ポスドク夫婦の海外珍道中:ヨーロッパ生活あれこれ日記

4年3ヶ月の週末婚(イギリス&ドイツの2カ国4都市)を経て、現在ブレーメン在住。旅行、子育て、日々の生活など。

ハイキング in スイス: DAY 1

2012-07-30 22:28:37 | 旅行
それでは、いよいよ本編スタートです。


7/14 (Sat)

午前3時45分起床。

6時半発のスイスエアでチューリッヒへ。スイスエアだと思っていたのに共同運行便だったため、搭乗したのはOLT Expressという航空会社。

プロペラだし、小さい航空会社の飛行機だし。。。と思っていましたが、侮るなかれ。機内サービスで出たサンドイッチが意外にもチャチくない。特別豪華というわけではないですが、最近の機内食にはいつもガッカリ(特に欧州圏内便はおやつみたいなのしかでない)なので好印象です。機内ではひたすら寝ていたので、サンドイッチは後のお楽しみ。しかし、乗客数のあまりの少なさにこの会社の将来が心配。

着陸体制に入った後、風が強いのか着陸寸前まで大揺れで久々にドキドキしました。

定刻通りに8時にチューリッヒ到着。預け荷物も無事到着。



駅へ移動。まずは朝ご飯。さきほど機内でもらったサンドイッチをいただきました。パン屋と変わらないおいしさ。OLT グッジョブです。

さて、この日の最終目的地はツェルマット。飛行機が時間通りに到着したので、予定していた列車の一本前に乗れました。窓口で座席予約の変更(買い直し)も済ませて、いざスイス列車旅スタート!

毎回思いますが、スイスの2階建て車両大好きです。チューリッヒ中央駅を過ぎたあたりから混み始めたので、座席予約をしておいてよかったです。安心して座っていられました。

ところで、今回の旅行には38リットルのバックパックと小さめのキャリーケース(+各自リュック)で行きました。列車内の荷物置き場が広くないので、網棚に上げられるサイズと重さの方が何かとよかろうという判断でスーツケースはやめました。この判断は正解だったと思います。いざとなったら狭い隙間(座席の下とか)にも入るようなサイズの方が便利です。ドイツに来て列車旅をするようになってから、ヨーロッパ(特にドイツ)でバックパッカーが多い理由がわかるようになりました。

あと、もうひとつKapi的に新たな発見。乗り換え時間が短い場合、多少重くてもキャリーケースを引っ張るよりバックパックを背負った方が確実に早く走れました。(バックパックはKapi担当。従って、前にリュック、背中にバックパックというサンドイッチ状態)


移動もスムーズに行き、ツェルマット午後1時到着。朝家を出て、お昼にはスイスに到着するなんて、ヨーロッパ生活万歳!


ひとまず宿へ。道と道の隙間に建っている小さめのホテル(Le Petit)が我らのベースキャンプ。今日から4泊です。チェックインには早すぎたので、荷物を預け街中散歩に出発。


マッターホルン見えた~!



ツェルマット駅前にあるゴルナーグラード行き登山列車のチケット売り場でPeak Pass 4日間を購入(使用開始は翌日から)。その後、スポーツショップをのぞいてハイキング用ストックの物色開始。ドイツでも事あるたびにアウトドアショップで見ていましたが、やはり現地は種類が豊富です。


あちこちの店でストックを手に取りながらメインストリートを2往復半くらいした結果、Leki Ultralite(アンチショック付き)を二人とも購入。ちょっと予想よりお高いお買い物となりましたが、一番安くなっているお店を探し、店員さんに使い方の指導もしてもらいました。これが翌日から大活躍。やはり軽いのが一番。一日手に持っていても、リュックにくくりつけていても、全く気になりません。これからも大事に使いたいと思います。(というか、よく折りたたみ傘をなくす誰かさんがどこかに置き忘れてこないかどうかの方が心配)



しっかし、予想はしていましたが日本人の多いこと。ツアー客が多いようです。日本で「山ガール」がはやっている話はニュースで知っていましたが、初めて山ガールファッションを目にしました。あんなにカラフルな服を来ている人はあまりいないので、かなり目立ってましたね。後ろから見ると若いファッションですが、前から見ると山ガールとはほど遠い「山バア」でギョッとすることも度々(失礼!)。



夕食は路地を入った所にあるスポーツバーにてお店の売りのハンバーガー。スイスとしては手頃な値段のわりにボリュームがあり、味もおいしくてよかったです。

今後の天気はそこそこ良さそうなのでひと安心。

明日からのハイキングが楽しみだ~。


(つづく)
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ハイキング in スイス: プロローグ編

2012-07-30 15:16:57 | 旅行


どーん、とマッターホルンで久しぶりのご挨拶です。



夏休みでスイスに行ってきました! 今年のテーマは「ハイキング in スイス」。去年のイタリア&オーストリアアルプスでは物足りない感がありありだったので、今年は迷うことなくスイスアルプスをチョイスです。


半年くらい前からずーっと楽しみにしてきた我が家の一大イベント。今年は9泊10日の日程です。


ハイキングコースを含む現地情報の収集に勤しむのはもちろん、久しぶりに大好きな山岳関係の読書熱に火がつきました。もともと計画をたてる所から楽しんでしまう質なので、いろいろと考えるだけで脳みそがスイスアルプスでいっぱい。


本編に入る前に、今回の旅行で準備したこと、参考にしたサイトなどを覚え書き。


<交通手段>

航空券:ブレーメン~チューリッヒ

スイスパス(フレキシーセーバー):ドイツ国鉄(DB)の駅カウンターで購入。ドイツの旅行代理店ではパスだけの購入はNG。ついでにチューリッヒからのIC・ICEは座席予約も購入(4ユーロ/人)。スイス国鉄のパスや座席予約をDBでできるとは知らなかった。実際には、途中で車内がかなり混んできたので座席予約しておいて正解。スイスパスにするか半額カードにするかでいろいろ計算しましたが、結果的にパスにしてよかったです。


<ハイキング情報>

Hiking in Switzerland
http://www.wanderland.ch/en/welcome.cfm
スイス全土のハイキング情報を網羅。多彩なコース情報、所要時間、高低差、さらには好きな縮尺で地形図をダウンロード&印刷できるのが素晴らしい(無料)。印刷して持っていた地形図が大活躍。


夫婦で歩くスイスアルプス
http://www.geocities.jp/otokaoru/
ハイキングコースを写真入りで紹介。愛読サイトとなりました。実際どんな感じのコースでどのような風景が見られるのかがよくわかり、コース選びをする際に非常に参考にさせていただきました。上記サイトの地形図と見比べながら読むと、コース全体像がわかり、イメージトレーニング?に最適。


<現地情報(天気予報含む)>
ツェルマット:http://www.zermatt.ch/en/index.cfm(英語、日本語あり)
ユングフラウ周辺:http://www.jungfrau.ch/en/tourism/places-to-visit/jungfraujoch-top-of-europe/experiences/(英語あり)


<現地でのリフトパス>

ツェルマット:Peak Pass (4days) 162CHF(スイスパスで半額)。現地購入。

ユングフラウ周辺:Jungfrau Centenary Pass (3days) 170CHF(スイスパスで半額)。現地購入。

両方ともリフトパスを購入していて大正解。毎回チケット売り場に行く手間がはぶけ、どういう状況でもすぐに乗れるのはやはり楽。ツェルマットのPeak Passに関しては、予定した行程だと個別購入の方が24CHFほど安くなる計算だったが、それを加味してもパスを購入してよかったと思う。


<海外旅行保険>

今回はほぼ毎日ハイキングを予定していたので、山で足をくじくとか、なんらかのケガがあるかもしれないので海外旅行保険に加入。HISドイツ支店を通してDIE EUROPÄISCHEという保険会社の「疾病」だけのプラン(自己負担なし。ケガや救援費用も含む)というものに加入。ひとり21ユーロ。出発数日前にHISに電話で問い合わせ、クレジットカード決済でスムーズに加入。まさか後で役立つとはつゆ知らず。。。



<気分をもりあげた山岳関連本>


狼は帰らず(佐瀬稔)
青春を山に賭けて(植村直己)
グランドジョラス北壁(小西政継)
凍(沢木耕太郎)
氷壁(井上靖)
神々の山嶺(夢枕獏)
Scrambles amongst the Alps (Edward Whymper)

昔ほとんど読破した大好きな新田次郎の山岳小説を日本においてきたのが悔やまれる。。。

「寝る前にちょっとだけ」と読み始めると、どんどんワクワクしてきて脳みそギンギンになり、まったく寝付けるどころじゃなくなることほぼ毎回。気分はたしかに盛り上がりました。

最後のScrambles...は原著を読んでいたのですが、いまいち文章に引き込まれず中断。スイスから帰って来た今、現地の様子がわかるからこそ面白くなるかもと思い、再チャレンジ中。



さてさて、長いプロローグになってしまいました。つぎはいよいよ本編スタートです。

コメント (4)
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バルセロナ週末旅行

2012-07-05 20:54:00 | 旅行
6月のあたまのこと。

初めてバルセロナへ行ってきました。目的は中高時代からの仲良しさん、Sちゃんの新婚旅行に乱入するため(笑)。旦那さまとも初めましてのご挨拶がようやくできました。


金曜の夜に合流し、さっそくスペイン料理をばっ!


4人いるから、いろいろ食べられて楽しい☆


土曜日はみっちり観光DAY。朝一番に向かったのはこちら。



Sちゃんのアドバイスどおり、朝一番に行って大正解。入場待ちの行列に並びながら、行きがけに買ったパンを食べ終わらないうちに中に入れちゃいました。

一度は来たかったサグラダファミリア、中は広々としていて、思っていた以上に新しさを感じ、なんといってもステンドグラスの光のすごく綺麗なこと。




もちろん塔の上までのぼり(エレベータがあって驚きました)、あちらこちら見て回って満喫です。


その後、通りにでている屋台をプラプラのぞきつつ、イベリコ豚の生ハムをGETしたり、タコ食べたり。


そして行き着いたのが、マーケット。




マーケット内は非常に混雑していたので、時間を決めて一旦解散。と思いきや、おいしそうな屋台の前でばったり。お互い、お鼻が利きますこと!




というわけで、一緒にマテ貝とエビを堪能。おいしゅうございました。




その後、ガウディ建築のグエル邸を見に行ったら中に入りたくなっちゃった我々。Sちゃんご夫妻は前日にすでに見ており、見る価値ありとのことだったので、再度別行動。



グエル邸の礼拝室天井。


さすがに日々生活するお家なだけあって、サグラダファミリアのように遊び心を感じる内装は少なく、グエル氏はどれだけお金持ちな方だったのだろうと思うくらい贅沢な構造&装飾が多かったです。自然をモチーフにした遊び心満載のガウディデザインの方が好きかも。



グエル邸屋上。


港近くで再合流し、ショッピングモールでアイスを食べつつ休憩。直射日光が少しやわらかくなったころ、本日最終目的地へ。


グエル公園。




この公園、すばらしくよかったです。自然たっぷりのゆったりとした空間に、曲線に富んだユニークなデザイン、あちこちに散りばめられたタイルの芸術。ガウディさんは天才ですね。

もともとは自然と芸術が融合した住宅地になる予定だったとかですが、一般人が出入りできる公園になってホントよかったです。


公園の上の方まで散策し、最後はベンチでのんびりとおしゃべりタイム。

街中に戻った後、デパ地下で生ハム、スペインのお惣菜、パン、魚介系缶詰を買い込み、夜はおうちご飯。短期のアパートメントを借りたおかげで、ダイニングでごはんを食べながら、いろいろとおしゃべりができ、週末だけの短い再会を満喫することができました。お部屋はきれいだし、場所は公共交通機関を使わないで済むようなパーフェクトなところにあるし、大家さんもいい人だったし、大当たりでした。


さて、最終日の日曜日。午前中はゆっくりめに起きて、お昼まで自由行動。我々は旧市街でアマチュア古楽器バンドとその音楽に合わせてダンスしてる一般人をしばし鑑賞。路地裏巡りで地元民の休日を垣間見ながらブラブラしました。

お昼はSちゃんのお知り合いスペイン人夫妻の案内でパエリアです!待ってました~。

と、その前にまず一服。



ランチ前にバールで一杯やるのがスペイン流とのこと。軽めのアルコールとひとくちサイズのピンチョスをこれまたスペイン風に立ったままいただきました。このあと控えているパエリアのことを思うと、いろいろなピンチョスを試したいのに我慢しなくちゃいけないのが辛いところ。


地元カップルに案内されて路地裏散策中。どこを歩いたかはさっぱり。。。


さぁ、いよいよパエリアタ~イム。地元の人が「ここが一番おいしい」というオススメのお店なので、期待大ですっ。




じゃーん!




期待通り、いや期待以上のおいしさで「超~うま~い」と叫びそうでした。魚介のダシがたっぷりでていて、こんなにおいしいパエリアがあるんだと一人感激。もうひとつ、パスタタイプのパエリア(存在すら知らなかった)も注文したのですが、Kapi的には普通のお米パエリアの方が断然おいしかったです。


おいしいスペイン料理を食べながら、楽しいランチタイムとなりました。エスター、オスカル、ありがとう!






この日の夜に夜行列車でパリへと旅立つSちゃん夫妻。一旦宿へもどり、最終身支度をしていよいよおさらば。。。また日本で会おう!と約束し、あっという間のバルセロナ再会がおわり、、、ませんでした。


我々は部屋のデポジットを返金してもらうため、大家さんとアパートで落ち合う約束があったのですが、大家さんが時間通りに来てくれ、何の問題もなくすんなりと終わったので、Sちゃんたちが出発する駅まで急いで向かいました。もちろんお見送りをするため。


駅ですぐにSちゃんを見つけられたのはよかったのですが、、、予想外のてんやわんやとなり、はからずもドタバタ劇場が開幕。ま、最終的には無事にパリに送り出せたのでめでたしめでたしです。


さ、気を取り直して(!)我々のバルセロナ最後の晩餐へ。やはりドイツではなかなかおいしく食べられない魚介系をということで、港の近くのレストランへ。


Kapi注文の魚介盛り合わせ~。これでもかっていうくらい盛りだくさん。スペイン万歳!


翌朝はなんと4時起きで空路ドイツへ戻りました。いやぁ、バルセロナすごくよかったです。街は楽しいし、なんといっても食べ物がおいしい!今まで南ヨーロッパにくる機会がなかなかなかった(他に優先する行き先が多くて)のですが、これからはスペイン料理を食べにこなくちゃって思いを新たにしました。


久々の友との再会、楽しいおしゃべりに美味しいごはん、ユニークな見所の多い街、バルセロナに行って本当によかった~。




さいごに、お土産で買ってきたものたち。


魚介系缶詰各種(タコ、ホタテ、エビ)、イベリコ豚の生ハム、パエリアセット。


缶詰は塩こしょうを少々足してパスタをからめて食べたのですが、めちゃうまです。そして、パエリアセットも簡単なわりにかなり本格的な味がして、「さすがスペイン!」とうなりました。


スペイン、また行くぞ~。待ってろよー!

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モントリオール出張

2012-07-03 21:15:13 | ドイツ生活
おひさしぶりの更新です。


前回のアップ以降、怒濤の忙しさで、「買物と洗濯とゴミ捨てをしてくれるお手伝いさんが欲しい」と本気で思う日々を過ごしておりました。

そんな忙しさの中、週末旅行でバルセロナに行ったり、ずっと前から予定していたミュンヘン&オーストリアのリンツへの音楽旅行に行ったりと、こういう息抜きを楽しみに日々頑張っておりました。(というか、楽しみがないとやっていられないとも言う)


さてさて、今日はバルセロナでもリンツでもなく、学会出張で先週1週間行って来たモントリオール報告です。





思った以上にグルメな1週間となりました。

到着したその日にジャパニーズレストランで世界の日本食レベルチェック。カツ丼を注文したRota(こちらは完全ホリデー同伴)も満足の出来栄え。お寿司もおいしかったです。

学会会場が中華街に近かったこともあり、同じお店で2回も絶品酢豚を満喫。同じく中華街でベトナム料理のフォー、韓国料理屋でビビンパとプルコギ。。。

フランス語圏なのに、こんなにアジアン料理ばっかりになるとは全くもって予想外でした。


お昼は地下鉄に乗って少し離れたAtwaterのマーケット内にあるパン屋さんが気に入って、こちらも2回訪れました。パン屋情報を調べたRota, グッジョブです。


クロワッサンのレベルが高い!



フレンチ風カフェにてランチ。


週の後半は少し時間があったので、Rotaご希望のオリンピックパークへ行ったり、モンロワイヤル公園へ行ったり。


1976年のオリンピック会場。


中はフィットネスセンターとして使われています。



モンロワイヤル公園山頂


さらに学会会場のすぐ近くではこんなイベントが。


昼間は大道芸。体操選手並みに飛んでる人がわかります?



夜はこんな感じでジャズフェス会場大にぎわい。



最終日にはモントリオールが本拠地のシルクドソレイユに足を運んできました。一度は見てみたかったので、ちょうどよい機会になりました。




サーカスと音楽が融合したストーリー性のあるパフォーマンスでなかなか楽しめました。演目は「AmaLuna」というもの。中国雑技団のような人々が多く出て来てちょっと驚きました。半円球プールを取り入れたパフォーマンスが美しくてよかったです。


お仕事でも元同僚や先生達と久しぶりに会えたり、同じ研究テーマをしている関係者に会えたりと実りの多い学会となりました。


さて、次回はバルセロナ報告をしますかな。
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