暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

裏方

2018年11月29日 | 古民家

 器用な方はいるもので・・・特に、70歳過ぎの方々は・・・

モノが無い時代を経験しているだけに・・・無いものは作ってしまえ・・・しかも・・・

そのお父さんや・・・おじいさんは、さらにその感覚が強いように思えて・・・

そんな環境で育てば・・・自然と手先が起用になってしまったのではないかと思います・・・。

(器用でない方々も、当然いらっしゃいますが・・・)

伝統工芸品・・・どの職種にも見られる後継者不足・・・

たとえば・・・手漉きの和紙・・・無形文化遺産になって、少し話題になった事もあります・・・。

漆器の器などの・・・漆塗り作業・・・・仕上げ作業は一番の見せ場ですが・・・

漆器の需要が増えている訳では無く・・・職人の高齢化は進んで・・・その後に続く方は少なくなっています・・・

もっと深刻なのは・・・和紙の材料つくり・・・楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・・・・・

育てる方がすごく減ってきていて・・・そんなに儲かる訳でもなく・・・すごく手間のかかる仕事です・・・。

地味な作業に魅力を与えるような部分が見えてこなければ・・・継ぐ方もいなくなるのは、しょうがないのでしょうか・・・?

漆を塗る木で出来た器・・・木を伐採して乾燥して・・・製材して・・・器に向く材を選別して・・・

削って器の形状に加工する方も後継者が減ってきて・・・良い生地が出来なくなっています・・・。

伝統工芸と言っても・・・多くの方々の丁寧な仕事が積み重なって、工芸品は生まれてきます・・・。

一人の一人の手仕事が大切で・・・どれか一つが欠けてもいけないんですね・・・。

裏方がカッコいい・・・・・そんな風に想います。

 

 

 

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