ポスドク夫婦の海外珍道中:ヨーロッパ生活あれこれ日記

4年3ヶ月の週末婚(イギリス&ドイツの2カ国4都市)を経て、現在ブレーメン在住。旅行、子育て、日々の生活など。

イギリスビザ まさかの展開

2009-02-27 23:52:22 | 渡航準備
前回の記事に再渡英の目途がたったと書きましたが、実はいまだ日本におります。。。

1月に日本に帰ってきてから、もう1か月と3週間。長い。

今回の一時帰国、実は重要な目的がありました。3月からロンドンで働くことになったため、ビザの切り替えをしなければならなかったのです。

で、イギリス政府が発行する労働許可書(workpermit)が手元に届くまでひたすら待ち続け、手元に届いたのが2月5日。2月10日にビザ申請へ。前回のビザ取得時には中4日でパスポートが戻ってきたので、今回も1週間ですんなりパスポートが帰ってくるだろうと思っていました。実際にビザセンターの人も1週間くらいで戻ると思いますって言っていたし。

しかし、なかなか「パスポートを返す準備ができました」という通知が来ず、最近は悶々とした日々を過ごしていました。

そして、ついに昨日通知が来ました!

ということで本日、雪の中を意気揚揚とビザセンターまで取りに行ったのです。これでようやくイギリスに帰れる!!




.....甘かった........まさかの展開が待ち受けていました。

パスポートにビザはちゃんと貼られていたのですが、ビザ有効開始日が何故か3/16からになっています。何故に3/16??申請書類には2/16と記入したのに。これじゃ、3/16以降じゃないとイギリスに入国できないじゃないか!


とりあえずビザセンターの人に確認しなくては!と再び順番待ちをして聞いてみました。ビザセンターの人はビザの内容に関する権限はないので、駐日イギリス大使館へ電話をしてくれました。大使館の人に直接事情を説明したところ(日本語OK。というか相手は日本人でした。ほっ。)、発行ミスの可能性があるので、発行元であるマニラのイギリス大使館に連絡をしてくれることになりました。(2009年2月現在、日本国内からのイギリスビザ発行はすべてマニラの大使館が行っているのです)

しかし、「マニラの大使館といつ連絡がとれるかわからない。10分後かもしれないし、3時間後かもしれないし、今日中には連絡がつかないかもしれない」と言われ、しかも「発行ミスじゃなくて、審査官が3/16からと判断したのであれば変更はできない」とのこと。

携帯に連絡をもらうことにし、とにかく一旦ビザセンターを後にすることなりました。

ショックでボー然としながら、ビザセンターの周辺をふらふら。

『もしかしたら、そんなに長く待たないうちに連絡がくるかも』『とりあえず近場で長居できそうな喫茶店でも探すか』『マニラって今何時だろう』『ここ数日充電してないけど、携帯の電池だいじょうぶかな』『本当に3/16まで待たなきゃいけなかったら困るなぁ』

いろんなことを考えながら、ふらふらすること10分くらい。早くも携帯に着信が!大使館からです。

「マニラに問い合わせたところ、修正するとのことです」

よかった~。すぐにビザセンターに戻り、パスポートだけ再提出しました。修正ももちろんマニラで行うので、国際宅急便の往復時間を考えると、最低4営業日はかかるとのこと。。。

はぁ~、なかなか帰れない~。

もう帰れると思っていたのに、こんなどんでん返しがあるとは。

ショックはなかなか治まらず、帰りには鉄板焼きのお店で¥1680のランチをひとりヤケ食いし、有名老舗コーヒー店でカフェオレをヤケ飲み。本心はヤケショッピングもしたかったのですが、お金かかるのも困るし、なによりスーツケースはもう満杯でこれ以上荷物を増やせないので、ヤケウィンドウショッピングのみにしておきました。こういう時に限って、気に入る品が見つかるのは神のイタズラか。。。

とにかく、あと1週間辛抱。
イギリスで一人待っているRota、共に耐えませふ。

マニラの大使館さん、しっかりお仕事してください。

ちなみに、ビザセンターの人も駐日イギリス大使館の人も親切に対応してくれました。









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日本の春

2009-02-12 18:10:33 | 旅行
ようやくイギリスに戻れる目途がたってきました。

そんな中、Kapi父母と一緒に3人で伊豆の赤沢温泉へ一泊旅行へ行ってきました。

天気はよかったものの、富士山はかすんでいて少々残念。快晴に映える白い富士山を見たかったなぁ。

伊豆では早くも桜が咲いていました。



おいしい日本料理を食べ、温泉にもゆっくりつかり、日本を満喫した2日となりました。

しばらくは温泉もお預けだなぁ。
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雪の降る街

2009-02-06 19:36:42 | イギリス生活
日本のKapi地方では好天が続いていますが、ブリストルでは大雪が降ったようです。

Rotaから証拠写真が送られてきました。



なかなかの大雪ですね!

数日前にロンドンが大雪というニュースが日本でも報じられていた時には、ブリストルはそれほどでもなかったようなのですが、昨日はかなり積もったようです。

この悪天候の影響でバスの路線が急遽変更され、Rotaは普段行ったことのない地域に連れて行かれて少々苦労したようです。

白銀のブリストルを見逃したKapi、ちょっと残念です。
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招かれざる客

2009-02-04 18:35:39 | イギリス生活
続けて更新。

この2日ほど雪の降るイギリスでひとり暮らし中のRota氏。そんな彼が招かれざる客と遭遇してしまいました。

2/2の記事のコメントにRotaが書いていますが、目を通さない人も多いであろうコメント欄に載せただけではもったいない情報なので、勝手ながら再掲載します。

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いっぽうのRotaは一足お先にブリストルに戻っております.昨日は雪が降りました.ブリストルの雪は,東京のベチャベチャ雪と違って,肉眼で(絵に描いたような)結晶がはっきりと見えました!すごい.大きい物で直径5mmほどもあります.

さて,雪と同じ昨日,非常にショッキングな出来事が.家の中でネズミと遭遇してしまいました.イギリスの家ネズミは小さく,しっぽを除いて体長5cm足らずと思いますが,逃げてゆくその後ろ姿を0.5秒ほど目撃.どうりで,カサコソと音がすると思ったわけです.小麦粉の袋を破られました...

そんなわけで,今日さっそくネズミ対策グッズを購入(本当は昨日行きたかったところだけど,雪が結構降っていたため断念).各ポイントにしかけました.お店には,思った以上にネズミ用品(?)が充実していて,イギリスのネズミ事情をよく表していると思いました.

というわけで,昨日今日と,コンピュータのマウスを見ると,無性に憎たらしいのです.
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家の中にネズミがいるなんてっ!

話を聞いた時にはKapiもショックでした。
イギリスには結構普通にネズミが家に棲みついているという話は聞いていたし、実際に道端で見かけたこともありましたが、まさか自分の家でも出るとは。。。

今までは全然みかけなかったのに。外が寒いと家の中に入ってくるのでしょうか。

Kapiが戻るまでには、どこぞでお亡くなりになっているか、寄り付かなくなっていてくれるといいのですが。。。

Rotaよ、監視&退治よろしく。

ノラ猫さん、我が家のまわりのネズミを捕まえておくれ.....

↑お昼寝場所として我が家の庭にちょくちょく遊びにきてくれたニャンコ。
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日帰りUDON

2009-02-04 17:31:16 | 旅行
時は1月上旬、帰国してすぐの頃、ヒミツの航空券を使って日帰りで香川までさぬきうどんを食べに行ってきました。

限られた時間の中で真っ先に向かったのは、我々お気にいりのお店「もり家」。高松空港のすぐ近くにあります。

見よ!このかき揚げの大きさ!



もり家のおうどんは、やっぱりウマイっ。
賞味期限がもう少し長ければイギリスに配送したいくらい。

おなかも満たしたところで、次に向かったのはうどん製麺所。まったくの予想外な展開です。

というのも、たまたま高松空港で『石丸製麺の工場見学ができます(無料)』という看板が目にとまり、

『「石丸製麺」てイギリスで何度か食べたうどんだ!』

と気がついたのです。

これまでイギリスで食べたうどんは2回。

一回目はKapi父母がイギリスに遊びにきた際に、成田空港内で急遽追加されたお土産として持ってきてくれたうどん。

二回目は日本のスーパーで普通に購入してイギリスに持ってきていたうどん。

そのどちらもが、偶然にも石丸製麺でした。しかも、かなりおいしかったのです。

お世話になっている石丸製麺の工場見学ができるなら是非!と思って予約の電話を入れ、当日飛び入り参加で見学させてもらえることになりました。

↓工場入口。


山口県からきたという40人のおじいちゃんおばあちゃんに混ざった若者二人という異様な状況でしたが、久々の社会科見学でなかなか面白かったです。

最後には試食もいただき(Rotaはちゃっかりおかわりしてました)、おみやげもいただき、なかなか充実した工場ツアーです。

この工場の案内、なんと社長さん直々に説明をしていたのですが、この社長さんがとても面白いお方で、巧みな話術の持ち主でした。

最後の最後でこの社長さんとお話をすることができ、「実は海外に住んでいて、さぬきうどんが好きだから日帰りで食べに来た」と伝えると、すごく驚かれて、なんと応接室に招待してくださいました。

海外での生活のことや、日本食材の需要や入手方法など、とても楽しくおしゃべりをさせていただきました。まさか、社長さんと一緒にコーヒーを飲みながら談話することになるとは。。。本当にびっくりです。

社長さん自ら「オーライ、オーライ」と車の誘導をしてくださるようなお人柄。

イギリス用にうどんを大量購入したのは言うまでもありません。ぎっしり詰まった重い箱をかかえ、夕方空港へ戻り、無事帰路につきました。

朝、家を出るときには想像もしていなかったような一日の展開でしたが、いくつもの偶然の上に成り立った必然の出会いだったのかもしれません。

今度イギリスで石丸のうどんを食べた時には社長さんに連絡しようっと。





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ごぶさたです

2009-02-02 14:48:23 | イギリス生活
ごぶさたしてしまいました。

実は、現在日本に一時帰国中のKapiです。
1月上旬に帰国して、本来ならばとっくにイギリスに戻っているハズだったのに、ビザ手続きの関係で待ちぼうけをしている毎日です。

日本で片付けておかなくてはいけない雑用はほぼ終わり、遊ぶ余裕が出てきました。


ということで、



大好きなオペレッタ「こうもり」を観てきました。「こうもり」を観劇するのは3回目。新国立劇場は初めてです。

メインキャストはヨーロッパ出身の方々が中心のドイツ語公演日本語字幕つき。

舞台演出はどちらかというとシンプルな感じ。女性歌手が男装して演じるオルロフスキー公爵がよかったです。

第三幕での看守フロッシュの小粋なおしゃべりはいま一つ、お決まりの「台詞を忘れた」という演出の際のオーケストラピットとのやりとりもなく、ちょっと残念。


そして、お次は




バレエ「ジゼル」。

草刈民代さんが引退される前に一度は観ておこうというミーハーな理由、且つチケットがギリギリ残っていたということで、観に行ってきました。

ジゼルは初観劇で、ストーリーもほとんど知らない状況だったので、前日にインターネットであらすじだけはチェックして行きました。

草刈さん、素晴らしかったです!すごく優雅でロマンティックなジゼルでした。

レニングラード国立バレエの方々もとてもよかったです。特に、2幕に出てくる妖精の女王役の方の踊りが本当に素晴らしく、惹きこまれてしまいました。

現役の草刈さんを見られて、本当によかったです。


どうもすぐにはイギリスに帰れない感じなので、次は何を観に行こうか日々探索中のKapiでした。



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