2013/03/14 (Thu)
特殊超音波診断を受けるため、ミュンスターにある大病院(St. Franziskus-Hospital Münster)へ。もちろんRota同伴です。この検査は高齢出産(35歳以上)の人は必須で受けなくてはいけない検査となっています(35歳以上は検査料は無料)。
かかりつけの婦人科で今回の検査の予約をしてもらった時に、受付の人に「たぶん英語を話せない先生かもしれないから、誰か通訳を連れて行った方がいい」とのアドバイスをもらいました。通訳を頼めそうな人って、あまり周りにいない(若い学生ならたくさんいるけれど...)ので考えた結果、所属学科の秘書さんに頼む事に。幸い、快く引き受けてくれたので安心していました。
検査日の数日前、秘書さんから連絡がありました。
「旦那さんがノロウイルスに感染して、自分は今の所大丈夫だけれど、万が一あなたに感染するといけないので今回の通訳はキャンセルしたい」
。。。ガーン。。。
唯一の通訳候補だったので、かなりショックです。でも、正直に教えてくれて感謝です。
困ったなーと思い、とりあえず秘書さんに病院に電話してもらい、先生が本当に英語NGなのかどうかを聞いてもらう事にしました。
そしたら、先生は英語全然OKとのこと。なぁ~んだ、あんなにいろいろ考えたのに、取り越し苦労だったんだ。よかったー。
というわけで、前置きが長くなりましたが、雪がパラつく検査当日、予約時間ギリギリの12時20分に病院到着。
大病院所属の婦人科なのですが、個人医院の集合体になっているキレイな建物が敷地内にあり、その一角に入っている医院でした。
受付で同意書や説明と思われる書類(A4サイズ2枚)を渡され、待合室で辞書をひきつつ眺めたものの「こりゃ無理だ」と判断し、名前と生年月日だけ記入して受付の人に「ドイツ語でわからない」と伝えました。
先生が説明してくれるから、かまわないとのこと。
10分程でDr.Steinhard登場。見るからに研究者肌の男の先生という雰囲気が漂っています。
まずは超音波診断中にベビにリスクが見つかった場合、それを伝えるかどうかなどを聞かれ「yes」と答えました。これは、ドイツの法律で、リスクがある診察の場合には事前に説明する義務があるとのこと。さきほどの理解不能だった書類には、これらのことが書かれていたようで、先生が何か書き込んだあとにサインを求められました。
診察は非常にテキパキとどんどん進みます。今回の超音波の機種はTOSHIBA製。画面も大きく、各部が鮮明に映っており、いつもの婦人科の機種よりもグレードが高いことがよくわかります。
頭の大きさ、各種骨の長さ、手足の指、脳(小脳)、心臓(動脈・静脈)、胎盤の位置、臍帯中の血流(胎児側および母体側)、眼球、胃、消化器、膀胱、腎臓を慣れた手つきで次々と診ていきます。
性別はやはり女の子。瞬間で見抜きました。
その後、3Dの超音波写真にトライしたものの、ベビが動いてしまい、良い画像が取れず残念。
前回の通常検診時にかかりつけの先生に指摘されていた羊水の量も特に問題無し。
総合的にみてリスクはみられないとのこと。どうやら頭デッカチの短足気味であることが判明(^^;)。今回の先生の見立てでは、予定日が10日ほど早まりました。
トータル30分くらいで診察終了。
かかりつけの先生への手紙と撮影した超音波写真のCD-ROM(€1。寄付金扱い)をもらって終了。
これだけいろいろと詳細な検査をしてもらい、すべて問題ないとの結果でとてもホッとしました。これから安心して過ごせそうです。