ポスドク夫婦の海外珍道中:ヨーロッパ生活あれこれ日記

4年3ヶ月の週末婚(イギリス&ドイツの2カ国4都市)を経て、現在ブレーメン在住。旅行、子育て、日々の生活など。

Concert at St. Paul's Cathedral

2010-07-09 21:39:43 | 音楽
ロンドンに住んで1年ちょいですが、観光客がたくさんいるようなロンドンの有名所にはあまり訪れていません。

週末にわざわざ人ごみにもまれに行く気がしないというのが主な理由。


で、昨夜はじめてSt. Paul's Cathedralへ。故ダイアナ妃とチャールズ皇太子が結婚式を挙げたところです。遠くから見たことはあったけれど、中に入るのは初めて。





この寺院は有名なだけあって入場料が高い(10ポンドくらい)ので特に足が遠のいていましたが、コンサートが開催されるとあらば話は別です。


ロンドンで一番(唯一)気に入っているLondon Symphony Orchestra、演目はベートーベンの第九、しかもチケット料金は20ポンド!入場料金を考えると、とってもお安いではないですか!ということで、すぐにチケットをゲットして楽しみにしていました。


会場近くの広場では、路上ピアノで演奏している若者がいました。




このピアノはイベントの一環で、路上に普通に置いてあり、だれでも弾いていいものなのです。この青年も自分の世界に入り込んで、おそらく自作?の曲を演奏していました。かなり上手かったです。弾き終わった後、大勢の観衆が拍手していても、おじぎをするでもなく、歓声に応えるでもなく、じつに淡々とスーパーのビニール袋をさげて帰って行きました。


本題のコンサートですが、座席はステージすぐ横のブロックでステージに近いのはよかったのですが、なんせ教会という特殊な環境のため、横の壁が視界を邪魔し、見えるのはコントラバス隊の背中だけ。指揮者は前のデカイおばさんの頭でほとんど見えず。ソリストはソプラノ歌手だけが立ったら見え、コーラス隊はギリギリ端っこの3人くらいだけが見られました。


音楽だし、視覚よりも聴覚で楽しむべし!と気持ちを切り替えましたが、教会という特殊な環境のため、残響音がミックスされまくって、ものすごく「ボワボワ~」な音に。さすがは教会、残響音は7秒くらいありました(カウントしたKapiです)。
第九を聴いているというよりも、第九風の別の曲を聴いている感じ。


指揮者がかなり速い演奏をしていたため、ソリストがちゃんとついていっていない印象。ちょっと残念。


いままでも教会のコンサートは何度か行ったのに、最近はご無沙汰だったため、教会での交響曲はイマイチだということをすっかり忘れていました。ソロ演奏や小規模コンサートなら文句無く良いのですが。


ま、コンサートとセントポール寺院見学のコラボということで、雰囲気を楽しめてよかった(かな?)。






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野外オペラ 

2010-07-04 20:49:14 | 音楽
先週末のこと。


ブレーメン市郊外で開催される野外オペラに行ってきました。


会場はショッピングモールの横にある川沿いの特設ステージ。



ショッピングモール。


夜8時からの開演ですが、まだまだ明るいドイツの夏。




これが会場。


通常の劇場とは逆で、ステージ奥にオーケストラが陣取り、手前側がステージになっていました。


演目は初めて観る「トゥーランドット」。


オーケストラがスペクタクルだとのことで期待大で行きました。たしかに壮大な音楽でした!
川に作ったステージである利点を大いに活かし、ボートをこいで出演者が現れたり、クレーンに吊られて登場したり、なかなか目の離せない演出で楽しめました。


今年で4回目の野外オペラとのこと。来年はカルメン。これはまた是非観に行かなくては!






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