、分娩中、出産直後、入院中、欧米では主流の無痛分娩、水中出産、授乳、ドイツの小児科検診のことなど、いろいろとお話をきけて非常に有意義な講習となりました。途中の休憩ではケーキとお茶、ジュースまで用意してくださいました。
面白かったのが、「ドイツ人との体力は違うので、無理をしないこと」というお言葉。ドイツ人で子供を産んだ直後の人の話を耳にすると、「どうしてそんなにすぐに普通に行動できるのだろう」と不思議に思うくらい活動的なのです。なるほど、そもそもの体格や体力が違うから日本人とは違うのねと納得しました。
約3時間の講習で夕方5時過ぎに終了。その間、Rotaは日本食レストランで天丼や日本の本屋を満喫。
Rotaと合流後、日本風カフェで早めの夕食を済ませ、お持ち帰りでケーキを2つ購入。
夜10時すぎに家に到着しました。朝、アムステルダムにいたことが信じられないような密度の濃い一日となりました。
そしてなんとRotaは翌朝に用事があるため、23時前に車でブレーメンへ向かいましたとさ。ご苦労なことです(^^;)
やはりインターネットの情報だけでは得られないことをたくさん聞く事ができ、しかもお医者さんから直接話を聞けたことで妊娠/出産に対する安心度が格段に上がりました。
開催していただけて本当によかった!