ポスドク夫婦の海外珍道中:ヨーロッパ生活あれこれ日記

4年3ヶ月の週末婚(イギリス&ドイツの2カ国4都市)を経て、現在ブレーメン在住。旅行、子育て、日々の生活など。

インドネシア料理「ンペンペ」

2013-06-26 16:28:19 | ドイツ生活

今回の引越に伴い、電子レンジは2台もいらないということで、古いレンジ(ブレーメンのアパートの前の住人から引き継いだもの)をRotaの知り合いにあげることに。

で、お礼としてこんなものをもらってきました。



あげた相手はインドネシア人の学生さんということで、地元の名物料理をおすそわけしてくれたのです。


その名は「ンペンペ」。どうやら"Mpempe"と書くらしい。なんかカワイイ名前。


茹でた麺、揚げた麺2種類、さつま揚げみたいなもの(=ンペンペ)、きゅうり、そして甘酸っぱ辛いソースの5点セット。


調べた所、ンペンペは魚のすり身とタピオカ粉をまぜて茹でた団子を揚げたものらしい。


すべてを混ぜて食べるとのご指示だったので、さっそく実践♪



こんな感じ。


「もしかしたら辛いかも」と言われていたけれど、ちょうどいいくらいの辛さだったし、久しぶりに東南アジアの風を感じられて美味しくいただきました!


後日、Rotaが「そんなに辛くなかったよ」と報告したところ、自分たちはもっと辛くして食べているとの事。どうやらお気遣いいただいたようです(^^;)


初めて食べた ンペンペ。現地では屋台で売られている庶民の食べ物で、軽食でも昼でも夕食前の小腹を満たしたいときでも、いつでも食べるとのこと。

なかなか面白い世界料理に出会いました。


ヨーロッパに来てから、タイやインドネシアなど東南アジア系の料理を食べる機会が増え、いつか本場で食べたいなーとよく思うようになりました。


東南アジア食い倒れの旅、いつか行きたい!



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祝、ヨーロッパ内週末婚 終了!

2013-06-22 07:17:51 | ドイツ生活

今週(6/17)から産休に入りました。

産休初日ミュンスターからの荷物の運び出し、翌日(6/18)にブレーメンへの荷物の搬入が無事に終わりました。

ようやく4年3ヶ月の週末婚から卒業です。

ヨーロッパに来てから、なんと85%は別居していたことになります。イギリス国内(ロンドン - ブリストル)、イギリス(ロンドン)- ドイツ(ブレーメン)、そしてドイツ国内(ミュンスター - ブレーメン)の2カ国4都市での生活でした。

毎週末の移動は正直楽ではなかった(というか週明けに自分の家に帰るのが面倒)のですが、いろいろな街に住む事ができて面白かったです。

今回は身重ということで、引越のパッキングは業者に任せることにしました。日系&ドイツ系引越業者の両方に見積もりをお願いした所、日系はものすごく高額になることがわかったので、ドイツの業者にお願いすることに(日系の半額くらい)。

日本ですら「引越お任せパック」なんてものに縁がなかったので、ドイツの業者がどこまでやってくれるのか全く見当がつきませんでしたが、一人暮らし用の狭いアパートで大型家具があるわけでもないので、とりあえず処分するものと持って行くものの整理をし、衣類は自分で衣装ケースに入れ、パッキングは主に家電、食器、本類、その他雑物などをお願いしました。

当日は朝8時半に太っちょのおじさん1人と若い青年2人の3人がやってきました。

部屋の中を見渡して、開口一番「この部屋だけ?」

「そうだ」と答えると、ちょっと嬉しそうな様子。「楽勝じゃん」という心の声が聞こえて来たような気がします。

太っちょおじさんの指揮の下、テキパキと作業がすすみます。その間、Kapiは部屋の隅に座ってぼーっと見ているだけ。Rotaも特にすることがなく作業を見守り中。

食器類は紙に包み、家電は毛布でくるみ、照明器具のランプはとりはずし....と全く問題なし。

翌日にブレーメンに届ける(同じメンバーで来るとのこと)旨を確認し、約45分で終了しました。やっぱりパッキングを頼むとラクチンですね♪



入居当時(2011年5月)。引越時の記事はこちら


現在。


窓からの景色。赤茶の草が生えているところの下は自転車置き場。



その後は、Rotaが空になった部屋の掃除を頑張りました。バスルームも台所もほぼ一人でシコシコ掃除してくれている間、Kapiは応援したり、横になったりで良いご身分です(笑)


Rotaがんばり中。



すべての作業を終えた後、大学に寄って秘書さんにアパートの鍵を預け(後日、秘書さんが不動産屋の最終チェックに立ち会ってくれる事になっています)、我々も一路ブレーメンへ。




翌日、約束通り10時半に業者さんが到着。今度は、家の中を土足で歩き回ってほしくないので、家の廊下部分だけに新聞を敷き詰め、業者さんの出入りは廊下のみにしてもらいました。

搬入作業も約45分で終了。ブレーメンの家は日本式の3階でエレベータなしなので、太っちょおじさんは上がってくるたびにヒーヒー言ってました。

最後に書類のやりとりをしているときに、支払いは現金でということが判明し(!)、Rotaは近くの銀行までマラソンするハメに。契約したときに支払い方法は全く書かれていなかったので、終了後に指定されるのだろうと思っていたのですが(それなりに高額なので銀行振込かなと思っていた)、なんとなんと現金だったとは。Rota、お疲れさまです。

そんなこんなで、とりあえず無事に引っ越し終了。

と、思ったのですが、夜になってハッと「ポスターが入った額縁が届いてない!」ということに気がつきました。段ボールには入らない大きさだったので、毛布にくるんで運んでいたのは見ていました。すぐにメールで問い合わせをしましたが、もう夜7時だったので返事は明日かなと思っていたところ、夜9時頃に「すぐに確認します」という返信がありました。

翌朝、メールチェックをするものの特にその後の返信はなし。どうなっているのかなーと思っていたところ、午前11時くらいにピンポーンと呼び鈴がなり、太っちょおじさんがヒーヒーいいながら額縁入り毛布を持って来てくれました。

これで完全終了です。食器類もすべて無事でトラブルはなし。
めでたしめでたし。


荷物は少しずつ片付けはじめていますが、まぁ、のんびりゆっくりやることにしましょう。


とにもかくにも、これで週末ごとの移動がなくなるので二人ともホッとしています。特に、妊娠が判明して以降、Rotaの移動(ミュンスターからの通勤含む)が半端なかったので、体力的にかなり負担だったと思います。


さぁ、ブレーメンでの新生活スタートです!
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Farewell Party

2013-06-13 22:17:48 | ドイツ生活

来週から産休に入るため、今週いっぱいで大学を離れます。
というわけで、昨日(6/12)はFarewell Partyを開催しました。
イギリスと同じく、ドイツでも去る人が自ら世話人としてパーティーを開きます。

ここ最近、大学を離れる人が続いていて数週間ごとにさよならパーティーがあったので、少しは趣向の違うものしようと、日本食でおもてなしすることに(少しだけど)。

前の日には肉だんごを作成、当日の朝に巻き寿司(きゅうり&たくあん、きゅうり&ツナマヨ)を作り準備万端。その他には、ブレーメンとミュンスターのアジアンショップで仕入れてきた「かっぱえびせん、わさびピーナツ、しょうゆせんべい、日本の飴、ごぼう饅(冷凍)」を用意。何人くらい参加してくれるのか全く見当がつかないので、多めにということで普通のポテチやスナックも用意しました。ドリンクはミュンスター地ビールとジュース。(パーティーグッズの買い出しはRotaの多大なる協力で成り立っております。感謝!)


午後4時からのパーティーに、思った以上に参加してくれた人が多くて嬉しかったです。最近は全然会っていなかった先生数人もわざわざ別の建物から来てくれたりしました。

そして、ボスからの一言のあと



立派な花束と



大学のロゴ入りベビー服(ベビー服を売っていることすら知らなかった)&カードをみんなからのプレゼントとしていただきました☆


気になるおもてなし料理は、キュウリとツナマヨの巻き寿司と肉だんごが特に売れ行き好調でした。あとは中華饅をみたことがない人が多いようで、興味をもつ人がそこそこいました。どうやら気に入ったようです。


わさびを食べたことのないポルトガル人が、わさびピーを食べてものすごい顔をしたのが印象的でした(笑) ドイツ人はわさび好きが結構多いような気がするのですが。。。


そんな感じで、無事にパーティーが終わりホッとしている今日この頃。

明日が最後の大学出勤日です。
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すったもんだの?契約延長

2013-06-06 20:10:18 | ドイツ生活

ミュンスターに来て2年と1ヶ月。元々の契約は先月の5月31日で終了だったのですが、プロジェクトの延長(半年間)に伴って、Kapiの契約も半年延長されることに。

プロジェクトの延長はだいぶ前に決定していました。

通常であれば、何の問題もなく大学との契約更新&就労ビザの更新をすればよいだけなのですが、そうは問屋が卸さないという状況に陥っていました。


ドイツでも日本と同じく、出産予定日の6週間前から産休が取得でき、出産後8週間の産休中は就労禁止です。その後は育児休暇を最長3年までとれることになっています。

働く女性の場合、雇い主は妊娠中および育休中の女性を解雇することを法律で禁じられているので、働く女性は安心して職場に戻る事ができるのです。


しかし!これはパーマネントの職に就いた場合であって、任期付採用であるKapiのケースはかなり違ってきます。


ややこしい話になるのですが、産休後に少なくとも半年、できれば1年くらいは子育てに専念したいなと思っているKapi。つまり、最短で今年の12月に復帰することになります。

一方で、契約延長は今年の12月末まで。この12月末でプロジェクトが完全終了するので、再延長は一切ありません。

そう、復帰したい時期と契約終了が同時期なのです。

しかも、新契約は6月1日からで、2週間だけ働いて産休に突入するという、悲しいかな全く戦力にならない人材ということになります。


プロジェクト的には妊婦との契約更新は全く問題なかったのでよかったのですが、くせ者が大学の人事課でした。お給料を出しているプロジェクト(大学とは関係のない外部プロジェクト)がGOサインを出しているというのに、ほとんど働かない状態となるKapiを果たして大学所属の研究員として雇うかどうかが問題となるとのこと。所属学科のベテラン秘書さんでさえ、今までこういうケースがなかったために大学側がどのように判断するかは全くわからないとのこと。


ラッキーなことに、ボスがこういうことに関して前向きに考えてくれる人だったので、ベテラン秘書さんと共にいろいろと積極的にサポートしてくれました。大学の人事科が公平に雇用しているかどうかを第三者的に判断する機関にコンタクトを取ってくれて、「採用するべし」との判断をいただけたのが一番大きかったのではないかと思います。


そんなこんなで、いろいろな書類を手配しつつも、5月末ギリギリになるまで契約延長ができるのかどうか最終判断を待たなくてはなりませんでした。


今回の件、Kapi的にはどうしても契約延長をしたいという狙いがありました。

なぜなら、仕事をしているかどうかで、育休中に国から支払われる助成金が全然ちがうのです。仕事をしている場合、お給料の65%が支払われるのですが、専業主婦の場合は月300ユーロのみになってしまうのです。これは非常に大きな違いです!


そんなこんなで、ボスや秘書さんに時間と労力をかけてサポートしてもらったおかげで、無事に契約延長にこぎつけることができました。


もうひとつ、ややこしい問題となったのが大学の契約更新と就労ビザの関係について。

大学側は契約延長するにあたって「ビザ」が必要とのこと。役所側は「居住&就労ビザを発行するためには大学との契約書が必要」という、"にわとりと卵"的な矛盾した状況が発生してしまいました。

おかげで、最初の役所訪問では書類不備で手続き完了できず。

結局はボスが作成した契約期間が書かれたレターを持参して、2度目のトライでうまくいきました。ドイツはビザ発行に関しては、あまり厳しくないうえに、すぐに発行してもらえるので救われました。そうじゃないと、新契約開始の6月初日にビザが間に合わないということになってしまうはめになるところでした。



2年前のビザ発行と大きく違った点がひとつ。

以前はパスポートにビザのシートを貼付けていたのですが、今は電子ビザなるものに変わっており、クレジットカードと同じ大きさのカードとして発行されます。電子ビザの作成には3-4週間かかるとのことで、お役所からカードの準備ができましたよという手紙が届いた後、役所に取りに行きます。というわけで、昨日カードを受け取りに行き、今回の契約騒動が無事一件落着です。

ちなみに、発行に時間のかかる電子ビザカードの代わりとなる書類を大学に提出し、その後契約手続きは滞りなく進みました。


これからは、入国審査のときに「パスポート、電子ビザカード、ビザカード補足事項がかかれた紙」の3点セットを持っていないと入国できないことになるようです。今まで、パスポートだけ持っていれば良かったのに、ちょっとめんどう&無くしてはいけない重要物が増えてしまいました。


ま、とにもかくにも無事に契約延長できて、よかったよかった。


(覚え書き)ビザ延長に必要な書類
- apartment contract
- latest 3 months salary statements
- ID photo
- insurance card
- Visa Application forms
- Letter from University
- Passport
- 80 euro for issuing commission
- 10 euro for paper certification of "Beantragung eines Aufenthaltstitels" (optional)

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