ポスドク夫婦の海外珍道中:ヨーロッパ生活あれこれ日記

4年3ヶ月の週末婚(イギリス&ドイツの2カ国4都市)を経て、現在ブレーメン在住。旅行、子育て、日々の生活など。

妊婦検診: 初めての婦人科

2013-04-25 17:38:21 | 妊婦時代

妊娠検査薬ではっきりと陽性が出た当日(11/20)、さっそく婦人科の予約をすることに。しかし、今までドイツで婦人科にはかかったことがありません。まずはネットで婦人科検索をすることに。

行きやすさ、患者の評価などをチェックした結果、大学と家との中間で、しかもよく行くスーパーの近くにそこそこ良さそうな医院がありました。たしか、以前大学の友人がここの婦人科にかかっていると言っていたところです。

英語が通じるか心配ではありましたが、とりあえず電話でチャレンジ。以前、眼科にかかったときには先生よりも受付の人の方が英語が上手だったので、今回もなんとかなるだろうと願いながら。


「英語は話せますか?」(ドイツ語)

「Nein!! (No!!)」

「・・・・・。私は妊娠してます。予約をとりたいです。」(さらにドイツ語で頑張ってみたKapi)

「*|~=)"#%&%*&'()|=%'0 (以下略)」

「・・・・・。そちらに行きます。。。。」



というわけで、電話での予約は撃沈し、そのまま婦人科へ直接乗りこむことに。



医院に到着すると、受付のおばちゃんがすぐに「あ、さっきの電話の人ね」とわかってくれたようでした。必要になりそうなドイツ語の単語はすでに調べてあったので、陽性反応の出た妊娠検査薬を見せながら、先生の予約を取りたい旨を告げ、無事翌日の午前中に診てもらうことに。




2012/11/21 (Wed)


予約の時間の10分前に医院に到着。カルテ作成のための書類とかあったら困るなーと思っていましたが、とくに自分で書く必要がある書類はありませんでした。

待合室で待つこと数分。さっそく名前が呼ばれ、尿検査をするようにとのこと。婦人科に来るにあたり、妊娠検査の初診で何をするか、医師に何を質問されるかはネットで事前に調べてあったので、対応するドイツ語をノートにメモしていたため、会話の中の単語から何を言われているのか大体理解できました。


その後、再び待合室で待ち、いよいよ先生とご対面です。40代くらいの優しそうな男の先生です。待合室まで迎えに来てくれた先生に、開口一番

「英語は話せますか?」

先生は大丈夫でした。ホッとひと安心。もし、先生も英語NGだったら別の医院を探さなくちゃと思っていたので。


まずは応接室へ通され、尿検査の結果はやはり陽性、妊娠確定であることを告げられました。そして、隣にある診察室へ移動し、内診を開始。


診察室には普通の横になるベッドと開脚式の分娩台のような椅子の2台があり、まぁ日本もドイツもそう変わりません。


「そこのカーテンの奥で下を全部脱いだら、こちらに来てください」


と言われ、部屋の角で支度。日本のようにスリッパを履いているわけではないので、下はスッポンポンのまま靴を履き、先生の待つ開脚式の椅子まで歩いて移動。椅子にも靴を履いたまま乗りました。先生との間にはカーテンも何もないので、バッチリ目の前ににこやかな先生のお顔が(笑) まぁ、この辺りのことはドイツで妊娠した方のブログなどで情報を得ていたので特にマゴマゴすることもなく、また気にするようなタチではないので、全然大丈夫でした。


「今日はたまたまアシスタントが休みだから、あなたにもお手伝いしてもらいますよ。」


手伝うって何をするんだろうか。。。と思っていると、「はい、ここ持ってて」とL字状の金属棒の端を持たされ、「はい、もうちょっと自分の方にひっぱって~」と指示がでました。


様は感染症チェック&経膣超音波検査をする際に入り口を広げるお手伝いをしたわけであります。


モニターで超音波の画像を見ながら、ちゃんと妊娠していることを再度確認。先生が「これが赤ちゃんだよ」と指し示すところには黒い小さな点。「ふーん。そうなんだ。先生よくわかるなぁ。」というのが正直なところ。


その後、触診で乳房検査をし(これは初回だけとのこと)、応接室に戻りました。

まずは出産予定日を教えてくれました。先生には「よくこんなに早くに妊娠したことがわかったね」と言われました。そしてカルテ作成のための問診が開始。名前、生年月日、最終月経日、妊娠/出産回数、結婚日、本人の既往歴、家族の既往歴、現在の症状など、聞かれるであろう予想質問をすべてドイツ語でノートに準備していたので、そのノートを見せたところ、先生は嬉しそうに「VERY GOOD!!!!」の連発です。事前準備していて本当によかった。一応、辞書も持参していましたが、使うことはありませんでした。


先生からの注意として、

1. 生肉、生魚、冷たい魚(マリネ等)は食べてはいけない
2. チーズは加熱していないものは食べてはいけない(プロセスチーズはOK)
3. 紅茶は1日2杯まで、コーヒーは1日1杯まで。
4. アルコールはダメ
5. スポーツは水泳がおすすめ
6. 12週を過ぎたらEU圏内であれば飛行機を使った旅行OK
7. 毎朝1錠、葉酸&ヨード等が入ったサプリメントを3週間飲むように(ドイツはヨード不足による甲状腺異常の確率が高いとのこと)。7錠入りのサプリメントの箱をくれ、なくなったら薬局で買うとのこと。



葉酸サプリメント。無料でくれました。


こちらからした質問は

8. たまに頭痛があるが薬はどうしたらよいか → パラセタモールは妊婦が飲んでも大丈夫(結局今のところ一度も飲んでないけど)
9. 週末にブレーメンへ車or電車で行くのは大丈夫か → 全く問題ない

とのこと。

ブレーメンとミュンスターでの週末婚であることを伝えると、なんと先生はブレーメン生まれのブレーメン育ちだということが判明。Rotaが住んでいる地区を言うと、いい所だねと言ってくれました。


先生の診察&面談がすべて終わり、再び待合室へ戻ります。その後、処置室のような小さな部屋に連れて行かれ、血液検査/体重測定/血圧測定を受けて本日の全行程終了です。先生にはMutterpass(ムッターパス、日本の母子手帳にあたる)は次回の検診の時に渡すと言われていたのですが、血液検査等をやった後にアシスタントのおばちゃん(=受付にいたおばちゃん。おそらく助産師)が「ハイこれ」と渡してくれました。


トータルで45分の診察と相成りました。受付で初診料(10ユーロ)を払おうとしたところ、今おつりがないから次回でいいとのこと。



医院を出て、さっそくRotaに電話。妊娠確認されたこと、内診のことなどを伝え、二人でよかったよかったと喜びました。


すぐには大学に行く気分ではなかったので、近くのパン屋で休憩がてらお茶をしてから職場へむかったKapiでありました。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あゆこ)
2013-04-26 22:20:23
きっちり事前準備をするところがKapiちゃんらしくて笑えた
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☆あゆこちゃん☆ (Kapi)
2013-04-26 22:46:09
ふふ、そうでしょう。自分で言うのもなんだけど(笑) 
ドイツ語できない分、しっかり準備していかないとラチがあかないことが多いからね~。
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Unknown (Ai)
2019-01-31 17:50:28
初めまして、ドイツ在住の者です。
先日妊娠が分かり、ネットでいろいろ検索したところKapiさんのブログを見つけ、読ませていただきました!
質問なのですが、妊娠中は生野菜は控えてましたか?サラダなど。
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☆Aiさんへ☆ (kurakura0101)
2019-01-31 21:45:38
はじめまして。ご懐妊おめでとうございます!
外食や出来合いのサラダは避けていたような気がします。家では食べてましたよ😊 また何かあればお気軽にどうぞ!
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Unknown (Ai)
2019-02-01 01:21:36
お返事ありがとうございます!
初めての事だらけでいろいろ不安なのでまた何かあったら教えてください!
ちなみに私の夫もポスドクです笑
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☆Aiさんへ☆ (kurakura0101)
2019-02-01 02:18:31
ご主人が同業者とのこと、 一気に親近感が湧きました😊 海外での妊娠&出産はいろいろ不安ですよね。私に答えられることでしたら何でも情報提供いたしますので、いつでもどうぞ!
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