暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

質素

2019年03月29日 | 古民家

 草食男子・・・肉食系女子・・・・少し落ち着いた肉文化・・・?

和食が無形文化遺産になりましたが・・・・江戸時代や・・・それ以前も・・・

庶民の食生活は・・・一汁一菜が基本の生活・・・・

魚が食卓(卓は無のですが)に並ぶ事も少なかった食生活は・・・質素を絵に描いたような様子だったように思います・・・。

それでも・・・イノシシやキジ・鹿など・・・坂本龍馬の最後の晩餐になったかもしれない軍鶏鍋・・・

鳥は以外に食されていて・・・牛やブタも一部地域や・・・特殊な職種の中で食される文化もあったそうです・・・。

江戸時代、多くの人は、朝炊いたご飯で・・・お昼の食事・・・夕飯のご飯と・・・1日3回もご飯を炊くことは無く・・・

明治・・・昭和と時代は過ぎて、西洋文化が入ってきて・・・・日本の産業が元気になるまでは・・・

まだまだ下町の空気が漂っていて・・・・みんなが貧しく・・・今日よりも明日・・・明日よりも明後日・・・

もっと良い暮らしを夢見て・・・みんなが一生懸命働いていたし・・・質素な食生活でも・・・

元気で前向きな日本だったと思います・・・。

ジビエ料理も・・・下処理の方法や・・・保冷技術のおかげで、比較的クセ無く・・・

おいしく頂ける時代になりました・・・。

日本の肉文化が進まなかったのは・・・天武天皇・・・聖武天皇の時代から・・・仏教の教えで・・・

殺生はいけません・・・から始まり・・・江戸末期・・・明治までその風潮は続きましたが・・・

何度も禁止令が出ていたと言う事は・・・食べる人も多かったのだと言う事らしいです・・・。

食生活の改善・・・衛生環境の改善・・・・西洋医療の発展が・・・日本の健康文化を広めて来たのは間違いありません・・・。

ユネスコの無形文化遺産となっていますが・・・それは懐石のような、一般庶民には少し縁遠い部分のような気がして・・・

(和食の定義は、多彩で新鮮な食材・・・栄養バランスにすぐれた・・・季節の移ろいの表現・・・年中行事との繋がり・・・など

 この定義では、質素な食事には思えないですね。)

江戸時代の庶民の素朴な食事が、文化遺産になったとも思えません・・・。

でも・・・各地に残る・・・今では若い方もあまり食べないような煮物や佃煮のようなお惣菜・・・

塩分取りすぎにならなければ・・・郷土料理と言われる庶民の食事こそが・・・

日本の無形文化遺産になるのかな・・・と想います。

 

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