暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

正しい

2019年03月27日 | 古民家

 家が傾くと、体調がすぐれなくなります・・・・。

床が傾いたまま暮らしていると・・・慣れてくるそうですが・・・気分が悪くなる方も多いようです・・・。

地盤沈下が大きな問題になった地域・・・・・にわか業者が来て・・・・

原因もはっきりしないのに、とりあえず床だけ張り替えて済ましたり・・・

無理な工事で家を持ち上げて・・・少しすると・・・また沈下してしまったり・・・

傾いたままでは・・・・建物の加重が部分的偏り・・・・(柱1本辺りににかかる負担は、通常の倍以上になる事があります。)

地震や台風のときに倒壊する恐れもあります・・・。

片方の足に体重を掛けて立っている状態を思い出して下さい・・・。

建物の傾きは・・・・・思ったよりも深刻な状態なのです・・・。

石の上に柱が立っている・・・「石場建て」の建物では・・・傾きや・・・沈下が少なからず見受けられます・・。

耐震を気にされる方でしたら・・・沈下の修繕もそうですが・・・

傾きの調整も大切な修繕として考えて・・・・床や建具を取り替えたりの工事だけで済ませることの無いようにしてほしいと思います・・・。

床や土壁を剥がして建物を持ち上げたり・・・引っ張ったりの工事で・・・かなり大掛かりな内容にはなりますが・・・

今まで100年・・・大切な家族を守って来た住まい・・・これからの100年・・・同じように暮らしを支えてくれるのです・・・

建築当初に近い状態に戻してあげる事で・・・・地震にも・・・台風にも持ち堪えられる造りになります・・・。

現代のように、壁をたくさん作って・・・・窓を極力少なくする建物とは違います・・・。

傷んだ部分を取り替えて・・・・現代に合わせて、少しだけ設備は新しくして・・・

断熱も・・・ほんの少し良くなる工夫をして・・・正しい修繕が大切です・・・。

心落ち着く・・・快適な空間は人それぞれの想いで変わってきます・・・・。

古い建物=ゴミ・・・そんな考え方を変えて・・・・日本の伝統と思えば・・・宝物に見えて来ませんか?

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 記憶 | トップ | 見据えた »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿