暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

人気無く

2022年10月29日 | 古民家
 忘れられたかもしれない町の中を歩いて・・・空気は動いているのに人の模様は見えなくて・・・
遠くに影を見つけても・・・そそくさと家の影に消えて行く・・・。
見知らぬ町でも無いのに・・・昼のさなかに見知らぬ人が動けば・・・
影は影へと逃げて、人気の無い町に戻って行く・・・。

売地に空き家の姿を見かけるようになると・・・手を取り合う様に広がり始めて・・・
人の流れも車の流れも姿を変えて・・・静かな時間が流れて行く・・・。
点と点を結ぶ歩みが早くなると・・・間に置かれた時間は空虚に流れ・・・
細かな文化の流れと・・・時代の育みは忘れ去られ、いつしか狭間に飲み込まれてしまう・・・。

栄枯盛衰・・・永遠の世の中は続くようでどこかで行き止まり・・・
悲しい時代も・・・懐かしく思える時間の流れに手伝い・・・
今の世が一番不確かに思えても・・・現実はいつも目の前を歩いている・・・。
大小地域に転がる特別でも無い言葉や暮らしの文化は・・・忘れがちでも、ずいぶんと守られ・・・
ふとした時に想い出し温めてくれる・・・。
そんな気持ちに帰るには・・・幼い頃の暖かな自然の暮らしと、特別でも無い穏やかな暮らしが必要な気がします。


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