10/3
7am 起床。今日は片付け&もろもろのお掃除の日。午前中、ウィンドブレーカーやバックパックを手洗い。さすがに水が真っ茶色。どれだけ砂まみれだったのかがよくわかる。ウィンドブレーカーはキャンプファイヤーの煙の匂いがしっかりしみついていて、洗っても全く効果なかった。
12:30 Kathと合流。Alex家へ。ランチをごちそうになる。Alexの奥さんJennieも地質系の研究者で、昨日が退職日だったとのこと。ビーフシチューとキッシュのどちらがいいかと言われ、「両方食べたい」と言ってみんなに笑われた。食後、Western Australian Museumから借りている備品類(冷蔵庫やもろもろ)を再度PRADOに積み込み、Geoff家へ。閑静な住宅地にあるGeoff家の前に止めたモンスタートラックから、荷物をテラスに運び出す。食料が結構余っていた。日持ちしないものはGeoffとAlexに、日持ちするものは次回のフィールドワーク用にストック。使用したswagは日向で天日干し。ご近所さんが引っ越しかと勘違い。一段落した所で、ガソリンスタンドへ。安いスタンドを探しながら走る。
モンスタートラックお掃除中のKapi。大型トラックの窓ふき初体験、面白かった。トラックのガソリンタンクは超巨大なので、満タンにするのにかなり時間がかかった。
3:30pm 解散。
10/4
8am 起床。9:30 Kathと合流。Carolineをピックアップして、今日はパース郊外にあるWestern Australian Museumのオフィスへ。博物館とは別のところ。オフィスでGeoffと合流。Alexはお仕事でメルボルンへ。トラックから荷おろし。広い駐車場で、テーブル、イス、テント、キッチンセットなどなど、フィールドで使ったほとんとすべてのものをきれいにクリーニング。テントをジャブジャブ水洗いし、天日干し。天気がいいし、今日は気温も高いのですぐに乾いた。フィールドワークの多いMuseumということで、備品専用の大型倉庫があって驚いた。しかも管理が徹底されている。Geoffの指示のもと、すべての備品をもとの場所に戻す。
1:30 トラック&Quad-Bikeを返却しに行く。このモンスタートラックとQuad-Bikeともお別れかと思うと、ホントに寂しい。PRADOに4人乗って、Goeffを家へ送り届ける。4pm 解散。Carolineと一緒に、今回のフィールドワークの公式ブログ@Natural History Museumをカフェにて作成。
10/5
8am 起床。今日はGeoffがパースからほど近い、海岸沿いのフリーマントルを案内してくれることに。Carolineと共に電車でフリーマントルへ。途中の駅でGeoffと合流。Maritime Museum, Round Tower、きれいなビーチなどなど、Geoffのおすすめ所を散策。
フリーマントル。
ギロチン体験中。
ランチはGeoffおすすめのお店でフィッシュ&チップス。
Caroline注文の車エビのフライ。
地ビールの醸造パブ&ドイツビールのパブをハシゴ。ビリヤード(オーストラリアではポールというらしい)で遊ぶ。大学時代にたった一度だけやったことのあるビリヤードにKapiも挑戦。その後、Geoffの知り合いが続々と集結し、大ビリヤード大会。たまたまそこに居合わせたドイツ人旅行者カップルも巻き込む。8:30pm みんなで近くのイタリアンへ移動(ドイツ人カップル含む)。11pm Geoffの彼女の車でホテルまで送ってもらう。長い一日だったが、楽しくすごせてよかった。
10/6
今日は唯一の丸一日完全フリーな日。ということで、パースから日帰りで行けるロットネスト島へ行くため6am 起床。パースからでるボートに乗り、フリーマントル経由でロットネスト島へ。
ボートから見たパース中心地。
エメラルドグリーンの海。
島内を一周するバスに乗ったところ、なんとバスの窓からクジラが見えてびっくり。遠かったけれど、はっきりと黒い尾びれが見えた。バスの乗客はKapi以外、誰も気がついていなかったので、次に見えたら周りの人に教えてあげようと思ったが、2回目の幸運には巡り会わなかった。ホエールウォッチングのボートツアーは完売で申し込めなかったけれど、予想外のバスから見られて満足。
白い砂浜で青い海を見ながら、一人まったりすごす。
ロットネスト島に来た一番の目的、Quokka (クオッカ)もたくさん目撃できて大満足。
とってもかわいい。でもネズミの仲間です。
一日中よく歩いた。6pm パース着。
10/7
7am 起床。8:30 ホテルを出て、歩いてWestern Australian Museumへ。途中、Carolineとばったり出会い一緒に向かう。Alexと合流し、車でMuseumのオフィスへ。今回見つけた隕石の重量をはかったり、顕微鏡で観察。
観察中。いつもはすでに薄片(顕微鏡観察用に薄くスライスしたもの)になっているものばかりを見ているので、隕石本体をじっくり観察できたのは実は初めてだったので嬉しかった。
Geoffが見つけた隕石。
過去に同じような地域で収集された隕石もついでに観察。その他、隕石の整理のお手伝い。Carolineとブログ作成などなど。
4:30pm 解散。
別チームのMarleneからメール。今日パースに帰ってくるとのこと。しかし、彼女、フィールドで足をくじいたらしい。
10/8
7am 起床。今日もAlexとCarolineと共にオフィスへ。隕石整理のお手伝い。Museumの鉱物コレクションを見せてもらう。大きな専用倉庫(もちろん空調完備)の棚に積み上げられた数々のコレクション。
今日はAlexと会える最後の日ということで、オフィス近くの日本食レストランでお別れパーティー。Alexの奥さんJennieも合流。残念ながらGeoffは今日は別のお仕事で来られず。テリヤキ弁当boxを注文。刺身や天ぷらまであって、しかもとても美味しかった。値段もそんなに高くすぎず、総合点でいうと海外で食べた日本食の中でもトップ3に入る。こういうお店がロンドンにもあればいいのにと心底思う。
4pm Alexに車でパース市内に送ってもらう。みんなでハグをしてお別れ。また学会などで会える日を楽しみにしよう。
お土産を見ながらウロウロしていたところ、Carolineから「Geoffが一緒にごはん食べようって」という連絡が入る。よかった、Geoffにはもう会えないかと思っていたのですごく嬉しい。Marleneも誘って6pm 待ち合わせ。Marlene, 杖をついて現れた。
Marleneのチームの話で、衝撃的な事実を聞いた。なんと、彼らはフィールドで隕石コレクターに出会ったとのこと。むむむむむ、、、今回、なかなか隕石がみつからなかったこととやはり関係があるのか。。。真実はわからないが、いい気分はしない。ちなみに、別チームは14日間のフィールドワークで見つけた隕石は1個。しかも、やはり古い隕石だったとのこと。2008年に落ちた隕石は一体どこにあるのかーーーーー。
イタリアンで食事をした後、カフェでコーヒー。Geoffと固いハグをして、お別れ。Alex, Geoffをはじめ、素晴らしいチームに参加できて本当に良かった。目的の隕石はみつけられなかったけれど、一生忘れられない貴重な経験ができたと心から思う。みんなに感謝。
10/9
いよいよロンドンに帰る日。とはいっても、出発時間は夜10時半なので、昼間は最後の観光にいそしむ。ホテルチェックアウト後、そのまま荷物を預け、まずはパース動物園へ。
面白いもので、フィールドで鍛えられた効果を一番感じたのが爬虫類館。いままでは、そこまでじっくりみたことがなかったヘビコーナーに釘付け。今回フィールドで遭遇したヘビはどの仲間なのか、こんな色じゃなかった、こんな顔でもなかった、こんな大きさじゃなかった、、、などなど、興味津々。フィールドでのお気に入りだったBobtailを見て、本物はこんなヤワじゃなかったなどと一人思ったり。
じっくり動物園を堪能した後は、Western Australian Museumへ。まだ博物館を見ていなかったので、最後に観に行く。博物館自体はロンドンの博物館より小さいが、隕石コーナーはかなり充実していて正直「負けた」と思った。世界的隕石収集地の強みを感じた。
6pm Marleneと合流し夕食。8pm タクシーにて空港へ。さらば、パース。さらば、オーストラリアの砂漠。。。
行きと同様、ドバイ経由&約20時間のフライトを経て、無事ロンドンに到着。数日前にロンドンでのテロ警戒が再度話題になっていたが、空港内は何もかわらず平常通りでちょっと拍子抜け。
というわけで、隕石探査のレポートはこれにて終了です。長いレポートを読破してくださった読者の皆様、ありがとうございました。残念ながら、フレッシュな隕石は見つけられませんでしたが、非常に貴重な体験をすることができて本当に大満足のフィールドワークでした。今回の探査に参加することができて、本当にラッキーだったと思います。ロンドンに帰って来た後、友人に「帰って来て何が一番食べたくなった?」と聞かれ、「フィールドでお昼に食べたチーズ&トマト&サラミのサンドイッチが食べたくて、自分で作ってランチに食べた」と答えたKapi。どれだけ今回のフィールドワークが充実していたかがおわかるになるでしょうか。
次回、狙うは南極隕石探査か!?
7am 起床。今日は片付け&もろもろのお掃除の日。午前中、ウィンドブレーカーやバックパックを手洗い。さすがに水が真っ茶色。どれだけ砂まみれだったのかがよくわかる。ウィンドブレーカーはキャンプファイヤーの煙の匂いがしっかりしみついていて、洗っても全く効果なかった。
12:30 Kathと合流。Alex家へ。ランチをごちそうになる。Alexの奥さんJennieも地質系の研究者で、昨日が退職日だったとのこと。ビーフシチューとキッシュのどちらがいいかと言われ、「両方食べたい」と言ってみんなに笑われた。食後、Western Australian Museumから借りている備品類(冷蔵庫やもろもろ)を再度PRADOに積み込み、Geoff家へ。閑静な住宅地にあるGeoff家の前に止めたモンスタートラックから、荷物をテラスに運び出す。食料が結構余っていた。日持ちしないものはGeoffとAlexに、日持ちするものは次回のフィールドワーク用にストック。使用したswagは日向で天日干し。ご近所さんが引っ越しかと勘違い。一段落した所で、ガソリンスタンドへ。安いスタンドを探しながら走る。
モンスタートラックお掃除中のKapi。大型トラックの窓ふき初体験、面白かった。トラックのガソリンタンクは超巨大なので、満タンにするのにかなり時間がかかった。
3:30pm 解散。
10/4
8am 起床。9:30 Kathと合流。Carolineをピックアップして、今日はパース郊外にあるWestern Australian Museumのオフィスへ。博物館とは別のところ。オフィスでGeoffと合流。Alexはお仕事でメルボルンへ。トラックから荷おろし。広い駐車場で、テーブル、イス、テント、キッチンセットなどなど、フィールドで使ったほとんとすべてのものをきれいにクリーニング。テントをジャブジャブ水洗いし、天日干し。天気がいいし、今日は気温も高いのですぐに乾いた。フィールドワークの多いMuseumということで、備品専用の大型倉庫があって驚いた。しかも管理が徹底されている。Geoffの指示のもと、すべての備品をもとの場所に戻す。
1:30 トラック&Quad-Bikeを返却しに行く。このモンスタートラックとQuad-Bikeともお別れかと思うと、ホントに寂しい。PRADOに4人乗って、Goeffを家へ送り届ける。4pm 解散。Carolineと一緒に、今回のフィールドワークの公式ブログ@Natural History Museumをカフェにて作成。
10/5
8am 起床。今日はGeoffがパースからほど近い、海岸沿いのフリーマントルを案内してくれることに。Carolineと共に電車でフリーマントルへ。途中の駅でGeoffと合流。Maritime Museum, Round Tower、きれいなビーチなどなど、Geoffのおすすめ所を散策。
フリーマントル。
ギロチン体験中。
ランチはGeoffおすすめのお店でフィッシュ&チップス。
Caroline注文の車エビのフライ。
地ビールの醸造パブ&ドイツビールのパブをハシゴ。ビリヤード(オーストラリアではポールというらしい)で遊ぶ。大学時代にたった一度だけやったことのあるビリヤードにKapiも挑戦。その後、Geoffの知り合いが続々と集結し、大ビリヤード大会。たまたまそこに居合わせたドイツ人旅行者カップルも巻き込む。8:30pm みんなで近くのイタリアンへ移動(ドイツ人カップル含む)。11pm Geoffの彼女の車でホテルまで送ってもらう。長い一日だったが、楽しくすごせてよかった。
10/6
今日は唯一の丸一日完全フリーな日。ということで、パースから日帰りで行けるロットネスト島へ行くため6am 起床。パースからでるボートに乗り、フリーマントル経由でロットネスト島へ。
ボートから見たパース中心地。
エメラルドグリーンの海。
島内を一周するバスに乗ったところ、なんとバスの窓からクジラが見えてびっくり。遠かったけれど、はっきりと黒い尾びれが見えた。バスの乗客はKapi以外、誰も気がついていなかったので、次に見えたら周りの人に教えてあげようと思ったが、2回目の幸運には巡り会わなかった。ホエールウォッチングのボートツアーは完売で申し込めなかったけれど、予想外のバスから見られて満足。
白い砂浜で青い海を見ながら、一人まったりすごす。
ロットネスト島に来た一番の目的、Quokka (クオッカ)もたくさん目撃できて大満足。
とってもかわいい。でもネズミの仲間です。
一日中よく歩いた。6pm パース着。
10/7
7am 起床。8:30 ホテルを出て、歩いてWestern Australian Museumへ。途中、Carolineとばったり出会い一緒に向かう。Alexと合流し、車でMuseumのオフィスへ。今回見つけた隕石の重量をはかったり、顕微鏡で観察。
観察中。いつもはすでに薄片(顕微鏡観察用に薄くスライスしたもの)になっているものばかりを見ているので、隕石本体をじっくり観察できたのは実は初めてだったので嬉しかった。
Geoffが見つけた隕石。
過去に同じような地域で収集された隕石もついでに観察。その他、隕石の整理のお手伝い。Carolineとブログ作成などなど。
4:30pm 解散。
別チームのMarleneからメール。今日パースに帰ってくるとのこと。しかし、彼女、フィールドで足をくじいたらしい。
10/8
7am 起床。今日もAlexとCarolineと共にオフィスへ。隕石整理のお手伝い。Museumの鉱物コレクションを見せてもらう。大きな専用倉庫(もちろん空調完備)の棚に積み上げられた数々のコレクション。
今日はAlexと会える最後の日ということで、オフィス近くの日本食レストランでお別れパーティー。Alexの奥さんJennieも合流。残念ながらGeoffは今日は別のお仕事で来られず。テリヤキ弁当boxを注文。刺身や天ぷらまであって、しかもとても美味しかった。値段もそんなに高くすぎず、総合点でいうと海外で食べた日本食の中でもトップ3に入る。こういうお店がロンドンにもあればいいのにと心底思う。
4pm Alexに車でパース市内に送ってもらう。みんなでハグをしてお別れ。また学会などで会える日を楽しみにしよう。
お土産を見ながらウロウロしていたところ、Carolineから「Geoffが一緒にごはん食べようって」という連絡が入る。よかった、Geoffにはもう会えないかと思っていたのですごく嬉しい。Marleneも誘って6pm 待ち合わせ。Marlene, 杖をついて現れた。
Marleneのチームの話で、衝撃的な事実を聞いた。なんと、彼らはフィールドで隕石コレクターに出会ったとのこと。むむむむむ、、、今回、なかなか隕石がみつからなかったこととやはり関係があるのか。。。真実はわからないが、いい気分はしない。ちなみに、別チームは14日間のフィールドワークで見つけた隕石は1個。しかも、やはり古い隕石だったとのこと。2008年に落ちた隕石は一体どこにあるのかーーーーー。
イタリアンで食事をした後、カフェでコーヒー。Geoffと固いハグをして、お別れ。Alex, Geoffをはじめ、素晴らしいチームに参加できて本当に良かった。目的の隕石はみつけられなかったけれど、一生忘れられない貴重な経験ができたと心から思う。みんなに感謝。
10/9
いよいよロンドンに帰る日。とはいっても、出発時間は夜10時半なので、昼間は最後の観光にいそしむ。ホテルチェックアウト後、そのまま荷物を預け、まずはパース動物園へ。
面白いもので、フィールドで鍛えられた効果を一番感じたのが爬虫類館。いままでは、そこまでじっくりみたことがなかったヘビコーナーに釘付け。今回フィールドで遭遇したヘビはどの仲間なのか、こんな色じゃなかった、こんな顔でもなかった、こんな大きさじゃなかった、、、などなど、興味津々。フィールドでのお気に入りだったBobtailを見て、本物はこんなヤワじゃなかったなどと一人思ったり。
じっくり動物園を堪能した後は、Western Australian Museumへ。まだ博物館を見ていなかったので、最後に観に行く。博物館自体はロンドンの博物館より小さいが、隕石コーナーはかなり充実していて正直「負けた」と思った。世界的隕石収集地の強みを感じた。
6pm Marleneと合流し夕食。8pm タクシーにて空港へ。さらば、パース。さらば、オーストラリアの砂漠。。。
行きと同様、ドバイ経由&約20時間のフライトを経て、無事ロンドンに到着。数日前にロンドンでのテロ警戒が再度話題になっていたが、空港内は何もかわらず平常通りでちょっと拍子抜け。
というわけで、隕石探査のレポートはこれにて終了です。長いレポートを読破してくださった読者の皆様、ありがとうございました。残念ながら、フレッシュな隕石は見つけられませんでしたが、非常に貴重な体験をすることができて本当に大満足のフィールドワークでした。今回の探査に参加することができて、本当にラッキーだったと思います。ロンドンに帰って来た後、友人に「帰って来て何が一番食べたくなった?」と聞かれ、「フィールドでお昼に食べたチーズ&トマト&サラミのサンドイッチが食べたくて、自分で作ってランチに食べた」と答えたKapi。どれだけ今回のフィールドワークが充実していたかがおわかるになるでしょうか。
次回、狙うは南極隕石探査か!?