暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

町の風景

2022年04月08日 | 古民家
 道端に埋もれている雑草を・・・サラリと持ち上げようとすると・・・
踏ん張りどころはここぞとばかりに、強い力で跳ね返されて・・・
ようよう抜けない雑草魂は・・・こんな所に落ちているんだと感心する・・・。
名も無い花では無いにしろ・・・派手でも無い花を広げて・・・
野原の顔になっている・・・。

大輪の花を並べる祭りごとの町並みでは無く・・・
ひっそり装う宿場の出で立ち・・・。
中には陣屋などと迎え入れる場所があるけれど・・・
人の賑わいと・・・縦横交わう人の流れが育んだ町の活気に・・・
暮らしの豊かさと・・・生き生きした、人のおおらかさが生まれている・・・。

住みかとしての住まい造りはあっても・・・場所造りとして、住まいを作る事の少ない今では・・・
表現豊かな表があって・・・家族が繰り返す毎日があっても・・・
関係が深まり・・・地域がにぎわう時間は少なくて・・・
イベントに集まる人の顔が・・・ユラユラと目に付くだけ・・・。
そっと手に・・・広がる町の風景が、どれだけ厚い人の心で支えられているのか・・・
関わる・・・集う・・・認め合う・・・。
新しい暮らしのカタチが生まれる・・・愛しい町の流れが。

コメント
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