錆びた面影を追いかけて振り向いて見ても・・・
手の届かない遠い所に・・・テクテクと一人で遊んでいるように・・・
いつまでも、おぼつかない足取りで笑っている・・・。
懐かしい記憶はどこまでも居残りで・・・人気のいなくなった学校の校舎みたいに怪しくて・・・
転がるように時間は過ぎても・・・変わらない景色が夢のように浮かんで・・・
田舎の町並みも・・・古い街道の道筋も、夢うつつのままに残されてしまう・・・。
風が吹けば良い噂は聞こえてこないけれど・・・春一番が心地よく・・・
新しい町が生まれるみたいに・・・次の世代が息をひそめている・・・。
届かない想いがいつまでも残るのは・・・楽しい噂が手に入ると・・・
次の楽しみを見つけるまで忙しくて・・・またその次が手に入れば、またまた次が待っている・・・
変わる毎日も・・・変わらない毎年も・・・町並みも変わる場所と変わらない時がある・・・。
人の記憶に向けらる・・・小さな想いはいつまでもおぼつかない。