暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

年の瀬

2022年11月30日 | 古民家
 言葉を落とした集まりみたいに、無口が続いて凍える時間に・・・
メラリと炎は命を映して、伸びる影がまあるく囲めば・・・遠く吸い込まれる闇の空へ・・・
火種は吐息の一つに見えて来る・・・。

厳かな気分は・・・大人も子供も変わらず、12月に師走と聞こえて来れば・・・
ワタワタと足踏み・・・訳も無く忙しいはずなのに・・・
どこかいつもと相も変わらず・・・いつもの買い物を続けている・・・
誰もが手を止める時間があったと思うのも・・・古い生活を繋げていた頃の話で・・・
積もった時間もそそくさと過ぎてしまうと・・・1年の締めも、新年も・・・
新鮮な心持で迎える心配りが見えなくて・・・つまらない日々が始まるような気もする・・・。

神棚や仏壇に手を合わせる習慣は・・・教える親も、その親からも・・・
教わりもしないでいると・・・先人を感じる昔ばなしは出来ないのだろう・・・。
暮らしで出会うすべての行いに感謝して・・・1年の労と、新しい年を迎える神妙な時間は・・・
それぞれの過ごし方があるとしても・・・
地域で育って来た過ごし方が、どれだけ特別で・・・どれほど唯一無二な伝統文化だと思いもし無いでいる・・・。
思わず迎えた、静かな年の瀬で・・・穏やかな暮らしを思い返す時間はあったのだろうか。
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